与えられた今日を生きる

動物や小鳥を見ていると、人の目を気にすることもなく、自分であることを十全に生きている姿がかわいらしく、けなげで、いとおしくて、いいなあと感じるときがあります。

余分な蓄えをせず、その日必要な分だけをついばみ、明日のことを心配することもなく、与えられた今日一日を必死に生きている…忘れている何かにハッと気づかされる瞬間です。



「ごらんよ、空の鳥」という聖歌がありますが（もちろんその土台になっている福音書のことばも）、空を飛ぶ鳥も枝に止まっている鳥も、地面で何かをつついている鳥も、本当に自由です。思い煩う必要がなく、いつも生かされていることを知っているのでしょうか。

「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。」（新約聖書、マタイ福音書6章26節）