無機質な目、これが怖い。
なにが怖いってサメである。海で出くわしたくない魚の不動のチャンピオンである。ちなみに海の最強チャンピオンはサメではなくシャチである。シャチにかかれば、サメなんて玩具同然に弄ばれて殺されてしまう。
体のサイズにもよるがイルカもサメを恐れない。特にバンドウイルカの成獣ともなると、サメは子イルカの敵とみなしてあっという間に突き倒してしまう。映像でみたが、高速で突っ込んで、サメのどてっぱらを突いて、逃げ惑うサメを徹底的に痛めつけて追い払う。哀れサメはふらふらになって海底に沈んでいく。
しかし、古代において最強の怪物として君臨していた巨大サメ、いや巨大怪獣メガロドンとなると話が違う。とにかくデカい。現在、地球最大の哺乳類であるシロナガスクジラをもはるかに上回る巨体で海を跋扈していた。
私も博物館でメガロドンの口の骨(レプリカ)をみたことがあるが、デカい、とにかくデカい。私が立って歩いて口の中に入れるほどにデカい。こんな怪獣が太古の海を泳いでいたのだから恐ろしい。そしてこのメガロドンを映画のネタにしたのが表題の作品。
まだコロナ騒動が起こる前、映画館のポスターで見て是非とも観たいものだと思っていたが、果たせなかった映画である。映画館のデカいスクリーンでこそ楽しみたいモンスターパニック映画であるからして、論理的矛盾だとか細かい点を突っ込んではいけない。
ただ、ただメガロドンの暴れっぷりを楽しめば良い。はい、私この手のおバカ映画が大好きです。DVDでの鑑賞であったのが唯一の悔いですが、まぁ楽しかったから良しとしましょう。でも、2作目はどうしようかな?無理に観る必要はないことは分かるのですがね。