アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

総理官邸へ招かれた ジェス

2008年07月04日 | Weblog
 総理官邸へ招かれたジェス

 テレビは…少しは、見ます。NHKがほとんど。サッカーやK1が入るときは民放も見ます。日曜の朝は、「喝!あっぱれ!」のアレも見ます。最近は、見たいと思える番組がないんですよ。昔は、おもしろかったですよ。ほとんどがアメリカのテレビ映画でしたが。古い話を持ち出すなよと言われそうですが・・・若い人が、古い話を聞くのはいいことなのです。何がいいことかって?「温故知新」という言葉もあるし、「無用の用」という言葉もあります。それらの意味があやふやな人は、それらを調べるだけでも勉強になるでしょう。「無駄なことは何もありません(←このフレーズは、お寺からいただいたカレンダーに書いてあったもののパクリ)」
 還暦パパ 昔見た感動テレビ映画
第1位 名犬リンチンチン(また出た!)
第2位 ララミー牧場
第3位 拳銃無宿 
第4位 ローハイド 
第5位 シャイアン
第6位 サンセット77
第7位 ライフルマン
第8位 サーフサイド6
第9位 ブロンコ
第10位 ベンケーシー(これは、わかるでしょう)
 さあ、いくつ知ってましたか?
 ララミー牧場は、50年ほど前、日本に衝撃と興奮を与えました。来日した主役(ジェス)のロバート・フラーが、総理官邸へ招かれ、池田勇人総理(当時)と歓談したんですから。信じられないでしょう!でも本当なのです。放送開始当初は白黒でした。
 ララミー牧場の内容とは関係ないんですが、チンパンジーを起用したバヤリース・オレンジのCMが入りまして、これがまた人気。番組の終わりに、テーブルのコップにビールが注がれ、こぼれてきたところで登場するのが、淀川長治さん。「はい、皆さんまたお会いしましたねえ。(その日放送のララミー牧場のおさらいなどをする)それでは、またお会いしましょうね。サヨナラ サヨナラ サヨナラ」。還暦パパの密かな自慢ですが(通常、相手がいるから自慢が成立するのですが、ララミー牧場の場合、知ってる人がまれ…)、その昔、デンバーで車を借り、イエローストーンへ向かう途中、ララミーを通りました。見渡す限りの砂漠地帯で、牧場は確認できませんでしたが、「Laramie(ララミー)」の看板を見ただけで身震いがしました。元、駅馬車の駅だったところが、今も残っており、給油したり、飲み物を買ったりできます。ドライブインと言ってしまえば味も素っ気もなくなります。「駅馬車中継所」うーん長いか、「駅停」そんな言葉あるかな?でもそんな感じです。駅停では、給油を必ずして、水も必ず買わなければなりません。なぜなら、ガスケツになった場合、次の町まで数十マイルもある場合が考えられるからです。砂漠の真ん中。救援を待つ?当てになどできません。アメリカの人って、本当に良い人もたくさんいますが、道を尋ねると、ニコニコ笑って、逆を教える人もいますから!「AAAに連絡してやるよ、待ってな」と言ってくれても、一切何もしないのがむしろ普通かも。そんなとき、水がなければ命の危険すらあります。西部をドライブするときは、燃料は駅停ごとに満タンにして、水・食料は常に余分に積んでください。(注:そのころ、携帯電話はほとんど普及していませんでした。)

 拳銃無宿・・・スティーブ・マックィーン主演でした。賞金稼ぎで、ウィンチェスター92の銃身を短く切ったソードオフガンを持っていましてねえ…。そこまで記憶している・・・実は、木を削ってソードオフガンのモデルガンを作ったんです。寝るときもガンを布団に隠し持って…どうしてかって?スティーブ・マックィーンもそうしてたんですよ。賞金稼ぎは、逃亡犯に狙われることも多かったのです。

 ライフルマンは、オープニングで、ライフルの連射ですよ!(レバーアクションで発射出来るように仕掛けがしてある)ライフルマンの魅力は、早射ちに加えて、父と子の愛情が描かれていた点でした。ライフルマンの吹き替えは、元「水戸黄門の風車の弥七」中谷一郎さんでした。ライフルは木で作らなかったのかって?作らなかったです。我が家に本物の銃がありましたから、親の目を盗んで銃を持ち出し、連射の練習をしていました。「バキューン、バキューン」は、口で言いました。
 ローハイドでは、炊事担当のウイッシュボンじいさんがいい味を出しいました。毎日、シチューを作っていましたっけ。

 以上は西部劇です。現代ものでは、サンセット77が衝撃的でした。探偵ものなんですが、「華やかで、豊かで、勢いがあったころのアメリカ」でした。還暦パパがアメリカにあこがれたのは、サンセット77を見ていたからです。
「セブンティ・セブン、サンセット・ストリップ」という主題歌は、50年も経った今も口から出ますからねえ。

 うーん、きりがないなあ。良い時代を生かしていただきました。