ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

自転車

2020-10-16 13:23:00 | 日記

安かろう、悪かろうって当たっていることが多い。

昔の人は、安物買いの銭失いと云ったが、上手いことを言う。子供の頃から大の自転車好きであった私だが、この三年ほどは自転車なしで暮らしていた。

理由は歩く為である。体重増加と筋力の衰えを感じたので、古くなった自転車を廃棄して、歩くことに専念した。おかげで少しは痩せたと思っていた。ところが、今年に入り出歩く機会が激減した。そのせいで太った。

そこで軽くジョギングしてみたら、曲がる時にふらつくことに気が付いた。どうも太ももあたりの筋肉が、以前よりも細くなっているようだ。妙に思ったが、よくよく考えると、歩く時はあまり腿を上げることは少ない。

自転車に乗って都内の古本屋巡りをしていた時は、一日数時間は自転車を漕いでいたから、太ももの筋肉が衰えることはなかった。どうも歩くだけではダメなようだ。

そんな訳で、この夏に久々に自転車を購入した。安いものだと1万円以下で購入できる。だが、私は自転車に関しては安物買いはしないと決めている。自転車は構造が簡単なだけに、手を抜こうと思えばいくらでも抜ける。

私の十代の頃は数年おきに買い替えねばならぬほど、自転車を酷使したので、安いパーツが駄目なことを熟知している。高級自転車ではない普通の自転車であっても、ブレーキパーツやワイヤーなどは決して安いものは怖くて使えない。

実際、郊外によくある家電量販店の一角で売られていたシナ製の安いママチャリなんて、一年も経たずして故障が頻発しているのをこの目で見ている。よく自分で修理していたので、近所の方が相談に見えたが、ちょっと分解しただけで頼りないワイヤーに気が付いた。これじゃ、持つ訳がない。

安いのには理由があるのですよと言って、近所の家電量販店でワイヤーを買ってきてもらい、ワイヤー交換だけはしてあげた。ただしブレーキ本体はプロ(自転車屋)に任せた方が良いと助言しておいた。ここは重要部品なので、素人の私では責任負いかねるからだ。

このご時世、安いものに目が向くのは致し方ない。しかし、自転車は車両である。本来の人間が持つ速さ以上の速度で移動を可能にする道具である。自転車を十数台乗り継いだ経験からして、一万円以下の自転車は必ずどこかで原価を削って安い部品を使っている。

特に一番危ないのはフレームと溶接箇所である。安い自転車は、質の悪いフレームと下手な溶接で済ませている。これは両手離しの運転をすれば、すぐに分る。真っ直ぐに走らせるのが難しいのだ。

フレームが歪んだ自転車に乗るのは危ない。安心して自転車に乗りたいならば、最低でも15000円前後、出来たら2万円を超える程度の国産ブランド自転車に勝るものはないと、私は断固主張したいです。

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ユネスコ

2020-10-15 11:57:00 | 社会・政治・一般

法形式に適合しているからといって、正しいとは言えないこともある。

日本ユネスコ協会連盟といった組織がある。いわゆるNGO(非政府組織)であり、ちゃんとした日本の公益財団である。決して違法な組織ではない。ただし、国連の外部組織であるユネスコの日本支部ではない。あくまで日本独自の組織である。ぶっちゃけユネスコを名乗っているだけで、本来のユネスコとは直接の関係はない。

それでも慈善活動だってやっているし、表向き怪しい組織でもない。ただ、時々妙な発言をすることがある。善意の受け売りというか、あるいは善意にかこつけた悪意とでもいうのか、そこのところは分からない。内部事情は知らないが、それでもおかしいことは良く分かる。

その一例が、朝鮮人学校の無償化である。

現在、日本の高等学校は公立校は無償化され、私立高には補助がある。その制度を朝鮮学校に適用することを、何故だか日本ユネスコ協会連盟が求めている。

バカなのか?

現在、日本には外国人の子弟を受け入れている私塾とも云うべき教育機関がいくつもある。有名なのはアメリカン・スクールだが、他にもシナ人ご用達の孔子学院やインド人向けのスクールなどがある。朝鮮学校もその一つに過ぎない。

これらのスクールは日本の学校教育法に基づく教育機関ではないため、日本とは異なる教育プログラムを使っている。インドの二桁の掛算が有名だが、孔子学院の超スパルタ詰め込み教育も知られている。

これらの私設スクールは本国の援助を受けているものもあるが、基本私塾であるからして高額な授業料で運営は賄われている。日本政府の公費の補助を受けていないからこそ、自由なプログラムが可能である。

良い面ばかりではない。孔子学院などは、先進国へのスパイ養成機関だとアメリカから批難されている。朝鮮学校では、ひたすらに日本を敵視した教育を行っているのは周知の事実だ。

私ごとだが、私が十代の大半を過ごした三軒茶屋の街には韓国人居留区があり、また三宿の交差点ちかくには朝鮮人学校があった。小学生の頃までならば、私は近所のコリアの子供たちと普通に遊んでいた。

しかし、彼らが朝鮮学校へ通うようになると、たちまち敵対関係に陥った。私の進学したS中学の隣は朝鮮学校であり、入学式の日、塀越しに鉄パイプや木刀でフェンスを叩いて威嚇してくるコリアの生徒たちに驚いたものだ。

後年になって、幼馴染から聞いた話だと、日本人と仲良くしていると、学校の教師や上級生、クラスメイトから激しく怒られ、暴力を振るわれるとすまなそうに言われた。私は世田谷公園での乱闘中に、彼に助けられた経験があるので、むしろこちらが恐縮したほどだ。

現在も朝鮮学校は、その基本的な姿勢は変わっていない。とはいえ、次第に日本社会に同化していく在日コリアは、徐々に国籍を日本に変え、同胞から遠ざかるようになっている。だからこそ、かつては不仲であった北コリア出身者と南コリア出身者が互いに手を取り合うようになっている。

気を付けたほうが良い。少数派になればなるほど思想は過激になり、行動は暴力的になるのは、日本もコリアも同じこと。かつての在日コリアには余裕があった。しかし徐々に人数を減らし少数派の悲哀を感じた今、如何に日本政府にたかるかを考えている。

おかしなことに、そんなコリアに媚び売る日本人がいるから頭が痛い。そんな日本人が紛れ込んでいると思われるのが、日本ユネスコ協会連盟だろう。

繰り返しますが、この慈善団体は国連のユネスコ日本支部ではありません。あくまで独自に運営される公益法人です。立派なこともされているようですけど、おかしな発言もあるので注意が必要だと思います。

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ブドウ

2020-10-14 13:04:00 | 健康・病気・薬・食事

今年はブドウの当たり年だと思っている。

地域差はあると思うが、首都圏に出荷されるブドウの多くは甲州、すなわち山梨県から出荷される。今年は台風の直撃が関東は、ほぼなかったのだけでなく、8月の日照がブドウを甘く仕上げてくれた。

巨峰にビオーネ、シャインマスカットと今年は大粒のブドウが美味しかった。おかげで毎日、飽きずにブドウを食べている始末である。もっとも果実の甘さは、案外とカロリーが多い。太り過ぎを気にするお年頃なので、一日に9粒までと決めている。

反面、ちょっと残念だったのが夏の果実のうち桃であろう。冷やした桃は、涼を取るには最適なのだが、8月が出荷のピーク。だから7月には収穫されてしまう。そして関東地方は7月は曇り空が多かった。

スイカやメロンは、けっこう地域差があったように思う。いずれにせよ、8月に店頭に並んだものよりも、9月に並んだもののほうが甘かった。やはり果実の味は天候に左右されるのだと痛感した。

ちなみに一番多く食べたのは巨峰だった。一日9粒までと決めているので、一房買うと食べ切るのに数日かかる。だから買う時は、まず茎を良く視る。緑色なら大丈夫。買ってきたら、その茎を斜めに鋭く切る。

そして先端の少し甘みが落ちる部分を一粒とって、それを茎に刺しておく。こうすると、ブドウが少しだけ長持ちします。是非、お試しあれ。

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弔問外交

2020-10-13 11:25:00 | 社会・政治・一般

初めに書いておくと、私は中曽根・元首相があまり好きではない。あの人を見下す姿勢が、どうしたって好きになれない。

しかし、首相として大きな功績があったことは認めている。この人ほど率直に日本の置かれた立場を「アメリカの不沈空母」だと表現した日本国首相はいない。

この発言を屈辱的に感じるとしたら、それは日本人として真っ当な感覚である。

おそらく中曽根も多少の差はあれども屈辱感を持っていたと思う。でも敢えてその思いを心の奥底に眠らせ、日本国首相として、日本の置かれた軍事的な立場を公にしてのけた。

このアメリカの下っ端として、またアメリカの使い走りとしての現実を堂々と認めた中曽根は、アメリカから大いに褒められたのは当然である。時の大統領であるレーガンが「ロン・ヤス」との友好関係をアピールするほどに、中曽根の発言はアメリカを喜ばせた。

この中曽根のファインプレーを、現在の日本の近隣諸国と比較してみれば、その価値がよく分かるはずだ。ちょっと経済が成長しただけで、ウリナラはアメリカと同格だと勘違いして国際舞台で迷走する醜態をさらしている有様である。

シナに至っては、アメリカとの同等以上の立場を目指して、デカい態度をとってアメリカから敵対視されている。アメリカの掌で経済成長してきた現実が見えてないのだろう。

その点、長年アメリカと対峙してきたロシアは、黙って虎視眈々と国力増強を目指す悪賢さがある。また22世紀には世界最大の人口を抱える予定のインドは、シナがアメリカと敵対しているチャンスを逃さず、しっかりと同盟を結ぶ賢さがある。

そして、その同盟には我が日本もしっかりと参加している。日本のマスコミは口を濁しているけれど、アメリカ、オーストラリア、インドと日本の同盟は、対シナ封じ込めの同盟です。実質、軍事同盟に近い存在なのです。

これはインドと良好な関係を築いた安倍・前首相の功績ですが、その入り口に至る道を切り開いたのは、中曽根首相であったと思います。アメリカの軍事的従属下にあることを堂々表明したからこそ、信頼を築けたのだと思うのです。

その中曽根の葬儀に国費9千万円余を使うことに文句を言っている馬鹿がいる。

野党だけでなく、マスコミ、文化人などがあれこれといちゃもんを付けている。この人たち、弔問外交を知らないのかな?

中曽根は世界的に名の通った政治家であったが故に、その公葬ともなれば、世界各国の外交交渉の場を提供することになる。いわば世界会議を堂々と日本で開催するに近い感覚である。

その会場費、外国からの弔問客の警備などを考えれば、9千万円は格安であることが何故に分からないのだろうか。

中曽根は、現役を退いて月日が経っているので、トップクラスの要人は来ないだろう。そのかわり実務を取り仕切る実力者が、この絶好の機会を逃さずに来日すると予想できる。

おそらく軍事、経済などの外交折衝に長けた要人を寄こしてくるだろうから、上手く機会を作れば新たな人脈を作り、懸念事項の解決の下準備などに活用できることは確かである。

一般市民と、政府要人の葬儀は別物。おかしな平等思想で馬鹿を云わないで欲しいものだ。

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世界一美味しい手抜きごはん はらぺこグリズリー

2020-10-12 12:45:00 | 

手抜き料理、なんと魅力的な言葉なのだろう。

私は食べるのも好きだが、作るのもけっこう好き。でも正体はナマケグマである。可能な限り、楽して美味しいものを作りたい。そんな私にとってバイブルと云えるのが、ブロガーでもあるはらぺこグリズリー氏の料理本である。

前作「世界一簡単な煮卵の作り方」は新書サイズであったが、本作は二回り大きくなっての刊行である。写真も増えて、料理の初心者には嬉しい。この本の良いところは、一人前を基準にレシピを載せていることだ。

単身世帯には非常に嬉しい。たとえ人数が増えても、単純に倍にすれば良いので分かり易い。これは常々料理本を読むたびに感じていた私の不満でもあるので、敢えて強調しておきたい。

ただ沢山造ったほうが美味しい料理があることも確かだ。カレーなんかは、一人分作るのは不可能ではないが、面倒くさい。量が少なすぎて焦がしてしまう失敗を何度も繰り返してきたので、これは痛感している。

今回の料理本は、基本的には前作の延長線上であり、前作を読んで実際に料理した私には大変分かり易い。

ただ一点だけ問題がある。その問題は表題の著作でもなければ、著者の問題でもない。それは私の我儘というかド偏見なのだが、実は私は大の電子レンジ嫌い。だから電子レンジを使うレシピには手を出せない。

なんで嫌いかというと臭い。しっかりと掃除してある電子レンジからは臭わないが、そうでない奴からはある種の異臭を感じてしまう。この臭いは特殊みたいで、気が付かない人のほうが多い。

一応書いておくと、電子レンジは隅のほうに汚れが貯まり易いらしく、掃除しやすく設計されているものならは問題ないと思う。他人を不愉快がらせるのも嫌なので黙っているけど、コンビニ等の電子レンジ、たまに臭いがある奴があります。手入れの問題だと思いますけどね。

ところで私はナマケグマである。あまり小まめに掃除をする性質ではない。台所のシンクだけは、虫は湧くのが厭で小まめに掃除をするが、手を抜けるところはとことん抜く。

だから分かっている。電子レンジなんて絶対に手を抜くと。

なので最近の料理本は電子レンジを使うことが前提なので、私は困ってしまう。本音を云えば、電子レンジなしでも、ある程度料理は可能(当たり前だ!)なので、新たに買い揃える気もない。第一、狭い台所が余計狭くなるではないか。

そんな訳で、表題の作品中のレシピのうち、かなりのものが電子レンジを駆使するので、私には作れない。まァ要は焼けばいいのだと開き直って作っているものもありますけどね。

私は偏食とは無縁のなんでも食べる人ですけど、案外とくだらない理由で作らない料理もあるのです。まァ誰の迷惑になるでもないのでご容赦のほどを。

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