雑事、特に農事に取り紛れ、ブログは「瓶牛乳は美味しい!!」で止まったまま。
忙中閑あり。牛乳繋がりで、両親が酪農業を始めた頃のことなど思い返してみた。
酪農関係のデータは当時中学2年生だった小生の日記が唯一の頼りで、写真に至っては下の三葉が残るのみ。
1961年7月、親せきから求めた三頭の乳牛からスタートし、更にもう一頭追加。
同年8月には姫路・明石まで買い付けに。
翌1962年1月にはもう一頭(14万円)増え、計6頭に。
隣地を買い足して牛舎を建て、搾乳器を購入するなど順調に事業を拡大して行った。
搾った牛乳は、町内の方々に定期飲用して頂いたが、ほとんどは集配に出した。
オスが生まれたら残念ながら子牛の時に売る。2,500円から5,000円で売れたとある。
さて、「牛乳はあまり好きでない」とか「飲めない」という方を、時にお聞きするが、それこそ若い頃から“本物の”生乳を飲みつけている身には、市販の牛乳など水っぽくて物足りなく、それこそ「飲めない」。
先般スーパーの店頭で、地元の某乳業がデモンストレーションをやっており試飲したところ、まさしく60数年前に口にしていた搾りたての生乳なので感動した。
同社にお尋ねしたところ『おいしさ濃縮製法(バターや生クリームを一切使用せず、低温状態10℃以下で水分だけを取りのぞく製法)により乳本来の風味を大切に、生乳をギュッと濃縮しました』との説明に納得した。
さて、幼少の頃の両親が宅配で取っていたのは、森永の牛乳(ヨーグルトも)でした。給食の牛乳の味は全く印象にないです。⤵
その後、紙パックの牛乳が主流になった頃から、父が長年〝全農〟に勤めていた関係で、もっぱら「農協牛乳」でした。(^^)v
子どももとうの昔に大人になり、今は毎日飲む習慣はなくなり、コーヒーに入れたりお料理に使ったりするくらいです。
でも、「濃縮」「濃くて美味しい」「低温殺菌」「成分無調整」みたいなことばが描いてあるものを選んだりします。
こころから美味しい!と思ったのは、昔、どちらかの?高原の牧場で飲んだ牛乳、後はOL時代に好んで飲んだ「マック」(マクドナルド)の紙パックの〝ミルク〟です。なぜか好きな味でした。
搾りたての牛乳、美味しいことまちがいなし!です。うらやましい。
昔はあまり選択肢がありませんでした。
ありがとうございます。
親父が44歳の働き盛りの写真ですが、いま仔細にみると上から順番に右手で指を1本→2本→3本と立てています。
輿入れしたばかりで名なしのため、1号、2号、3号のつもりでしょうか?
その3号クンをアフリカ大陸にお見立てとは、さすが着眼が違いますね。
普段は市販の牛乳で我慢していますが、時に岡山県北・蒜山高原のジャージー牛乳とか、隣県の大山高原の牛乳を飲むと、さすがにその違いは明らかです。
いずれにしても勿論「成分無調整」です。
昨今の人口減少、少子高齢化に加え、飲料市場の多様化で競争が激化したため、牛乳離れがどんどん進んでいます。
かてて加えてコロナショックで学校の度重なる休校、ロシアウクライナ由来のインフレで、餌代が大きく高騰したことなどが要因で、酪農家も非常に厳しい状況に置かれているようです。