プティット オルレアネーズ(広島市植物公園の銘鈑では、プティット オルネアレーズの表記)。
ケンティフォリア系、1843年以前(1900年発売の資料あり)、ポンポン咲き。
ケンティフォリア系は、ダマスク系xガリカ系から生まれたバラで、その名は100枚の花びら
(または葉)という意味があるそうです。
写真の個体はボタンアイが顕著に表れている花姿。プティット=小柄なということで、鉢植えでも
育てられる品種であり、やや暗色の掛ったローズピンクと強い芳香が特徴です。
最初、調べるのに「オルネアレーズ」で入力したらヒットせず、「Petite Orléannaise」で
外国語ページを見ると出て来る出て来る。で、「オルレアネーズじゃね?」と思って打ち換えたら、
普通に日本語ページもヒットした、と。時々、銘鈑表記が???な事があるんですよね。
シャポー・ドゥ・ナポレオン。モス系、カップ~ロゼット咲き。1827年 フランス(スイスの資料あり)。
ロサ・ケンティフォリア・ムスコサの枝変わり。
モスとは苔の意味。つぼみの形が苔生した様な状態なので系統の名前となりました。当品種の名前は、
横から見たらナポレオンハットの様に見えることから。んー、かなり強引な気もするが…
つぼみの大きさの割に、結構立派な花が咲きます。色はローズピンク。ロゼット咲きとは、写真の咲き
きった状態の時にシベ部分が「ボタンアイ」と呼ばれる形で露出し、花弁が巻いて来る形態。
つぼみ状態の頃から苔の様な柔毛の先に粘液が出て来て、弱いながらもダマスク香を漂わせます。
後で調べて知ったのですが、モス系を代表する品種らしいです。