雪の結晶カメラシステムではカメラの取り外しの利便性を考えてクイックシューを使用している。 そしてまた、気温の低い中での長時間撮影を可能にする目的で内蔵の電池は取り外し、 外部の大容量バッテリーから電源を供給しているのだが、 その実際の運用上で小さな不便が生じていた。
それは外部電池からカメラ本体にPower を供給するにはカメラ本体に入っている電池を抜き去り、その開口部からカメラ内部にケーブルを通過させる必要があったのですが、 その際には電池交換蓋がほぼ直角に持ち上がっていると蓋の先端部とクイックシューとが干渉して正常にカメラをクイックシューに挿入固定する事が出来なかったのです。
それへの対処は左手でカメラ本体を支えつつ、 狭い空間で右手の人差し指を電池交換蓋が完全に開き切ることの無い様に抑えつつ、クイックシュー・プレートを取り付けたカメラ本体をクイックシューに挿入する作業を必要としていたのです。 前々からそれをなんとかする方法が無いか? 頭の片隅に常にあったのですが、 今回ダブルクリップを利用した交換蓋の開度制限用の小物を製作して試用してみた。 結果は良好! でした。
電池交換蓋の開度を制限している様子。
赤色のアルミ板とそれを保持している黒色のダブルクリップ
赤色のアルミ・薄板は黒色のダブルクリップに接着剤で貼り付けて有ります。
正規の電池に戻す際にはカメラ本体をクイックシューから取り外し、 さらにダブルクリップの口を開き、取り外せば交換蓋は完全にオープン状態になり、 正規の電池に戻す作業に全く支障はなく可能となります。