雪の結晶撮影装置9号機での大きなな変更点はメインのレンズを90mmマクロに交換したこと。 従来は60 mm マクロと50 mm 固定焦点レンズを組み合わせたお手製のレンズシステムを使用していました。 それを何故我が家の一ヶ月の家計費に相当するような金額のレンズを購入し、9号機に改変した結果がどうだったか? 今日の話題はそれです。
90 mm マクロレンズに期待したこと :
それは組み合わせ光学系に依って生ずる主役たる雪の結晶とそれを引き立てる背景画像の位置関係のズレが完全に無くなる、 または無視しうる程度に軽減される事でした。 結果は期待するほどに位置ずれは軽減されませんでした。
もっとも、2024年シーズンに出会った降雪の中の雪の結晶のサイズが小さい物が大半であったため、 背景画像のズレ量を大きく感じている面があるかもしれません。
それほどに背景画像と主役たる雪の結晶の相対的な位置関係を問題とするならば、 僕の使用しているカメラ 旧・OLYMPUS社のOM-D E-M5 の場合、
雪の結晶撮影の際に使用するカメラの ISO感度、絞り値、測光条件等々 ”マイセット” の中で 特定の Fn(ファンクション)ボタンに「モニタ画面に設定してある絞り値で得られる画像をモニタ出来る様にシステムを設定して置く」のが現実的な対処方法と考えます。
そんな状況であった事を考えれば、 60 mm マクロレンズと フィルムカメラ時代のカメラ本体から取り外して使用していた50 mm 固定焦点レンズとの組み合わせの撮影システムで充分だった。 わざわざ「高額な90 mm マクロレンズの購入は僕にとって無駄」であったとの感じを強くもつ今日この頃です。