ユアインネルン・アン・シュロス・シャルフェンスタイン(タイトル側が一般的で、こちらは広島市植物公園の銘板表記)。
ハイブリッドティー系の中でも古く、1892年の作出。ドイツ語で「シャールフェンステン宮殿の思い出」という意味らしい。
検索すると、比較的容易に出て来ますが、入手性は悪い方なんだとか。植物公園の銘板には「香」と書かれている事から、
芳香が楽しめる品種と分かります。色は鮮やかな赤ですが、若干紫が入っている感じ。
写真の状態では花びらが密ですが、最後には立派なカップ咲き(シベが見える頃のこと)となるようです。
花の開き具合は、実際に栽培されている方くらいしか観察が難しいので、どうしても調べた結果に頼らなきゃならない。
そして、調べた先に書いてあったのは、秋のシーズンは咲き方自体が異なるそうで!冬薔薇(ふゆそうび、と読む)は、
色鮮やかで日持ちが良い代わりに小ぶりな花という印象でしたが、霜が来るまでの短いシーズンとなるため、なかなか
見られないですねぇ。広島市植物公園は、結構寒くなる場所に有るのです。