ティティカカ湖のことを知ったのは、40年前。野次馬最前線としては、「行ってみたい!」と、思いましたねー!
1 汽船が行き交う湖の中では、世界最高地点(標高3,890m)。
2 面積は、琵琶湖の12倍。
3 トトラという植物(葦の一種)で作られた湖に浮かぶ大小約40の島々を総称してウロス島と呼ぶ。各島に、「大統領」がいる。
4 島に住む人々は、「風呂に入らない」。
5 島の女性は、スカートを重ね履き(新しく美しい布を上に巻いていく)しており、一番下が汚れたら引き抜いて湖へ捨てる。だから、湖の底には脱ぎ捨てられたスカート(布)が敷かれたようになっている。
と、まあこのようなことが書かれていた。「風呂に入らない」人々が地球上にいることが妙に引っかかった。もっとも、そのあと分かったことだが、生涯風呂に入ることがない人(民族)はたくさんいる。
ティティカカ湖には、ペルーとボリビアの国境がある。湖の上に線は引かれていないけど。
クスコから、7時間バスに揺られてティティカカ湖のお膝元である、プーノという町へやってきた。(クスコ~プーノ間はおよそ400km)途中、標高4,300mのララヤ峠を越えてきた。高山病の初期症状である締め付けられるような頭痛を感じながら。プーノという町がまた、趣がある。インカ時代の空気を漂わせている…そんな雰囲気。街の中の道幅がインカの頃のままなので、狭い。大型車両(バスを含む)は、入ることができない。
翌朝、よく晴れ渡って青空が濃い。3,800mなので、空に近いから青さも濃いのか?それにしても、酸素が薄い。ただ、人間の持つ、「慣れる力」は怖ろしいもので、動くと息苦しくはなるが、頭痛は緩和されていた。「慣れたなあ」と気づく。
トトラで作られたウロス島へ。左右をトトラに覆われ、運河のようになっているところをモーターボートで行く。島へ近づくと、島の女性たちが並んで出迎えてくれる。原色をふんだんに使った、あの衣装で。それにしても、島の女性たちは、太い!大相撲の「豊ノ島」が、インカからの伝統衣装を着て出迎えてくれている感じ。
まずは、観光客が集められ、島の広場でお勉強。もちろん、広場も浮島の一部。
○ トトラをどうやって刈り取るか
○ 浮き島はどうやって造るか
○ トトラの味見(個性的な味はしなかった)
○ その他、ためになるお勉強の数々
お勉強の中で、「浮島から湖底まで何メートルあるか」というクイズが出された。私は、15mと答えた。実測の結果、見事に的中。トトラで造ったミニチュアの舟を賞品としていただいた。
若夫婦と、幼稚園児の女の子が2人の4人家族のお宅を訪問をさせていただいた。もちろん家もトトラで造られている。家の中は、一部屋だけ。中央に、大きいベッドがあり、ベッド上は、勉強の場であり、食事の場であり…。炊事は、外。トイレも外で共同使用。
ウロス島の人口は、約2,000人。島には、小学校と幼稚園がある。中学生になると、舟を漕いで片道40分かけてプーノの中学校へ行く。近年、島から、大学へ進む若者がおり、島からの人口流失は大きな問題となっている。都会の暮らしを覚えてしまうと、トトラの浮島で生涯を終えようという気持ちになれなくなるのは当然か…。
島の人は、トトラで造った3~4人乗りの小舟を、「トヨタ」と呼ぶ。観光客を20人ほど乗せることができるトトラの船を、「ベンツ」と呼ぶ。日本人としては、少々不満。ウロス島には道がないので、車は一台もない。
「島の幼稚園を見学してもよい」と、いうことなので、張り切って幼稚園がある島へベンツで行った。上陸。ん?園児の歓声が聞こえない…シーンとしている。あいにくなことに、この日、幼稚園は休みでした。先生が資格を取得する講習会へ出席するためプーノへ行っているとのこと。道理で、家の中を見せてくれた一家の幼稚園児が、2人とも家にいたわけだ…。
1 汽船が行き交う湖の中では、世界最高地点(標高3,890m)。
2 面積は、琵琶湖の12倍。
3 トトラという植物(葦の一種)で作られた湖に浮かぶ大小約40の島々を総称してウロス島と呼ぶ。各島に、「大統領」がいる。
4 島に住む人々は、「風呂に入らない」。
5 島の女性は、スカートを重ね履き(新しく美しい布を上に巻いていく)しており、一番下が汚れたら引き抜いて湖へ捨てる。だから、湖の底には脱ぎ捨てられたスカート(布)が敷かれたようになっている。
と、まあこのようなことが書かれていた。「風呂に入らない」人々が地球上にいることが妙に引っかかった。もっとも、そのあと分かったことだが、生涯風呂に入ることがない人(民族)はたくさんいる。
ティティカカ湖には、ペルーとボリビアの国境がある。湖の上に線は引かれていないけど。
クスコから、7時間バスに揺られてティティカカ湖のお膝元である、プーノという町へやってきた。(クスコ~プーノ間はおよそ400km)途中、標高4,300mのララヤ峠を越えてきた。高山病の初期症状である締め付けられるような頭痛を感じながら。プーノという町がまた、趣がある。インカ時代の空気を漂わせている…そんな雰囲気。街の中の道幅がインカの頃のままなので、狭い。大型車両(バスを含む)は、入ることができない。
翌朝、よく晴れ渡って青空が濃い。3,800mなので、空に近いから青さも濃いのか?それにしても、酸素が薄い。ただ、人間の持つ、「慣れる力」は怖ろしいもので、動くと息苦しくはなるが、頭痛は緩和されていた。「慣れたなあ」と気づく。
トトラで作られたウロス島へ。左右をトトラに覆われ、運河のようになっているところをモーターボートで行く。島へ近づくと、島の女性たちが並んで出迎えてくれる。原色をふんだんに使った、あの衣装で。それにしても、島の女性たちは、太い!大相撲の「豊ノ島」が、インカからの伝統衣装を着て出迎えてくれている感じ。
まずは、観光客が集められ、島の広場でお勉強。もちろん、広場も浮島の一部。
○ トトラをどうやって刈り取るか
○ 浮き島はどうやって造るか
○ トトラの味見(個性的な味はしなかった)
○ その他、ためになるお勉強の数々
お勉強の中で、「浮島から湖底まで何メートルあるか」というクイズが出された。私は、15mと答えた。実測の結果、見事に的中。トトラで造ったミニチュアの舟を賞品としていただいた。
若夫婦と、幼稚園児の女の子が2人の4人家族のお宅を訪問をさせていただいた。もちろん家もトトラで造られている。家の中は、一部屋だけ。中央に、大きいベッドがあり、ベッド上は、勉強の場であり、食事の場であり…。炊事は、外。トイレも外で共同使用。
ウロス島の人口は、約2,000人。島には、小学校と幼稚園がある。中学生になると、舟を漕いで片道40分かけてプーノの中学校へ行く。近年、島から、大学へ進む若者がおり、島からの人口流失は大きな問題となっている。都会の暮らしを覚えてしまうと、トトラの浮島で生涯を終えようという気持ちになれなくなるのは当然か…。
島の人は、トトラで造った3~4人乗りの小舟を、「トヨタ」と呼ぶ。観光客を20人ほど乗せることができるトトラの船を、「ベンツ」と呼ぶ。日本人としては、少々不満。ウロス島には道がないので、車は一台もない。
「島の幼稚園を見学してもよい」と、いうことなので、張り切って幼稚園がある島へベンツで行った。上陸。ん?園児の歓声が聞こえない…シーンとしている。あいにくなことに、この日、幼稚園は休みでした。先生が資格を取得する講習会へ出席するためプーノへ行っているとのこと。道理で、家の中を見せてくれた一家の幼稚園児が、2人とも家にいたわけだ…。