入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

また、夏の夜空が帰ってきた

2013年07月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 天気:晴れ、気温:25度C

 一昨日は思いがけなくも新月という幸運。夏の星空に、リサ・バティアシュビリのバイオリンの調べも流れるという、結構な舞台設定で一人星空観賞会が始まる。
 
 目に見える星の多くは、長いながい旅の果てにようやく地球に届いた光。琴座のベガも20数年をかけている。すぐ手の届きそうな頭上の星ぼしが、実際は気の遠くなるような遥か彼方、遠方の存在。そう納得するのがむずかしい。
 
 草原に寝ころび、星座に名を付け酔っぱらっていた羊飼よ、牛飼いよ、あなたたち先輩は、この宇宙をどのように考えていたのだろう。
 
 宇宙が誕生してから137億年。想像することすらできない時間。最もわれわれに近い恒星ですら、光の速度で4年以上もかかる。その広大さ。ボイジャーなら、何万年を要すだろう?
 
 神がいてもいい。しかし神ですら多分、この壮大な宇宙を知ることは、・・・なかったろう。

 その宇宙を、眺めている。


                         
 
 
コメント
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