若い時に買ってずっと持っていた「日本山岳名著全集:あかね書房刊行」を今から5・6年前、ダンボール箱に入れて山荘に持ってきてありました。 「日本アルプスと秩父巡礼/田部重治」、「単独行/加藤文太郎」、「黒部渓谷/冠松次郎」等、憧れの気持ちで読んだものです。 藤本さんには「誰かにあげても構いません、ストーブの焚き付けにしてもOKです」と言って渡しておいたのだけれど、まったく手付かずで荷物の山の中にありました。 そこで大町に出るついでに山岳博物館へ立ち寄り「受け取ってもらえるか?」窓口の方に聞いてみました。 「特に図書部門が有る訳では無いですが、資料として頂く事は構いません」と言われましたので、全12冊揃いの本が入ったダンボール箱を置いてきました。 手続き的には「博物館資料寄贈書」なる様式の書類を提出する必要があるそうで、その書類には僕の印鑑も必要だそうです。 「拇印ではだめですか?」「ええ、ダメなんです」のやり取りで、書類は後で押印して提出になりました。 「同じ本がある場合、2冊以上保管するのは難しいので返却させて貰う事になるかも知れませんが、構いませんか?」と聞かれたので、 「そんな時には、返却して下さらなくても結構です、適当に処分して下さい」と言って帰ってきました。
Amazon,comあたりで売る手もある知れないけれど、僕の読んだ本が「大町山岳博物館のどこかに、ひっそりと残っている」かも知れない状態の方がどこか楽しい気分がしますもの 「これで良かった!」です。
Amazon,comあたりで売る手もある知れないけれど、僕の読んだ本が「大町山岳博物館のどこかに、ひっそりと残っている」かも知れない状態の方がどこか楽しい気分がしますもの 「これで良かった!」です。