大分県の贈収賄 諭吉が泣いている ~日本の公務員 旧態依然の体質~
3月に定年退職。それまで公宅住まいだったので、当然空けなければならず、田舎町の自宅へ引っ越した。引っ越しに係わり様々な手続きが・・・。その中で、「マジッスカ?」と言いたくなる事が結構ありました。公務員の不祥事が続出し、行政サービスが向上、綱紀粛正も進んでいると思っていたのですが。「ダメダこりゃ!」と言う感じです。
1 免許証の住所変更のため警察へ行った。そこで、見なければ良かったが、「転居してきたら、車庫証明を。しないと罰せられるよ」と言うポスターを署内の掲示板で見てしまった。やむなく、車庫証明の手続きをした。2,200円かかった。
そして、5週間ほど経過。警察から電話が来た。
警:「昨日で車庫証明の保管期限が過ぎました。再申請の、(新たに2,200円払って)手続きをしてください。」
私:「ど、どうして、受け取りに来いという連絡をくれなかったのですか?」
警:「それは、連絡しない決まりですから」
私:「でも、今連絡をくれているんじゃないですか?」
警:「期限が過ぎたから連絡してるのです」
私:「(腹が立ったが、相手は警察。ピストルを持っている。感情を害して、撃ちに来られてはかなわない)そ、それでは、期限が過ぎるのを黙って見ていて、過ぎたぞ!それっ!というわけで、電話をしてきたんですか?」
警:「・・・・・」
私:「連絡しないまま、過ぎましたよって…(あんまりだ。だけど相手は、ピストルを持っている)」
警:「どうするんですか!再申請するんでしょう!いまなら、見取り図(車庫周辺の地図)は書かなくてもいいですよ。(←テレビショッピングのおまけじゃないんだから!)収入証紙2,200円はかかりますけど」
私:「(キレた。今時、正直者はバカを見るってのは、ない!)その保管していただいている書類を破棄してください。必要が生じない限り再申請もしません。」
警:「え!!破棄・・・ですか?ちょっと待ってください。今、上の者に確認しますから…間…もしもし、それでは破棄します」(ガチャン)
・・・・・こんなことがあったんですヨ。あのとき、ポスターに目をとめなかったら、また、不真面目だったら2,200円をドブへ棄てずに済んだのです。忌々しい。2週間経つけど、まだ罰せられておりません。いじめのような気がするんですが・・・。
2 7月3日。市役所水道課から郵便が。内容は、「水道メーターの検針にお伺いしましたところメーターが動いておりました。(中略)水道使用の届け出がなされておりません。(中略)連絡がない場合、止水栓にて水道を止めます(後略)。」脅迫状でしょう!コレ!
メーターの検針は、5月1日、6月1日、7月1日に来ているのです(入居は4月1日。もう3か月以上、水道を使っている)。検針の人と御挨拶もしているのです。すぐ電話しましたよ。ところが、「水道使用の届けもなしに水道を使った」の一点張り。「転入届と連動していないのですか?」に対しては、「課が違います」
・・・・・一体何年前のお役所仕事よぉ!そんな体質だから、暴力団関係者に生活保護費を2億円も詐取されるんだ!事件発覚当初、記者会見で市のお偉方が、「規則通りにやっているんだ。何が悪いんだ!」って感じで息巻いていた。2億円の生活保護費をもらっていた暴力団関係者は、数台の高級外車を持ち、数カ所にマンションを持っていました。暴力団には手厚いが、善良な小市民(コレホント)は、いじめるってかぁ!
「居酒屋タクシー」って・・・屋台が進化し、タクシーの中が居酒屋になっていて…
「いらっしゃい」
「オウ、オヤジ!ホッピー。ナンコツ焼いて!」
「こっちは、生、大ジョッキ。あと、砂肝とトリレバとハート焼いて」
「ヘイ!メーター倒してスタートしま~しゅっ」
てなもんかと思いきや…深夜帰宅にタクシーを利用する公務員が、タクシー運転手からビールや現金などを受け取っていたというもので・・・接待(?)を受けた公務員(17府省庁・機関)は、計1,402人に上っていた。よく調べたねえ?端数を切り捨てていないあたり、信頼できる数字っぽさを表現したんだなきっと。うち、現金を手にしたのが3人、クオカード(どんなカードよぉ?)や、図書カードなどの金券を受け取ったのは55人。
金品などを受け取っていた職員数
第一位 財務省・・・・・600人
第二位 農林水産省・・・197人
第三位 国土交通省・・・173人
財務省の職員の中には、2,000~3,000円の現金やクオカードを約150回にわたり受け取っていた人がいた。150回を記憶しているあたり、さすが数字に強い財務省職員!感心するところでないですね。はい。
三位以内には入っていないけど、経済産業省、元の名は通商産業省だったんだけど、残業ばかりなので、「通常残業省(つうじょうざんぎょうしょう)」という愛称(!)があったそうな。上手い!ここも感心するところでないですね。タクシー代を払っているのは、我々国民なんですけど・・・クオカード1枚くださいよ!どんなカードか見てみたい。
そして、大分県。整理すると、次のような流れ…
一昨年、Y夫妻(夫:県教委参事、妻:小学校教頭)は、自分の娘が教員採用試験に合格するよう、県教委のお偉いさん2人へ、合わせて200万円の商品券を贈った。贈られた方は、関係部署へ、Yさんの娘さんの名前を示し、手心を加えるよう指示。Yさんの娘さん見事合格。
昨年、Y妻が、長男と、長女が教員採用試験に合格出来ず悩んでいた、小学校校長のAさんに、合格方法を指南。ワイロの相場として「子ども1人につき200万円」と・・・。Aさんは、お偉いさん2人へ、現金300万円と商品券200万円を贈った。仲介のY夫妻へは、謝礼として、数十万円の商品券を贈った。長男・長女、見事合格!
大分県の小学校教員採用試験は472人が受験。41人が合格。競争率は、11.5倍!これは狭き門ですね。
この事件の一番の犠牲者は、ワイロで合格した3人のおかげで不合格となった(3人の)若者です。人生を変えられてしまったのですから。続報で、この2年間でおよそ20人の不正合格が判明しました。収賄側の一人が、教員採用試験の成績を管理する人で、贈賄受験生の点数を水増し、そうじゃない受験生の点数を減点していた・・・。その陰で泣き、人生の進路を大幅に変更しなければならなくなった20人以上の若者がいるなど考えもしない。「そんなの関係ねえ~」キーボードを緒ちょいと叩いて、データを改ざんするだけでおよそ、4,000万円の収入。要した時間は、60分未満でしょう。(昇任にかかわる贈収賄も出てきたが…大分県!大丈夫か~?)大分って、福沢諭吉が少年期を過ごした地なんですよね…。
今の日本で、このようなことが通っているのです。真面目にやっている人が損をする。大分県の場合、おそらく告発があって発覚したけど、ハラハラしている人がいる都道府県がまだまだあるのではないかな?断言はしませんが。
今の日本は民衆主義ですよ。公務員は、学習しなければ・・・。学習している人もおられるのでしょうが、学習しない(できない?)人が多くて…。
3月に定年退職。それまで公宅住まいだったので、当然空けなければならず、田舎町の自宅へ引っ越した。引っ越しに係わり様々な手続きが・・・。その中で、「マジッスカ?」と言いたくなる事が結構ありました。公務員の不祥事が続出し、行政サービスが向上、綱紀粛正も進んでいると思っていたのですが。「ダメダこりゃ!」と言う感じです。
1 免許証の住所変更のため警察へ行った。そこで、見なければ良かったが、「転居してきたら、車庫証明を。しないと罰せられるよ」と言うポスターを署内の掲示板で見てしまった。やむなく、車庫証明の手続きをした。2,200円かかった。
そして、5週間ほど経過。警察から電話が来た。
警:「昨日で車庫証明の保管期限が過ぎました。再申請の、(新たに2,200円払って)手続きをしてください。」
私:「ど、どうして、受け取りに来いという連絡をくれなかったのですか?」
警:「それは、連絡しない決まりですから」
私:「でも、今連絡をくれているんじゃないですか?」
警:「期限が過ぎたから連絡してるのです」
私:「(腹が立ったが、相手は警察。ピストルを持っている。感情を害して、撃ちに来られてはかなわない)そ、それでは、期限が過ぎるのを黙って見ていて、過ぎたぞ!それっ!というわけで、電話をしてきたんですか?」
警:「・・・・・」
私:「連絡しないまま、過ぎましたよって…(あんまりだ。だけど相手は、ピストルを持っている)」
警:「どうするんですか!再申請するんでしょう!いまなら、見取り図(車庫周辺の地図)は書かなくてもいいですよ。(←テレビショッピングのおまけじゃないんだから!)収入証紙2,200円はかかりますけど」
私:「(キレた。今時、正直者はバカを見るってのは、ない!)その保管していただいている書類を破棄してください。必要が生じない限り再申請もしません。」
警:「え!!破棄・・・ですか?ちょっと待ってください。今、上の者に確認しますから…間…もしもし、それでは破棄します」(ガチャン)
・・・・・こんなことがあったんですヨ。あのとき、ポスターに目をとめなかったら、また、不真面目だったら2,200円をドブへ棄てずに済んだのです。忌々しい。2週間経つけど、まだ罰せられておりません。いじめのような気がするんですが・・・。
2 7月3日。市役所水道課から郵便が。内容は、「水道メーターの検針にお伺いしましたところメーターが動いておりました。(中略)水道使用の届け出がなされておりません。(中略)連絡がない場合、止水栓にて水道を止めます(後略)。」脅迫状でしょう!コレ!
メーターの検針は、5月1日、6月1日、7月1日に来ているのです(入居は4月1日。もう3か月以上、水道を使っている)。検針の人と御挨拶もしているのです。すぐ電話しましたよ。ところが、「水道使用の届けもなしに水道を使った」の一点張り。「転入届と連動していないのですか?」に対しては、「課が違います」
・・・・・一体何年前のお役所仕事よぉ!そんな体質だから、暴力団関係者に生活保護費を2億円も詐取されるんだ!事件発覚当初、記者会見で市のお偉方が、「規則通りにやっているんだ。何が悪いんだ!」って感じで息巻いていた。2億円の生活保護費をもらっていた暴力団関係者は、数台の高級外車を持ち、数カ所にマンションを持っていました。暴力団には手厚いが、善良な小市民(コレホント)は、いじめるってかぁ!
「居酒屋タクシー」って・・・屋台が進化し、タクシーの中が居酒屋になっていて…
「いらっしゃい」
「オウ、オヤジ!ホッピー。ナンコツ焼いて!」
「こっちは、生、大ジョッキ。あと、砂肝とトリレバとハート焼いて」
「ヘイ!メーター倒してスタートしま~しゅっ」
てなもんかと思いきや…深夜帰宅にタクシーを利用する公務員が、タクシー運転手からビールや現金などを受け取っていたというもので・・・接待(?)を受けた公務員(17府省庁・機関)は、計1,402人に上っていた。よく調べたねえ?端数を切り捨てていないあたり、信頼できる数字っぽさを表現したんだなきっと。うち、現金を手にしたのが3人、クオカード(どんなカードよぉ?)や、図書カードなどの金券を受け取ったのは55人。
金品などを受け取っていた職員数
第一位 財務省・・・・・600人
第二位 農林水産省・・・197人
第三位 国土交通省・・・173人
財務省の職員の中には、2,000~3,000円の現金やクオカードを約150回にわたり受け取っていた人がいた。150回を記憶しているあたり、さすが数字に強い財務省職員!感心するところでないですね。はい。
三位以内には入っていないけど、経済産業省、元の名は通商産業省だったんだけど、残業ばかりなので、「通常残業省(つうじょうざんぎょうしょう)」という愛称(!)があったそうな。上手い!ここも感心するところでないですね。タクシー代を払っているのは、我々国民なんですけど・・・クオカード1枚くださいよ!どんなカードか見てみたい。
そして、大分県。整理すると、次のような流れ…
一昨年、Y夫妻(夫:県教委参事、妻:小学校教頭)は、自分の娘が教員採用試験に合格するよう、県教委のお偉いさん2人へ、合わせて200万円の商品券を贈った。贈られた方は、関係部署へ、Yさんの娘さんの名前を示し、手心を加えるよう指示。Yさんの娘さん見事合格。
昨年、Y妻が、長男と、長女が教員採用試験に合格出来ず悩んでいた、小学校校長のAさんに、合格方法を指南。ワイロの相場として「子ども1人につき200万円」と・・・。Aさんは、お偉いさん2人へ、現金300万円と商品券200万円を贈った。仲介のY夫妻へは、謝礼として、数十万円の商品券を贈った。長男・長女、見事合格!
大分県の小学校教員採用試験は472人が受験。41人が合格。競争率は、11.5倍!これは狭き門ですね。
この事件の一番の犠牲者は、ワイロで合格した3人のおかげで不合格となった(3人の)若者です。人生を変えられてしまったのですから。続報で、この2年間でおよそ20人の不正合格が判明しました。収賄側の一人が、教員採用試験の成績を管理する人で、贈賄受験生の点数を水増し、そうじゃない受験生の点数を減点していた・・・。その陰で泣き、人生の進路を大幅に変更しなければならなくなった20人以上の若者がいるなど考えもしない。「そんなの関係ねえ~」キーボードを緒ちょいと叩いて、データを改ざんするだけでおよそ、4,000万円の収入。要した時間は、60分未満でしょう。(昇任にかかわる贈収賄も出てきたが…大分県!大丈夫か~?)大分って、福沢諭吉が少年期を過ごした地なんですよね…。
今の日本で、このようなことが通っているのです。真面目にやっている人が損をする。大分県の場合、おそらく告発があって発覚したけど、ハラハラしている人がいる都道府県がまだまだあるのではないかな?断言はしませんが。
今の日本は民衆主義ですよ。公務員は、学習しなければ・・・。学習している人もおられるのでしょうが、学習しない(できない?)人が多くて…。