てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

奇特な夫婦

2010-07-27 17:20:00 | 暮らしと生活
 我が家の3軒西隣には荒神様が祀られている。
 荒神様はカマドの神(火之神)で、我々の食生活の安らかなる事を司る神である。また荒神様には内荒神と外荒神とがあり、外荒神には家の方向や鬼門を守る屋敷の神としての屋敷荒神があり、個人や地域の守護神でもある。

 今朝6時ごろのこと、日課としている田の水回りを済ませて荒神様を通りがかると、誰やら境内を掃き掃除する姿がある。公会堂隣の松本の奥さんだ。奇特な方で公会堂のプランターの水遣りと合わせて、日頃からよくお見掛けする。

 ご主人の堅志氏は、今でこそ脳梗塞の後遺症で家に引きこもっておられるが、長年にわたり町内13箇所のゴミステーションと4本の溝を隈なく毎日巡回、町内の清掃と美化に黙々と取り組んで来られた。先年岡山市環境衛生連絡協議会よりその功績を称え表彰された。

 堅志氏が見守って来られた4本の溝のうちの1本は我が田に面しており、せめてもの思いで掃除を引き継いでいる。我が事に汲汲として生きている小生など、「爪の垢でも煎じて飲め」とはこのこと。内心忸怩たる思いがした。


掃き清められた荒神様
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落下

2010-07-26 07:33:00 | 農事


 裏庭の西条柿は裏年なのでそれなりに納得がいくが、もう1本の富有柿についた青い実が1つ、そしてまた1つと落下し、残るはとうとう2個だけになってしまった。

 ネットで調べたら『柿の実が落ちるのは、害虫によるものと生理落下があります。見分け方は害虫(カキノヘタムシ等)による落下は柿の実のヘタ部分が無い状態で落下します。』とある。

 我が家のはヘタ部分ついているので害虫によるものではなさそうだ。さりとて生理落下を来たすほど実をつけていなかった。
 『生理落下の実の落下が異常に多い場合は、肥料関係が関係していると思います。収穫後に鶏糞、油かす、化成肥料、硫酸カリの複合肥料を、お礼肥えとして与えます。また、柿はカリを多く必要としますので、8月末に塩化カリを施して下さい』とあるので、今年は諦めて来年こそは捲土重来を期したい。

 いささか眉唾物だが今から350年も前にアイザック・ニュートンはリンゴの木からリンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついたといわれる。(作り話という説もあるが・・・)
 昨日小欄で「桃にまつわる話」を書いたが、文中の山内善男氏は桃が落下するのを見て「袋かけ」(虫害防除法)を考案したという。
 ニュートンにしても、山内善男氏にしても凡人とは偉い違いだ。

 落下といえば、埼玉県秩父市で25日、県防災ヘリコプターが登山者の救助活動中に墜落し、機長や救助隊員ら5人が死亡したという二重遭難事故があったばかりだが、何とも痛ましくやりきれない思いだ。
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桃にまつわる話

2010-07-25 13:02:00 | 農事
 果物王国・岡山を代表するものといえば桃とマスカットであるが、いま桃の出荷が最盛期を迎えた。白鳳、紅清水に続いて清水白桃の出荷が始まった。
 
 何といっても桃で一番に思い出すのが、拙ホームページで紹介している「白桃と三四郎」である。

 次に忘れてならないのが果物王国・岡山の基礎を築き上げた二人の人物、山内善男と大森熊太郎の両氏である。
 かつて山陽放送(RSK)の「おかやま農業人物記」(1990年7月27日放映)の番組の中で二人の先駆者が取り上げられた。
 縁あって当時73歳の義父にエキストラとして役が回って来た。セリフこそ少なかったものの白い付け髭の着物姿で二役を演じた。久し振りにVTRを再生してみたら、なかなか好演しており矍鑠としたもの。
 序でにその頃のアルバムも開いてみると、義父はこの20年間全然年をとっていない。それに比べてめっきり年を寄せた己の姿に愕然とした。

 もう一つ、桃とくれば「桃太郎」だろう。岡山県のマスコットにもなっている。吉備路には吉備津神社、吉備津彦神社、鬼ノ城、鯉喰神社など「桃太郎伝説」ゆかりのスポットが数多くある。
 桃太郎伝説の発祥地は、日本各地に20とも30ともいわれている。我田引水で気が引けるが、やはり岡山が桃太郎のルーツとして一番有名ではないかと確信している。

【参考記事】
岡山マスカット創始者のものがたり



山内善男氏役



桃畑を背に放送局スタッフと
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初開花

2010-07-25 07:41:00 | ノンジャンル
連日のうだるような猛暑をものともせず、
蕾すら気付かなかったアサガオが、いきなり二輪開花しました。

先ずは鮮やかなパープルでした。

後がお楽しみ・・・。

【関連記事】
☆2009/7/19 うらなりのグリーンカーテン

☆2009/8/1 誕生花

☆2010/7/5 カルテット・グリーンカーテン







5日前のグリーンカーテン


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エキサイティング・スポット

2010-07-19 14:55:00 | レジャー
 次男宅を訪ねる度に、何くれとなく気を遣って珍しいスポットを案内してくれる。今回は彼が学生時代からマークしていた場所らしい。次男の母校は1・2回生までは豊中キャンパスのため、下宿が阪急蛍池駅の近くだった。蛍池駅は伊丹空港への玄関口にあたる。

 そんなこともあって温めていたのが、「伊丹空港の離発着を真下で見るスポット」という訳。その場所はここ

 夕刻、現場の土手に到着すると既に先客が大勢。シャターチャンスを狙ってカメラの放列が敷かれている。無線機を手に飛行機と管制塔との遣り取りを傍受しているマニアックな人も。

 丁度ラッシュなのか数分おきにひっきりなしに離発着する。まさに背伸びして手を伸ばせば届きそうな頭上を、すさまじい轟音とともに通過する。その瞬間に吹く爆風に吹き飛ばされそうになる。抱っこしていた孫息子など仰け反ってそのショックを表現するほど。その迫力たるや筆舌に尽くし難い。

 孫娘は「飛行機を見るとわくわくする」と大はしゃぎだが、こどもならずとも大人でも「飛行機」と聞いただけで心躍らせる響きがある。それがこんな間近で観られるなんて何とも粋なスポットで、いつまで見ていても見飽きることがないエキサイティング・スポットである。

 当スポットは知る人ぞ知る場所だが、近くには伊丹スカイパーク(大阪国際空港周辺緑地)もある。こちらも滑走路の間近にあり、飛行機の離着陸がダイナミックに見ることができる。






























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