ペルーの田舎を走ると…民家から奇妙なサインが出されていることに気づく。
メガフォンの形状をしたものを赤いビニールで包み、棒の先に縛り付けてある。それを、日本の民家が祝祭日に国旗を掲げるように玄関に掲揚している。(我が家は、祝祭日には国旗を掲げています)
さて、これは一体何か?ヒントとしては…
1 農村部の集落にある
2 道の両側100mほどの集落に50軒ほどの家があるとしたら、10軒ぐらいが、この赤メガフォンを出している。
3 季節限定。
答えは、「居酒屋」。赤メガフォンは、「我が家のチィチャデホラができてるよ。飲みに来ていいよ」という目印でした。
チィチャデホラは、トウモロコシを発酵させて作った酒。発酵しすぎると飲み頃ではなくなる。せいぜい出来上がりから2週間程度しか保存できない。そんなわけで、この時期(10~11月)、村ににわかに居酒屋が増えることになる。
真っ昼間でしたが、日本を勝手に代表する野次馬としては、一見さんではあるが居酒屋の客にならなければ気が済まない。エンジ色に塗られた塀に囲まれた居酒屋へ入った。塀の中には、イスやゲーム(昔ながらのゲームで、直径5センチほどの大きなコインを3~4メートルほど離れたところにある、金属製のカエルの口に投げ入れる)があった。収容人員は50人ほどか。大きな甕(かめ)に、チィチャデホラが入っていた。甕はいくつかあり、その家独特の味のチィチャデホラを作っているという。
居酒屋の女将さんは、気前よく大きなピッチャーにチィチャデホラを汲んでくれた。それをコップに注いで飲む。
味ですか?…私には「旨い酒」でした。初めて経験する味…香ばしいドブロク…と、いったところか。
この居酒屋では、「クイ」を飼っていた。つまみとして、「クイ」を注文する人はいないと思う。なぜなら、高価すぎるから。多分、飼っている「クイ」は、観光地のホテルやレストランへ売って現金収入を得るためのものでしょう。(クイについては、明日書きます。悔いを残さないように。「クイが食いたい」なんてレベルのダジャレは書きません。あ、もう書いちゃった)
居酒屋の客は、近所の人たち。おつまみなど食べない。チィチャデホラを楽しんで、他愛ない話で大笑いして家へ帰る…こんな感じでしょう。飲み足りない人は、隣の居酒屋でまたチィチャデホラを飲む。もう一軒行こうか!となり、またチィチャデホラ…。ペルーの田舎の人たちの楽しみでしょう。10~11月のペルーは、初春です。
メガフォンの形状をしたものを赤いビニールで包み、棒の先に縛り付けてある。それを、日本の民家が祝祭日に国旗を掲げるように玄関に掲揚している。(我が家は、祝祭日には国旗を掲げています)
さて、これは一体何か?ヒントとしては…
1 農村部の集落にある
2 道の両側100mほどの集落に50軒ほどの家があるとしたら、10軒ぐらいが、この赤メガフォンを出している。
3 季節限定。
答えは、「居酒屋」。赤メガフォンは、「我が家のチィチャデホラができてるよ。飲みに来ていいよ」という目印でした。
チィチャデホラは、トウモロコシを発酵させて作った酒。発酵しすぎると飲み頃ではなくなる。せいぜい出来上がりから2週間程度しか保存できない。そんなわけで、この時期(10~11月)、村ににわかに居酒屋が増えることになる。
真っ昼間でしたが、日本を勝手に代表する野次馬としては、一見さんではあるが居酒屋の客にならなければ気が済まない。エンジ色に塗られた塀に囲まれた居酒屋へ入った。塀の中には、イスやゲーム(昔ながらのゲームで、直径5センチほどの大きなコインを3~4メートルほど離れたところにある、金属製のカエルの口に投げ入れる)があった。収容人員は50人ほどか。大きな甕(かめ)に、チィチャデホラが入っていた。甕はいくつかあり、その家独特の味のチィチャデホラを作っているという。
居酒屋の女将さんは、気前よく大きなピッチャーにチィチャデホラを汲んでくれた。それをコップに注いで飲む。
味ですか?…私には「旨い酒」でした。初めて経験する味…香ばしいドブロク…と、いったところか。
この居酒屋では、「クイ」を飼っていた。つまみとして、「クイ」を注文する人はいないと思う。なぜなら、高価すぎるから。多分、飼っている「クイ」は、観光地のホテルやレストランへ売って現金収入を得るためのものでしょう。(クイについては、明日書きます。悔いを残さないように。「クイが食いたい」なんてレベルのダジャレは書きません。あ、もう書いちゃった)
居酒屋の客は、近所の人たち。おつまみなど食べない。チィチャデホラを楽しんで、他愛ない話で大笑いして家へ帰る…こんな感じでしょう。飲み足りない人は、隣の居酒屋でまたチィチャデホラを飲む。もう一軒行こうか!となり、またチィチャデホラ…。ペルーの田舎の人たちの楽しみでしょう。10~11月のペルーは、初春です。