プロジェクト始動・撮影装置2号機

2014-03-18 10:52:02 | タナカ君的日常
 先日NHKが放映した特別番組 ”雪の魔法「日本一寒い湖の物語」”は北海道の朱鞠内湖を舞台とした番組でした。 その番組案内には ”見渡す限り雪の結晶に覆われた「結晶雪原」が現れる”そんな風に紹介されていて、 確かに放映された画像の中には綺麗な六花の透明感のある雪の結晶が絡みあうように降り積もっている様子を映し出していた。

 こりゃあ 「来シーズンは北海道で雪の撮影だな!!」 そう思いましたよ。 ところで今、雪の撮影に使っている機材は三脚をベースにして試料台を置く水平な底板や風防を兼ねた周辺を囲う板切れなどが取り付いています。 それらは蝶ネジを使って組み立てますので、解体すれば、それなりにコンパクトになってザックに入れて持ち運び可能ですから、基本的には飛行機の旅にだって対応可能です。

 でもねセットアップの度に試料台とカメラの光軸が正しく対向するように三脚の雲台を調整しなくちゃならないとか、 実際には解体状態から組み上げるまでの作業を寒い中で手袋したまま行うのに20分以上も時間掛かってしまうなどの不便があったのです。 だから河口湖、猿ヶ京、ヤナバ等での雪の撮影行では組み立てたまま車に積み込んで持ち運んでいたのです。

 そこで雪の結晶・撮影装置2号機の制作を考え始めました。

 肝は3つ。

 組み立てのためのネジを単純に締めて行けば
 カメラと試料台の光軸が正しくセットアップ出来る。
 そのために可動雲台の三脚使用は止める。

 組み立て作業時間が15分以内で完了できること。
 蝶番などの使用でネジ締め箇所の削減。

 撮影にあたり、試料台部分へ降雪を入り込ませない。
 風防構造の徹底。

 そんなあれこれを考えて案を図面化し始めました。

 これが思惑通りに完成すれば北海道のような遠くもさる事ながら、 億劫がらずにヤナバの山荘から最寄りの鹿島槍ゲレンデへ、 そこの第10リフトに乗って、一番標高の高い場所で雪の撮影、そんなことも気軽に出来るようになるかもしれません。
コメント