てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

サクランボ泥棒

2007-06-10 22:04:55 | 暮らしと生活
 店頭にサクランボが出回るこの時季になると、決まってサクランボ泥棒のニュースが後を絶たない。とくに山形では、赤いルビーと呼ばれる「佐藤錦」など、収穫真近のサクランボが大量に盗まれる被害が相次ぐ。

 つい先日は岡山・総社市の畑で、梅の木5本が枝ごとチェーンソーのようなもので切り取られ、収穫を控えた実を根こそぎ盗まれる事件があったばかり。

 手塩にかけたサクランボや梅が一夜にして荒らされてしまうのだから、頭を悩ませている農家も多く、精神的なダメージは計り知れない。このような盗難被害は年々エスカレートしているようだ。

 尤もこのような事件は、程度の差こそあれ何時の世もあることだ。小生が幼少の頃、家は専業農家だった。この時季には様々な夏野菜や果物を収穫・出荷していた。中でもスイカは狙われやすく、各農家とも畑の一角に小屋を建てて不寝番をしたものだ。子供心に親父のお供をした記憶がかすかに残る。
 幸いなことに我が家では被害に遭ったようには聞いていないが、親父は14年前に亡くなっているし、お袋は認知症なので確かめる術はない。

 冒頭のサクランボ泥棒対策だが、『東北総合通信局では、東根市農業協同組合の協力を得て、電波利用による盗難防止システムのデモンストレーションを実施している。システムには農場への侵入者を感知できる人感センサーやワイヤーセンサーがあり、侵入者を発見すると警報機等が作動し威嚇したり、高感度のカラーカメラやWEBカメラなどが侵入現場をおさえる写真を撮影し、パソコンに知らされる仕組みになっている。
 さらに、感知したデータやカメラの画像を即座に画像として自分の携帯電話やPHSに伝送する、連携プレーが可能。リアルタイムで届く情報なら、侵入者の早期発見につながる。』(ファンキー通信 )

 まさに防犯の世界にもデジタル化の波が押し寄せており、“スイカ泥棒不寝番”と比べて隔世の感がある。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする