妻の誕生日は8月上旬。 しかし現役サラリーマン生活を65歳で辞めて以降、 僕はその厳しい暑さの時期にはショージ君の所有する長野県大町市・中綱湖近くの山荘に1ヶ月ほど滞在させて貰うのが例年の習わしになっていた。 その間、 妻は東京の自宅で面倒くさい夫の居ない自由な生活を楽しむ生活をしていた。 従って、 妻の誕生日を夫婦で祝う、 そんなセレモニーの無い夫婦生活が10以上も続いて居た訳だ。
2022年の夏も7月20日に僕はヤナバの山荘に一人で出かけた。 そして普通なら9月の上旬まで僕のヤナバ生活は続く筈だった。 しかし今年、 7月末に顎の下に痒い丘疹が出来、 大町市内の皮膚科を受診してチューブに入った塗り薬を貰い、 痒みの出たところに薬を塗る作業を続けたものの症状は悪化の一途をたどり、 ついに8月2日にはヤナバ滞在を諦めて帰宅した。
まあそんな訳で「妻の誕生日に僕も自宅に居る」 そんな稀有な状態が出現した(チョイと大袈裟か?)。
そこで妻に「誕生日にどこかで食事でもするのはどう?」と聴いてみた。 妻の言うことには「誕生日には何時ものウオーキング仲間と食事する事になってるの」、「だから誕生日にはダメね」との話。
そこで誕生日とは関係の無い日に食事する事にした。 訪れた店は多摩モノレールの線路下の緑地が見渡せる立川プリンスホテル内に在るイタリア料理店。 しかしイタリア料理店と言ってもコロナ禍の中の昼食時はイタリア料理とは無関係なバイキング形式のランチメニューがあるだけだった。 美味くも無く不味くも無いそこそこの料理とデザート類と飲み物を含めたランチを戴き、 お祝いの真似事してみました。
食事は小一時間掛けてゆっくり過ごしたのですが、 店内の客席は満席になる事は無く、 静かにゆっくり過ごせました。 妻がどう感じたか? それは聞いていないが、 まあ良い誕生日祝いだった事にしておきます。