アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ハロウィーンが七夕・お盆の起源!?

2008年07月07日 | Weblog
  七夕・お盆とハロウィーンは同一起源説 

 今日は、旧暦の七夕。日本、韓国、台湾、中国、ベトナム、(北朝鮮)などにおける節句(節供、節日)の一つです。後で触れますが、インドでも、祖先の霊をまつる行事が行われます(7月15日)。明治改暦以降は7月7日または月遅れの8月7日に七夕祭りが行われています。七夕は、「お盆」へ繋がるので、ひとまとめにしても良いと思います。還暦パパは、この「七夕・お盆と、ハロウィーン(Halloween)は、同一起源」という仮説を持っています。今、鼻で笑った方、還暦パパだってまじめに論を展開することがあるのですから(実は、いつもまじめなのですが…)、奇想天外には違いありませんが、偶然の一致にしておきたくないほど酷似しているんです。最後まで読んでください。

 <七夕・お盆とハロウィーンの酷似点>
●その1
 七夕・お盆・・・・亡くなった人が還ってくる
 ハロウィーン・・・亡くなった人が還ってくる
●その2
 七夕・お盆・・・・「ローソクもらい」に代表されるように、子供たちが浴衣を着て提灯を持ち、夕暮れ時から夜にかけて近所の家々を回って歌を歌い、ローソクやお菓子を貰いあるく。
 ハロウィーン・・・子供たちが仮装して、提灯を持ち、夕暮れ時から夜にかけて近所の家々を回って、アメや菓子を貰いあるく。
●その3
 七夕・お盆・・・・家々を回るときのセリフの一例(全国各地で多少違います)「ローソク出ーせー出ーせーよー出ーさーないとー引っ掻くぞーおーまーけーにー喰い付くぞー」
 ハロウィーン・・・家々を回るときのセリフ。「トリック・オア・トリート(Trick or treat. お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」
●その4
 七夕・お盆・・・・迎え火をたく。または、お墓へ先祖を迎えに行く。
 ハロウィーン・・・カボチャ(または、蕪:かぶ)をくりぬいた中にローソクを立てた、「ジャック・オー・ランタン(Jack-o’-lantern)」を作り玄関前に置く。家族の墓地にお参りし、そこでローソクをつけるという地方もある。

 さて、上記四点について、どのように考えますか!「単なる偶然」でここまで似ますか!
 還暦パパは、ハロウィーンの習慣を、七夕・お盆へ取り入れたと考えます。ハロウィーンは、ケルト人の収穫感謝祭がカトリックに取り入れられたものとされています。なぜいきなりケルト人かと言いますと、西暦1世紀頃、イギリス、アイルランドに居た人なのです。そして、ケルト人の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていたのです。
 ケルト人は、大陸から、イギリス、アイルランドへ進みました。ケルト人の一部はバルカン半島へ進出し、マケドニアなどを征服。さらにアジアへ侵入し、現在のアンカラ付近を中心に小アジア各地を席巻しました。アンカラでストップしたのではないはずです。カスピ海へ出て、さらに東へ進み(シルクロード)、インドへも入ったと考えても飛躍のしすぎではないと思います。実際インドでは、7月15日を中心に死者の苦悩を払い、死者の霊を慰め供養する盂蘭盆会(うらぼんえ)が行われています。入ってきたケルト人の考えが色濃く反映されたと考えられます。
 なぜ、ケルト人を起源としているかというと、アジアで七夕を特別の日とするようになったのは、後漢時代(25~220年)だからです。ちょうどその頃、ケルト人がアジアに来ています。
 以上から、「七夕・お盆とハロウィーンは同一起源説」を提唱するわけです。