長く厳しかった冬が去り、桜花爛漫の4月に入ってから13日までの2週間に内に4人もの近しい方々を相次いで見送った。我が両親も、父は10日、母は24日と夫婦連れ添うように4月に亡くなっている。
そこで、戦争のない平和な時代なのに、一体人は一年中どの時季に死んでいくのだろうかと気になりネットで調べてみた。
国立社会保障・人口問題研究所がまとめた「月別の死亡割合」によると、亡くなる人は12月や1月を中心とした冬に多いようだ。「冬に多く、夏に少ない」という傾向は半世紀にわたり変わらない。恐らく寒さや風邪の影響だろうという。
序でに地区別にみるとどうなのか? このほど厚生労働省よりの発表をみると、「長野県が最も死亡率が低く、逆に青森が高い県」だそうだ。5年ごとに調査される年齢調整死亡率が元になっている。気になるランキングはこちら。
死亡率とは穏やかならぬ話だが、地域ごとの健康と、習慣、風土との因果関係を判断するには貴重なデータである。喫煙や過度の飲酒、食習慣などの差が左右するのではないかと推察される。
西行法師は「願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」と、亡くなる十数年前に、遺言のように詠んでいる。如月の望月とは旧暦の2月15日で、釈迦の入滅の日にあたる。西行が来世へ旅立ったのは2月16日、遺言のままに釈迦の後ろを一日遅れてついて行った。そして、我が両親はまさしく西行法師の遺言に誘われるようにして来世へと旅立った。
そこで、戦争のない平和な時代なのに、一体人は一年中どの時季に死んでいくのだろうかと気になりネットで調べてみた。
国立社会保障・人口問題研究所がまとめた「月別の死亡割合」によると、亡くなる人は12月や1月を中心とした冬に多いようだ。「冬に多く、夏に少ない」という傾向は半世紀にわたり変わらない。恐らく寒さや風邪の影響だろうという。
序でに地区別にみるとどうなのか? このほど厚生労働省よりの発表をみると、「長野県が最も死亡率が低く、逆に青森が高い県」だそうだ。5年ごとに調査される年齢調整死亡率が元になっている。気になるランキングはこちら。
死亡率とは穏やかならぬ話だが、地域ごとの健康と、習慣、風土との因果関係を判断するには貴重なデータである。喫煙や過度の飲酒、食習慣などの差が左右するのではないかと推察される。
西行法師は「願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」と、亡くなる十数年前に、遺言のように詠んでいる。如月の望月とは旧暦の2月15日で、釈迦の入滅の日にあたる。西行が来世へ旅立ったのは2月16日、遺言のままに釈迦の後ろを一日遅れてついて行った。そして、我が両親はまさしく西行法師の遺言に誘われるようにして来世へと旅立った。