大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

オオルリ♪クロツグミ♪ヤブサメ♪ 2022.4.8

2022年04月08日 | Weblog
 春盛りで夏鳥が次々と飛来。大阪城公園で一番素晴らしい時期が来た。
 今期の夏鳥の到着順は。
・ツバメ 3/12
・オオルリ 4/1
・センダイムシクイ 4/3
・クロツグミ  4/6
・ヤブサメ 4/7
 次は何が来るだろうか。楽しみしかない。それにしてもキビタキが遅いな。昨年は4/5だったが。

 今朝も快晴で暖かく鳥友たちにたくさん出会った。多くの観察情報もいただいた。
 もみじ園のアカハラ、私は見られなかったが観察情報あり。一番やぐら前のトラツグミ、しばらく見られず、去ったと思っていたが今朝も見られている。

 トラツグミを探している時、同じ一番やぐらの柵の中にアカハラを見つける。他に天守閣東側配水池でもアカハラ。もみじ園も滞在中。

 クロツグミはみどりのリズムほか梅林、音楽堂西側上で♂3♀1の4羽。

 出会った鳥友からオオルリ情報、修道館裏、梅林南側上桜広場、天守閣東側配水池で観察されている。
 昨日はオオルリ情報でカメラマンも多かったと聞く。「春の渡りは日替わり」 出かけないとその日の鳥は分からない。
 幸せ顔で大阪城公園を後にする人もいれば苦しい顔で後にする人もいる。鳥との出会いは、努力と運。

 昨日も観察されたと聞くヤブサメは、飛騨の森で1羽。夏鳥5番目の到着。

 今日のランチは京橋で串カツ。若い頃仕事帰り梅田地下街のヨネヤによく行った。ビール大ジョッキ3杯と串は20本くらい。今から思うとよく食って飲んだもんだ。今はその半分くらいで十分。

 ツバメは大手前と梅林で上空飛翔3羽のみ。今朝の夏鳥はこのツバメ、クロツグミ、オオルリ、ヤブサメの4種。

 ツグミは4羽。大手前、元射撃場、修道館裏、梅林南側上桜広場。
 シロハラは8羽 みどりのリズム、修道館裏、豊国神社裏、梅林南側上桜広場、飛騨の森
 アオバト ♂♀ 市民の森
 メジロ 32羽 各所 複雑なさえずりも。アオジかと間違った。
 シジュウカラ 8羽 各所
 クロジ ♂1羽 天守閣東側配水池
 アカハラ 3羽 もみじ園、一番やぐら、天守閣東側配水池
 ルリビタキ ♀型1羽 梅林南側梅見坂
 シメ 1羽 天守閣東側配水池
 ウグイス 2羽 飛騨の森さえずり

 水辺の鳥は一段と減少。カモも少ない。
 ダイサギ 1羽 上空飛翔
 カワウ 12羽 東外堀、南外堀、内堀、西外堀
 ヒドリガモ 24羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
 オオバン 27羽 各所
 アオサギ 2羽 上空飛翔、第二寝屋川
 キンクロハジロ 38羽 南外堀、内堀、北外堀
 カイツブリ 1羽 南外堀
 コガモ 1羽 南外堀
 シジュウカラ 8羽 各所
 ツバメ 3羽 大手前、梅林 上空飛翔
 オカヨシガモ 8羽 内堀
 ホシハジロ ♂1羽 内堀
 ハクセキレイ 2羽 内堀
 カルガモ 1羽 内堀
 ゴイサギ 3羽 北外堀
 ハシボソガラス 1羽 第二寝屋川

■■ヤブサメ(2007.4.27 音楽堂西側上)
 珍しい。面白い。地上1.5メートルほどの高さの柵にヤブサメがとまっている。
 私がこれまで見たヤブサメの数は、延べ数百羽を超えるだろう。ベテラン鳥見人でも、これだけの数を見ている人は少ないのではないかと自負している。
 猫か犬が近づいて枝に飛び上がったとき以外、こんな高さにとまっているヤブサメは見たことがない。
 ただし、繁殖地での観察がほとんどないのでそこは分からない。ヤブサメが枝先に飛び上がることもあるのだろうか。
 夏鳥として数千キロを飛んでくるのだから、高い木にとまることもあるかも知れない。
 このヤブサメは、1分ほどとまっていて、前の茂みの中に飛び込んだ。
 向かいの茂みに移動するのに、アオジやウグイスは柵の中を通り抜けて移動しているが、どうしたことか、飛び上って移動したような様子だった。
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オオルリ ♪♪ クロツグミ♪♪ 到着 ! 2022.4.6

2022年04月06日 | Weblog
 快晴で暖かい。花吹雪の中を歩く。サクラは散り初め。第二寝屋川で花桟敷を散らしてアクアライナーが走る。人出はかなり多く、どちらかと言えば苦手。

 オオルリは4/1に初認されているが、今朝は沖縄復帰の森~もみじ園~市民の森で5羽、クロツグミは市民の森で5羽。まだ少ないが、いよいよ渡りが本格的に始まったようだ。サクラの花とオオルリを撮影した人も。
 オオルリブルー!いいなー。サクラも合うし新緑とも合う。
 キビタキがまだ・・・と言うのも気になる。いつ来てもいいのに。

 日本野鳥の会の会報 「野鳥」 3・4月号の記事で興味を引いたのが全国鳥類繁殖分布調査。  
 「鳥の国勢調査」とも言われ1回目は1970年代、2回目は1990年代に実施され、今回2016~2021年に3回目が実施された。

 その中で1回目、2回目、3回目それぞれの記録された上位10位までの表。(記録があったメッシュの数)が面白い。

●第1回目調査(1974~1978年)  
 1位ウグイス 2位ホオジロ 3位キジバト 4位ヒヨドリ 5位シジュウカラ 6位ハシボソガラス 7位スズメ 8位カワラヒワ 9位ハシブトガラス 10位モズ

●第2回目調査(1997~2002年)
 1位ウグイス 2位ヒヨドリ 3位キジバト 4位シジュウカラ 5位ハシブトガラス 6位ホオジロ 7位カワラヒワ 8位コゲラ 9位ハシボソガラス 10位スズメ

●第3回目調査(2016~2021年)
 1位ウグイス 2位ハシブトガラス 3位ヒヨドリ 4位キジバト 5位シジュウカラ 6位ホオジロ 7位カワラヒワ 8位キビタキ 9位コゲラ 10位ハシボソガラス

 3回とも1位だったのはウグイス。確かにどこにでも居る鳥。ホオジロは2位→6位→6位。ちょっと下がっている。ヒヨドリは4位→2位→3位と安定。一方ハシブトガラスは9位→5位→2位と一気に増えている。

 興味を引いたのはキビタキ。1回目2回目ともに10位以内に入っていなかったのが、今回は一気に8位に登場。
 キビタキが多いとバーダーの間で話題になって久しい。大阪城公園でも繁殖したが、こんなところにはっきりと表れている。
 しかも他の鳥はすべて、留鳥や漂鳥で基本的に年中日本国内にいる鳥。キビタキだけが夏鳥で冬は東南アジアにいる。こんな鳥が8位に入るほど増えている嬉しい結果。

 カモはどんどん減少している。
・オカヨシガモ 6羽 内堀のみ
・ヒドリガモ 17羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀。気になる西外堀は2羽、内堀は7羽
・カルガモ 7羽 東外堀、人工川、内堀、北外堀
・ハシビロガモ 8羽 南外堀6・北外堀2
・コガモ 9羽 南外堀、内堀、北外堀
・ホシハジロ 1羽 ♂内堀
・キンクロハジロ 42羽 南外堀、内堀、北外堀

・オオバン 34羽 少しずつ減少
・ツグミ 4羽 各所
・シロハラ 11羽 各所
・クロツグミ ♂2♀3 市民の森
・オオルリ ♂5 沖縄復帰の森~音楽堂西側上~もみじ園~市民の森
・シジュウカラ 7羽 各所 さえずりも多い
・アオジ 1羽 音楽堂西側上
・ツバメ 7羽 城南地区、空堀、内堀の上空飛翔
・カワウ 10羽 東外堀、西外堀、第二寝屋川
・ハクセキレイ 5羽 西外堀、内堀
・アオサギ 1羽 内堀
・ジョウビタキ ♀1羽 内堀沿い。もう見られ無いかと意識していたが。これが終認になるかどうか。
・アカハラ 1羽 もみじ園
・エナガ 2羽 もみじ園。音楽堂と飛騨の森の巣が壊されていている。まだ分からないが、このままだと今期繁殖成功は少なそう。
・ゴイサギ 2羽 北外堀
・ルリビタキ ♂1羽 みどりのリズム

■■クロツグミ(2008.10.27 市民の森)
 人でも相性のいい悪いがある。どこがどうと言う訳ではないがすっきりいかない。相性が悪いとしか言いようがない。
 どちらかと言うとクロツグミとは相性が悪い。フレンドリーな個体と出合わない。いい出合いを人から聞かされると内心辛い。
 この日、市民の森の林床でクロツグミを見つける。かなり距離はある。50メートルほど離れているが警戒の様子。やがて飛び立つ。低い枝にとまったのでとりあえずシャッターを切る。
 相性の悪い人とちょっとした出来事から良くなることもある。クロツグミもそうなる事を祈る。
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春の渡り始まる 2020.4.4

2022年04月04日 | Weblog
 素晴らし快晴。サクラ満開。
 春の渡りが始まった。4/1にはオオルリ。4/3にはセンダイムシクイが観察されている。そこで今朝はセンダイムシクイのさえずりを久しぶりに楽しもうと期待して出かける。

 しかし、近年は耳の衰えが探鳥能力に大きく影響している。ウグイスの笹鳴きやセンダイムシクイのさえずりは、近くで大きな声の時にしか気づかない。昔は考えもしなかったが、こうなって初めて分かった。

 耳に意識を集中して歩いたが、センダイムシクイには出合なし。大将からみどりのリズム、市民の森、もみじ園で確認と聞く。
 ただし早朝は全く鳴いていなかったが、そのうち鳴きだしたと。鳴いている時に通りかかるかどうか運もある。

 こんな状態でも頑張って80歳まで続け、大阪城公園の記録をまとめたいと思っている。あと5年間頑張らないといけない。

・アカハラ もみじ園のアカハラは今朝も観察できた。3ツグミで残っているのはこのアカハラだけ。
・シジュウカラ 各所で「ツーピーツーピー」さえずる声が聞こえる。
・ヒドリガモ 30羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・オオバン 37羽 すべての堀
・メジロ 9羽
・センダイムシクイ みどりのリズム、市民の森、もみじ園観察情報
・シロハラ 6羽 市民の森ほか
・キンクロハジロ 60羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・カイツブリ 3羽 南外堀
・コガモ 21羽 南外堀、内堀
・ハシビロガモ 4羽 南外堀、西外堀
・ツバメ 2羽 南外堀
・ヨシガモ ♂1 南外堀
・カルガモ 5羽 南外堀、内堀、北外堀
・ハクセキレイ 6羽 東外堀ほか
・ウグイス 1羽 一番やぐらさえずり
・カワウ 11羽 西外堀、北外堀
・マガモ 2羽 西外堀
・ツグミ 5羽 梅林、青屋門
・オカヨシガモ 2羽 内堀
・ゴイサギ 2羽 北外堀
・エナガ 2羽 飛騨の森
・セグロカモメ 2羽 第二寝屋川
・ハイタカ 1羽 太陽の広場東の森

■■シ メ(2009.1.26 内堀蓮如前)
 ひんやりした朝の冷気の中をゆっくり歩く。明日で62歳を迎える。思い出すのは楽しい事より辛かった出来事の方が多い。
 良い思い出だけ蘇らせていれば楽でいいのに。これも性格によるのだろう。だからと言って今が不幸じゃない。とても充実した最高の日々を過ごしている。今が人生で一番いい時かもしれない。
 秋に生った木々の実は少なくなっている。すでに食べられてしまったり、落下してしまったりしているからだ。
 内堀に張り出したこのエノキにも、わずかな実しか残っていない。1羽のシメがその実を盛んに食べる。
 近くで見ていてもそれほど気にしない。よほど空腹なのかもともと警戒心が弱いのか。
 冬枯れの枝にとまってしばらく休み、再び採餌。やがてスズメに交じって地面に下りるが、通りかかった人に驚き飛び上がる。
 早朝の小一時間シメと遊ぶ。人生しばらくこんな時間を過ごしたい。
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