自己防衛グッズはお出かけの必需品？

　電車内で大声で携帯電話で話していた若者に対し、私の隣に座っていたオヤジが、「携帯電話、やめろ！ぶっ殺すぞ」と、恫喝的に注意した話は以前にお知らせした。その時、若者は、コソコソと後ろの車両へ移動した。オヤジにマナーの悪さを指摘され、「ぶっ殺す」とまでいわれては、逃げるしかない。当然の行動。

　船橋の、「バス内携帯電話常習女」の話を聞いて、出かけるときは、「武装しなければならない時代」の到来かと怖ろしくなりました。

　事件のアウトラインは…
　１　船橋駅北口からバスに乗った女が、携帯電話で大声で話し始めた。
　２　乗務員が、バスを停めて注意した。
　３　女は、注意を無視して話し続けた。
　４　見かねた複数の乗客が、女を注意した。
　５　女は逆ギレ。悪態をつき始めた。
　６　乗務員は、乗客への迷惑行為をやめない女に対し、「道路運送法に基づく乗車拒否」を宣告。とうとう乗客からも、罵倒の声が！
　７　女は、催涙スプレーをまき散らした。そして、緊急停車し開放された乗降口から脱兎のごとく逃げ出した。乗務員が、逮捕しようと追いかけたが、女の姿はその辺にはなかった。

　女は、翌日も何食わぬ顔で同時刻のバスに乗った。通報され、バス内で、緊急逮捕された。ところがその際も、降車を促す警察官に１時間以上抵抗したという。そして、「注意した方が悪いから催涙スプレーを噴射した」…反省の弁や詳細な供述は一切ないという。

　この女、ごくごくありふれた、どこにでもいる感じの３４歳だという。それが怖い。バス内の携帯電話は、「迷惑な奴だ」ぐらいで済むかも知れない。しかし、「催涙スプレーの常時携行」これは・・・！女性の外出の時の必需品になっているのか？

　催涙スプレーを悪用した異臭騒ぎ、強盗事件、傷害事件などが度々報道されます。そのため、使用法により刑事と民事の両面から厳重に処罰されることがある。しかし、いとも簡単に入手できる。
　飛距離は３～５ｍ、１秒間発射でおおむね１０回。口紅タイプ、２,８００円。これなら、誰でも買えますよ。熊除けスプレーより、安価。

　催涙スプレーもいい迷惑ですが、ナイフも、スタンガンも自由に入手できる。高校生が、敵対する高校生を駅で待ち伏せして、ナイフで刺した事件がありました。ナイフを持ち歩く人…どのくらいの割合なのか？
　そして、今やスタンガンの時代だとも…。ナイフより距離をおいて、やっつけることができる…誰を？
　スタンガンは、１８０万ボルトのもので、１４,８００円。２５０万ボルトで１６,８００円。自分を守るために買う…手頃な価格です。だけど…２５０万ボルト、私など心臓が弱いので、即死してしまうんじゃないか？

　催涙スプレー、ナイフ、スタンガンを持った人と、同じバスに乗り、電車に乗り…街を歩く。…危ないです。実際、誤作動もあった。本当に護身用に持っているのではなく、悪事の企みや、面白半分で持ち歩いている輩がいる。狂犬が凶器を持っている…そういう時代だからと無視できない。
　外出は、鎧甲とガスマスク装着…とりあえずガスマスクを買うかな？新品の購入は、かなり困難（テロ防止法関連）。中古なら、数千円で売っているが、骨董のコレクション用。感染予防のマスクで我慢するしかないです。