大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

5/1 静かな大阪城 「春の渡りは日替わり」

2015年05月01日 | Weblog
 早くも5月。 大阪城公園はメーデーの会場で、たくさんのアドバールーンが上がっている。
 その昔は、大変な参加者の数で、公園中に人が溢れ騒然としていたが、最近は随分少なくなったように感じる。

 昨日はキビタキなど夏鳥でにぎわったが、今朝は昨日の事が嘘のよう。
 鳥たちの声が聞こえない。静かな林の中を歩く。「春の渡りは日替わり」 一日で大きく変わる。

 夏鳥たちは、早く繁殖地に着いて、有利な場所を確保しないといけない。いい相手を得ないといけない。 だから中継地でのんびりしていられない。
 少し羽を休めたらすぐに出発。 東南アジア方面からそうして北へ北へと旅を続けてきた。

 今日のキビタキは、市民の森、豊国神社裏、天守閣東配水池でわずか4羽のみ。
 オオルリは豊国神社東で1羽のみ。

 ムシクイ観察なし。。。鳴き声も聞こえない。
 聞こえるさえずりは、シジュウカラとメジロ。

 昨日親方からこれは何やと、聞かされた鳥のさえずり。音楽堂西上で録音したとのこと。 結構大きな声で鳴いている。
 よく分からない。総合的に考えてキビタキかなぁ?と。

 今日聞くところでは、昨日音楽堂西上でソウシチョウらしき鳥が見られていた。そこで、あの声はソウシチョウだったのではないか。調べたら間違いないだろうと。

 私も帰宅後、ネットでソウシチョウのさえずりを調べた。
 なるほど、昨日録音を聞かせてもらった声に似ている。しかし、今後再びどこかで耳にしても、即判断できる自信はない。

 すぐに分かるキビタキの声だったら親方も録音しないし、「これは何?」 と聞かないだろう。難しい。
 その声を聞きながら、繰った私の辞書の頁に 「ソウシチョウ」 はなかった。

 でも私はこんな場合ポジティブ。 「だから野鳥は面白い」 見たり、聞いたりしてすぐに答えが出るものなら、短い時間で興味を失う。
 分からないから、鳥見は 「知的好奇心」 を刺激してくれる。紳士淑女の趣味なのだ。

 今日出会った方々の主な 興味はサンコウチョウ。 いよいよサンコウチョウの季節が来た。
 そこで、大阪城公園でのサンコウチョウの観察情報。春の渡りの初認日と、最多日と数。

・2014年 5/3初認  5/25 (4羽)
・2013年 5/11初認 5/11・16・17(2羽) 
・2012年 5/8初認 5/9(4羽)
・2011年 5/11初認 6/2(2羽)
・2010年 5/5初認 5/8(3羽)

 初認日を狙うか、最多日に期待するか。今春のサンコウチョウとの出会いの参考にしていただきたい。
 ちなみに、鳥との出会いは 「運」 の要素も大きい。 いい出会いを!

●今日の素敵な鳥たち。
 メジロ、シジュウカラ、ツグミ、エナガ、キビタキ、コサギ、カワウ、オオルリ、カルガモ、アオサギ、カワラヒワ、キンクロハジロ、ホシハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
コメント (2)
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