大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

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オフィーリアの ロビン(コマドリ) と コウノトリ営巣。 2018.3.22

2018年03月22日 | Weblog
 昨日、ミレーのオフィーリアのロビンがどうしても見たくて。しかし本物はイギリスに。
 せめて複製でもと鳴門市の大塚国際美術館へ。

 実はこの場所はよく知っている。以前タカの渡りは主に御坊の日ノ岬に行っていたが、時には鳴門の展望台に行くこともあった。その都度、美術館を横目で見ながら通り過ぎていた。

 高速道路を走って2時間で到着。開館1番に入館。大きな施設で展示場所が分からない。案内で聞くと 「B1の74番」 調べる事もなく即座に教えてくれる。

 他を飛ばして最初に目的のオフィーリアの前に立つ。
 パソコンで見たのとは明らかに違う。死を前にした悲しく美しいオフィーリアの表情。しばらく動けない。
 今にも沈んでしまいそうなオフィーリア。手に花を持って。その目は何を見ているのだろう。「愛しのロビン 私のすべて」

 絵の中のロビンを見付ける。これか!と胸にこみ上げるものが。近付いてじっくり。キリストの血で染まったという赤い胸。

 ロビンに近づいて見ていると違和感。ん。ロビンの目は赤かったか?
 ちょっと気になった。植物などこの作品は、正確な細密描写に特色があるとの解説だが。

 絵画に興味のある方、機会があれば一度詳しく見てほしい。私には黒く見えなかった。
 ただし、作品の素晴らしさとは、別の次元の話しなので誤解のないよう。鳥見人は、そんな所につい目がいってしまう悪い癖。

 1000余点の作品を順に見ていたら時間もないし疲れる。他は駆け足で回り、目に付いたもののみ立ち止まってゆっくり鑑賞。
 絵画などまったくオンチの私。でもよく知っている作品が次々と出てきて瞬く間に昼に。

 館内のレストラン。ここも絵にちなんだメニュー。「最後の晩餐」 などもあったが、私が注文したのは 「美味しい名画のランチ」
 ワンプレートに種々の盛合せ。それぞれ絵画に由来したもの。

 例えば、説明に
 ジャガイモのオーブン焼きは、ゴッホの 「ジャガイモを食べる人々」 より。
 ローストビーフは、ホガースの 「古きイギリスのローストビーフ」 より。
 ロブスターのソースを使ったグラタンは、スネイデルスの 「静物」 より。

 大塚のボンカレーが目に入って土産に買ってしまった。懐かしい 「松山容子」 のと言えばご存知だろうか。


 もう一つ、鳴門ならトリミニストとして、観察しておかないといけないもの。コウノトリの営巣。

 場所は池谷駅と県道41号線の間くらい。ネットで調べるとすぐに分かった。前から考えていたがいい機会だった。

 41号線から見える。ただし41号線は駐停車禁止。繁殖に影響を与えないよう周辺は厳しく規制されている。現地の警備員の指示に従うことは当然。

 許可された場所から観察。電柱の上に黒くかたまりのように見える。抱卵中か。

 雨だったのでスコープは持たず双眼鏡のみの観察。豊岡だけでなく営巣地が各地に増えて、全国でコウノトリが普通に見られるようになってほしい。
 そんな事を思いながら帰途につく。

 今回は、雨が続いて大阪城公園以外の話題。お許しを。
コメント (2)
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