
「お父さんはおべん所で、新聞を読むのがくせです。十分ぐらいかかります。ぼくがいきたくても、またされてこまることがあります。これからは早くしてもらいたいと思います。」-1979年(昭和54年)9月21日社内報より抜粋-
これは「うちの父ちゃん」というタイトルで、社内報に掲載された長男(当時9歳)の拙文の一節。あれから30数年を経た今でもこの悪癖は直らず、トイレ滞在時間は十分どころか、三十分~四十分かかっている。
折りしも、26日のNHKためしてガッテンでは「お尻の悩みNo.1痔 誰にも聞けなかった話」が放映され興味津々で拝聴した。
いわく「便座で3分以上いきまない。長時間のいきみは本来自然な行為ではありません。便の7~8割は最初のいきみで出てしまっているとされます。便座で3分を超えても便意がない場合は無理にいきまず、いったんトイレから出ることをおすすめします。」
トイレに新聞や本を持ち込むなど以ての外ということ。
更に番組の中では「ある海外の報告では、800人以上の肛門を無差別に検査したところ、86%にイボ痔が見つかりました。」と驚くべき数字が出ていたが、御多分に洩れず私も“大じぬし(といっても大地主ではない)”である。れっきとした長男であるにも拘らず、「実はジナンだ」と告白せざるを得ないとはこれ如何に!
過去痔で2回の入院治療(45日間と16日間)経験があるが、未だに時折出血がある。「痔」という字は、疒に寺と書くが、やはり文字通り一生(死ぬまで)付き合わなければならないのかと、半ば諦めていた。
しかし、この番組を観て取り敢えず「トイレに新聞は持ち込まず5分まで」と心掛け、生活習慣の改善をしてみようと思い直している。