7
夕方、また客人。アスパラガスを届けて下さった。わたしも、種から蒔いた夏野菜の数々を差し上げた。発芽をした種類だけ。箱一杯にして。昨年蒔いて育っている不断草も、欲しいと言われたので、根から掘り上げて、持っていってもらった。
8
朝顔の種蒔きは明日に回した。明日もする仕事がある。あるということになる。すると生きていていいことになる。生き甲斐が生まれる。明日が早く来ないかなあという期待ができる。お布団の中に入ってもそれがはぐくまれる。
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夕方、また客人。アスパラガスを届けて下さった。わたしも、種から蒔いた夏野菜の数々を差し上げた。発芽をした種類だけ。箱一杯にして。昨年蒔いて育っている不断草も、欲しいと言われたので、根から掘り上げて、持っていってもらった。
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朝顔の種蒔きは明日に回した。明日もする仕事がある。あるということになる。すると生きていていいことになる。生き甲斐が生まれる。明日が早く来ないかなあという期待ができる。お布団の中に入ってもそれがはぐくまれる。
5
お昼は、女房殿にカレーうどんを作ってもらった。食べ終えて、歯磨きをして、ごろん。やっぱり疲れてたんだ。うとうとして眠りこけた。ここちよいお昼寝。目覚めても心地よかった。昼寝はこの頃では珍しいことだった。
6
3時前に客人が来訪された。1時間ほどでお帰りになった。近くの園芸店に行った。朝顔の種を買って来た。大輪の混合。ペチュニアも5株。色とりどりの。帰宅して、ペチュニアを鉢植えにした。飾った。
3
それから韮を抜いた。これもたくさんある。抜いて株分けをして、別の場所に植え替えた。抜いた跡にも、やはり蔓なし隠元豆細莢の種を蒔いて行った。耕して施肥して土作りをして。最後にたっぷり水撒きをした。午前中はこれで終わった。
4
こころも満ち足りた。どうしてこころが満ち足りるのか、分からないが、満ち足りた。疲れているが、疲れが嫌にならない。
炬燵を片付けた。炬燵の長方形テーブルはそのまま。ノート型パソコンの台になる。寒い朝の時には、膝掛けを置くことにした。今日は外の気温は22℃を超えた。もうよかろう。ついでに部屋全体の大掃除を女房殿にしてもらう。清潔になった。積んだままのものは、捨てた。
さ、夏。部屋に夏を迎えることとする。夏は、夏という名の凛々しいお嫁さん。白無垢の花嫁衣装を着ておいでになるだろう。
1
午前7時40分には畑出勤。11時45分に午前中の仕事を終えた。その間4時間。休憩なし。11時を過ぎたら、日射しが強くなった。日射病になるかと心配した。
2
何をしたか。小葱を抜いた。たくさんたくさんある。それを抜いた。抜いたのは、秋口にまた植えることになる。抜いた跡地には、耕して施肥して、蔓なし隠元豆の種を蒔いて行った。
1
そろそろ牡丹花が散る。咲いた花は散らねばならない。花の役目は終わる。次の春までは無花だ。その間は、蝶も人も訪れては来ない。きれいだきれいだの賞賛を浴びることはない。もちろんこれは牡丹に限ったことではない。花を咲かせたものは、すべてその定めに従う。花の時は短い。短いときのあとに、長いときが来る。長いときは、すべて、次の花のときを夢見て過ごす。それで耐えられる。
4
風が書斎を吹き抜ける。南も北も窓を開け放っている。夏風のような風が吹き込んで来る。涼しい。ツバメさんがクチュクチュチュ、コチュコチュユと鳴いている。ツバメさんの鳴く音を聞くと、ああ、いよいよ夏だなあと思う。
でも、我が家には来て下さらない。家の中に巣を作って子育てをするのが、当たり前だったのだが、防犯を気遣って、夜も朝も、窓を閉めるようになってしまった。これじゃ、早朝の餌取りに行けない。ツバメさんは幸福を運んでくる鳥として大切にされていたのだが、そうしなくっても幸福な時代背景になってしまうと、ツバメさんは歓迎されなくなった。昼までも窓は開いていないのだ。入って来られるはずもない。
日本に渡ってきたツバメさんは、では、いったい何処で子育てをしているのだろう。
3
オドリコソウが満開だ。踊り子がスカートを広げて、くるくる舞って、ダンスを踊っている姿をしている。スカートの色はピンク。風に膨らんでいる。これは雑草。垣根に咲き誇っている。摘んで来ると手が臭い。嫌な臭いではないが、かなり強い匂いだ。何処にでもあるから、誰でも目にしているはず。花壇に咲いているわけではないから、目に止まらないのかもしれない。近づいてよく見るとなかなか可憐な花である。モデルになってもらって、絵に描いてみようかな。
2
雲雀が啼いている。大空を上下している。麦畑ももうかなり伸びて来た。穂を着けている。まだ青々としている穂だが。そろそろ巣を作って子育てに入るかもしれない。
日の隈山の山麓辺りでは、何やら名前をしらない小鳥の鳴き声もしている。極樂から渡って来たのかもしれぬ。聴いている者がそう思うのなら、それはそれで極楽鳥としておこう。うっとりするくらいいい声だ。聞き惚れる。
1
7時40分より農作業を開始した。11時45分に午前中の分を終了した。途中休憩は無し。日射しがきつい。きつい日射しの下での農作業は、4時間で限界か。この老爺にとっては、そうだ。何をしていたか。小葱を抜いた。そこを土作りした後に、蔓なし隠元豆を蒔いた。それから、韮を抜いて、株を小分けにして、そしてそれを別の場所に移植した。最後に水撒きをした。
そうか、醤油屋さんが醤油と酢を配達に来て、わたしの農作業を見て、話しかけて来られたんだった。その時には手を休めた。