
ウェディング・ケーキ入刀
親友畝尾の愛娘昌子ちゃんの結婚式に招かれ、チャペルでの挙式と披露パーティーでお慶びをしてきた。
新郎と昌子ちゃんの馴れ初めは、お互いが某新聞社岡山総局時代の5年前に遡る。その彼は今では大阪本社社会部で大阪地検を担当する敏腕記者である。
昌子ちゃんの就職口を頼まれたが当方は役立たずで、彼女の自力で新聞社の仕事に就いたのだが、結果的には大正解だった。就職のみならず、永久就職まで自らの手で掴んだのだから。
披露宴では形式ばったことを一切割愛し、新郎新婦の学友や同僚によるスピーチと余興で大いに盛り上がった。極めつけは新聞社の同僚たちが制作した「結婚お祝い号」、並びに新郎のゼミ仲間の手になる「号外」が、この日のために特別発行され、参列者に配布されたことだ。二人の馴れ初め、エピソード、皆さんの祝辞などが紙面一杯に展開されており、口頭スピーチと違って活字で残るので、世界に一つの記念新聞となった。A3版だが折り目をつけるのは忍びないので、軽く丸めて持ち帰った。
昌子ちゃんの義兄にあたる楽天イーグルスの愛敬投手は目下ファーム入りとはいえ、結婚式には参列できずメッセージを「結婚お祝い号」に寄稿していた。会って一日も早い一軍カムバック祈願を本人に伝えることが叶わず、ただ一点の心残りだった。
私ども夫婦の席は、畝尾夫婦・畝尾弟夫婦と同テーブルで、まるで兄弟待遇を受け嬉しくも恐縮至極だった。これで畝尾の二人の愛娘の結婚式に参列でき、逆にわが長男の結婚式にも臨席して貰った。(勿論、三人の倅の結婚式の引き出物は、畝尾が心を込めて制作した備前焼の作品。)
畝尾との付き合いは、高校時代に遡り43年来になる。まさに無二の親友と呼べる間柄で、これまでの人生の様々な局面で苦楽を共にしてきたといっても過言ではない。
昌子夫婦の末永いお幸せと共に、畝尾家族との親交が益々深まることを祈念するばかりだ。

結婚お祝い号と号外

両親並びに新郎・新婦の謝辞

引出物の新作マグカップ