アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ペルーの子供を苦しめる日本人…やめてくれ!

2010年11月13日 | Weblog
 日本人にやめてもらいたいこと…ペルーのあちこちで、ペルーの子供たちに「アメちゃん」をあげる日本人が目立つ!アメをもらった子供達はそりゃあ喜んでいます。アメ配りのオバチャンもオジチャンも、「ドヤ!」という顔。善行のつもりだから始末におえない。
 なぜやめてもらいたいか?…む、虫歯になります!
 ウロス島(ティティカカ湖)の子供達に、歯磨きの習慣などありません。風呂にも入らなんだから(民族の習慣だから、批判するようなものではないけど)。虫歯になっても、歯医者にかかるのに片道40分を葦で編んだ、「トヨタ」と呼ばれている舟でプーノまで漕いでいかなければならない。現金だって、乏しい。
 アメをばらまくことが、子供達を苦しめることになることに気づいてほしい。どうしても、なにかをあげたいのなら、100円ショップで手帳とボールペンでも大量に買って持参し、ばらまいてくればよい。ちなみに私は子供の歓心を買うモノは一切あげませんでした。

 オット、歓心を買うモノはあげませんでしたが、歓心を買う行為をしてしまいました。
 ティティカカ湖からの帰路、地元のプーノには飛行場がない。それで、バスで40分ほど北上し、飛行場があるフリアカという町へ行きました。フリアカから、アレキパ経由リマ行きという飛行機でリマへ帰ろうとしていました。この飛行機は、有視界飛行というなんとも南米らしいもの。そのためか、気象状況を気にすることしきり。定刻になっても、「搭乗開始宣言」がない。空港待合室には、100人ほどの客が。私の席に向かい合った席に、白人の夫婦と2人の子が(男の子と女の子)座っていた。夫婦のでかいこと!推定で、母親の身長は188センチ、父親の身長は204センチ。シャラポアと婚約者のプロバスケットボール選手のような夫婦。よって子供達も背が高い。小学校の低学年と思われるが、150センチはあった。まあそれは、どうでもいい。女の子が、貧相で薄毛の東洋人のオヤジが珍しいらしく、私を観察していた。そこで私はどのような行動に出たか?「なに見てんだよう!」など下品な恫喝はしない。手品を始めました…!その様子にシャラポアが気づき、男の子も手品見物に格好な席へ移動させた。プロバスケも見ないふりをしてしっかり見ている。私の左隣の白人のオヤジは、ネタを盗もうと首を伸ばしていた。期せずして拍手が湧き…気がつくと、待合室の殆どの人が手品見物!柄にもなく顔が紅潮してしまいました。三種類の手品を5パターン見せたところで、搭乗開始のアナウンス。

 シャラポア一家四人は、アレキパで降りた。降り際、私を見つけて口々になにやら言っていた。たぶん、「あなたのような素晴らしい日本人にお会いできて幸運でした。ありがとう」と、言ったはず。「あなたのようにハンサムな日本人を見たことがありません」とも言っていたかも…。(←全く言ってないね!)