御殿山展望台から松本平の眺め
松本市近郊の浅間温泉、 その温泉街の山際にある「薬師堂」、 その背後に御殿山があり、 中腹には「森林トレッキングコース」が設けられている、「薬師堂」はそのコースの一部に含まれています。 そこを山の会の仲間総勢7人で歩いてきたのです。
東京を出発したのは12月13日。 その日は美ヶ原温泉の追分屋旅館にて現地集合。 翌14日に御殿山中腹にある展望台への軽いハイキングだったが、参加者の平均年齢は75歳を越えているのだから、 まあ適度な山登り(でも東京の高尾山に登るよりもかんたんなコースでした)としておきます。
12月14日
本来の目的は「北アルプスの展望と温泉旅館に宿泊」ででしたが、 展望の方は前日の13日は素晴らしいものだったが、 14日は松本市街の広がりを眺めただけに終わったのでした。
なにせ日差しはあったものの、14日の北アルプスの稜線は中腹から上は雲に隠されていて山岳展望は得られなかったのです。 大町市在住の知人からの朝の電話では「こっちは昨日まで全く雪が無かったけれど、 今朝は5cmほどもの積雪だよ!」そんな連絡があったほどですから、 山には雪を降らせる雲が稜線を覆って居たのです。
美しい緑色した天蚕の繭
コース途中で幾つも(10個以上)見られた。
下山中
午前9時に宿をチェックアウトして登山口にした薬師堂に向かい、 午前中にはトレッキングコースは軽く一周し終わり、 浅間温泉で一風呂浴びた後に昼食の蕎麦を食し、 当日に帰京する二人を松本駅に送って一旦解散しました。
残留する5人は眺望が好転する天候変化を期待して、 安曇野での滞在を一日追加する予定で出かけて来ています。 滞在先は大町市の知人、 四季山荘のオヤジの所です。
四季山荘周辺では5cmほども積雪と夜間の気温低下で・・・、
屋根の雪解け水が凍りついたツララも軒先を飾っていました。
僕たち夫婦を除くと他のメンバーは四季山荘のオヤジとは初対面、 しかしオヤジと意気投合したメンバーも居て、六人でビール一本と一升4合ほどの酒瓶が空になる宴会が出来たのです。 まあ、それが楽しかったか、 早く眠りたい気分で付き合っていたか、 それは人それぞれだったでしょう。
12月15日
天の神様はそんな呑助を懲らしめようと想ったか、 本日15日も日差しは有るが小雪をチラチラと舞わせ、 朝食を済ませて10時頃まで様子を見ていても、 山の頂きを雲をまとわせ続け、 銀嶺の山並みを見せてくれなかった。
仕方なく、 僕たち二人は帰宅の途に着き、 残るメンバー三人は車でもう少し白馬方面等を巡ってみる事となり、 二度目の現地解散がありました。
3日間の安曇野滞在中、 絶好の眺望が得られたのは宿での現地集合だけだった、初日の13日だけでした。 それで「ちょいと残念」だったとも想い、 「一日だけでも展望に恵まれたことに感謝すべき」、 とも感じる微妙な旅でした。
雪で白く装った八ヶ岳連峰遠望 諏訪湖SAから
そうは言っても東京に戻る道すがら、 再び諏訪湖SAからはこの様に雪で白く装った八ヶ岳連峰の姿を惜しげもなく見せてくれたのですから「良い旅だった」としておきます。