入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「春」(32) 

2023年04月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 長野県、群馬県の2県を巡る1泊2日の旅で、3カ所の温泉を訪ねたのが先週のこと、さらにその翌日には入笠に上がり、打ち合わせなど2件の用事を済ませた。
 温泉行はずっと楽しみにしていたことで、冬の衣を脱ぎ変えるにいい機会となった。また、4月はすでに3回上に行っているが、芽吹きも始まり明るい陽光の中で、あの寂れた小屋の雰囲気が一転して若返ったように見えて、一冬を超えたご苦労を労い、喜んだ。
 寒さの酷しい信州の山国においては、明度を増した太陽の光と、新鮮な青い空は、花や小鳥たち以上に人が、ずっと待ち望んでいた季節だろう。





 いつもの年なら、白い花のイカリソウが咲き出すころには牧場の仕事が始まっている。ミヤコワスレの花もそのころにはまだ固い蕾のままだが、この分だとクリンソウばかりかミヤコワスレも追いかけるようにして花を咲かせ、見送る人のいない主の出立に"馬の鼻向け"をしてくれるかも知れない。
 桃色のイカリソウの花はすでに繁茂した葉の影に隠れつつあるが、白い花は初めて目にしたのが北信の雨飾山の山麓であったため、同じイカリソウでも白い花を咲かせるのは北に育つ種で、それゆえ咲き出すのも遅れて、もっと先だろうと思っていた。
 
 この白い花を咲かすイカリソウも、山野草に興味を持ち始めた10数年も前に、人から頂戴した。その後、多くの山野草は手をかけてやれないまま雑草に負けて絶えてしまった中で、この野草は生き残った。一見、か弱そうに見えて、しかしそうではない。いかにも北の国に育つ野草に相応しいと勝手に決め、思っている。
 
 かくて命の洗濯も済んだ。今週の半ばから山に生活の中心を移す。
               
                   *****     
 
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