友人三人で飲み会。居酒屋で。ぐだぐだぐだと飲んで延々3時間も。ふう。飲んだ。千葉にいる同級生が久しぶりに帰郷した。それで。都合のつく者で。刺し身と天麩羅と茶碗蒸しとご飯と吸い物と香の物。腹が満ちた。飲まない一人が送り迎えをしてくれた。満月が夜空に輝いていた。美しかった。元気で会えたことを感謝した。
友人三人で飲み会。居酒屋で。ぐだぐだぐだと飲んで延々3時間も。ふう。飲んだ。千葉にいる同級生が久しぶりに帰郷した。それで。都合のつく者で。刺し身と天麩羅と茶碗蒸しとご飯と吸い物と香の物。腹が満ちた。飲まない一人が送り迎えをしてくれた。満月が夜空に輝いていた。美しかった。元気で会えたことを感謝した。
その7:
夕方になったら、水撒きをする。夏野菜や花の種を蒔いているから、そこに水を撒く。発芽温度は20度。もう条件はかなえられている。発芽も進んでいる。裏手のずらりと列んでいる「ミヤコワスレ株分け花壇」にも。このところ数日雨が降ってくれない。
することがある。老爺にもこれだけやることがある。捨てたもんじゃないな。
その6:午後になってから、やること。
檀家寺に行く。4月29日に予定されている檀家寺主催「グランドゴルフ大会」の参加者名簿ができあがったから、これを届けに行く。残念ながら、この地区内の参加者は3人しか集まらなかった。わたしは今年はお寺の雑用係になっている。係の名は「壮年会地区代表」だが。午後はお寺に戻ってカラオケ大会。係になっているが、わたしは参加をしない。麻痺の足ではゴルフは無理だ。
その5:これはやろうと思ったがやらなかったこと。
掲示板に、「ただいま、庭に美しい牡丹が咲いています。中に入って見て下さいませんか」と書いて、通りに面したところに立て掛けておいたら、よかろうと思った。「わあ、きれい」を言ってもらったら、咲いた甲斐があるというもの。でも、ちょっと大袈裟かなあと思って、この案は引っ込めた。
死んだ父が植えておいた庭のツツジも色とりどりできれいだし。
その4:
庭は花盛り。紫色の牡丹の大輪が一群れに11個の花房をつけている。いまが見頃。見てあげないといけない。これだけ美しく咲いたのだから。きっと愛情(=肥料)をもらっている主人様に、一番に見てもらいたいだろう。「きれいだきれいだきれいだ」と感歎の言葉を連発してほしいに決まっている。だから、そうした。要望に応えて、「きれいだ」「あなたはきれいだ」をもういいだろうというくらい連発した。
その3:
娘が、耕耘機を使って畑を耕してくれるというので、残っていた畑の草を慌てて抜いて、耕耘機が使いやすいようにした。土埃にまみれた。すると、「いや、今日は行くところが出来たので、明日にする」という。だったら慌てることはなかった。耕耘機は、この老爺は左足麻痺では、動きについていけないのである。そんなに大型の耕耘機ではないのだが。
その2:
合計6個の細型プランターに、新しい培養土を加えて、そこに4粒ずつ蔓なし隠元豆を蒔いていった。培養土を運び込むのに、疲れてしまった。烏が、近くの電線に止まって見下ろしていたので、ほじくられてしまうかもしれない。♪ 爺が種蒔きゃ烏がほじくる ♪ あの通りになるかもしれない。烏は知能犯だからなあ。豆の収穫時期は7月頃か。もっとずれ込むか。
午前中の作業その1;
昨日切り倒された渋柿の柿の木を、ノコギリと剪定鋏で、燃やせるように細かくした。椅子に座り込んだ姿勢で。上着を脱いで下着だけになっていたのに、日射しが強くて汗を掻いてしまった。ごしごしごしとノコギリを引くのは、力が要る。もう少し枯れたら燃やそう。
往生の下品下生(げぼんげしょう)の我が傍に妻の小さく添ひたまひけり 薬王華蔵
*
これも落選した歌。一回で3首投稿できる。これは死後の世界を想定した歌。
*
往生。極楽往生ができるかどうか。できないかもしれない。これは、できたと仮定しての歌。往生のあり方に、数種類がある。上品(じょうぼん)、中品(ちゅうぼん)、下品(げぼん)のそれぞれに、上生(じょうしょう)、中生(ちゅうしょう)、下生(げしょう)があるので、合計すると9種類あることになる。詳しくは知らない。
*
わたしは、死後、やっとのやっとで、その往生の最下層の下品下生を許されていた。そこでの修行を積んで行けば、上品まで登り詰めて行ける。現世をともにしてくれた妻が、此処までも付き従ってくれていた。それを泣いているのである、死後のわたしは。妻の死を待ってだから、同時間ではない。わたしはまだ下品のままで過ごしていたのだ。
*
我が傍らに妻が居る。此処は現世。後世はどうなるかは分からないのだが。
貧しくして生きられる雲なのだろうひとひら赤く海に来ている 薬王華蔵
*
これも落選した歌。
*
わたしの書く歌は、選ばれない。情に過ぎているからだろうか。そうかもしれない。情に過ぎている。
*
海の上に雲が来てひとひら浮かんでいる。貧しそうな雲だ。貧しくして生きられる雲なのだろう。夕日が射して来て赤く染めている。貧しいのは、雲ではなくて、わたしなのだが。
*
歌を詠む。詠んでこころを慰めようとする。しかしそれは、歌にはなっていないかもしれない。