アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ゾマホンを失望させない日本でいようよ…

2010年12月24日 | Weblog
 日本で活躍している外国人タレント、共通しているのは、当然かも知れないが「日本好き」。あと、日本語がすこぶる上手い。
 外国人タレント多しといえども、とりわけ、ゾマホン・イドゥス・ルフィンがいい。ワンピースの主人公かって?それは、「ルフィー(モンキー・D・ルフィー)」でしょ。
 ゾマホンは、タレントであり、ビートたけしの付き人であり、ベナン大統領特別顧問でもある。「ここがヘンだよ日本人」の時は、お笑いタレントかと思いましたが、全然違った。頭も、心も優秀なペナン人でした。ペナン共和国は、ナイジェリアの西に隣接する小国。日本の面積の30%程度。人口は約半分。

 ゾマホンの頭の良さは…ベナン国立大学卒業、中国・北京語文化大学(修士学位)卒業、上智大学大学院博士課程修了…中国語も、日本語もできる。しかも、修士号、博士号を取得するだけの言語能力…。

 「心も優秀」と書いた理由は…ゾマホンは、本を出版している(「ゾマホンのほん」「ゾマホン、大いに泣く」など)のですが、印税の全てを母国であるベナン共和国での学校建設につぎ込んでいるという。
 たけし小学校(2000)年
 明治小学校 (2001年)
 江戸小学校 (2001年)
 たけし日本語学校(2003年 事実上の首都であるコトヌー市に建設。憲法上の首都はポルトノボ市)。

 ゾマホンが日本をどう見ているか…
 1 天皇(制)は、日本の象徴である。守らなければならない。(日本びいきの外国人に共通するのは、「天皇がいるから日本が好き」ということです。日本人としても、誇りに思って天皇制を守りましょう)
 2 日本人は、綺麗好きで礼儀正しい。「スミマセン」を多用するが、それは素晴らしいことである。(「スミマセン」を肯定的に見てくれて、どーもスミマセン)
 3 日本の発展は、教育にある。日本人の識字率は、100%。ペナンの識字率は34.7%(男47.9%、女23.3%)。ペナンを先進国にするには、教育が必要不可欠である。だから、学校が必要。(問題は、教員をどうやって育成するかですね)
 4 江戸~明治時代の日本人は素晴らしかった。鎖国をしたため、ヨーロッパの植民地にならなかった。鎖国をしながら、教育は大事にした。(鎖国について、このような見方をするのは、日本人より外国人に多いです。江戸時代の日本の教育についてしっかり見ている。これは、日本人にも少ないことです。寺子屋こそ、「個に応じた指導」ですから。学年なし、教科書なし…あくまでも個に応じた指導なのです)
 5 日本の安全は素晴らしい。(そうでもないのです。うっかり西麻布で飲んでいると、歌舞伎役者に「貧乏人の小者!」と怒鳴られるし、K連合に顔面骨折するほど殴られる…)
 6 過去の歴史問題を韓国に謝罪したのが立派。(中国など、何度謝罪しても「謝罪せよ」と言うのですが…どうしたもんでしょうか?)
 7 日本の教科書は南京大虐殺や従軍慰安婦のような自国の犯罪も記されている。とてもすばらしいことである。(日本は開かれた国なのです)
 8 日本の子供達は、髪を染め、ミニスカートを履く。それは良くない。(「染髪、ミニスカ…何が悪い!いいだろう!」と、のたまう(宣う)日本人も多い。外国人の多くは、「奇異」と観ている。ゾマホンは日本で、 染髪、ミニスカが容認されていることに納得がいかない。私の意見は何度も主張しているので今回は割愛するが、ゾマホンと同意見)
 9 日本人は、欧米しか知らない。(これは、日本人は、白人には弱いが他の人種・民族には優越感を持っている。世界を知ろうという気持ちが無いよってこと。ホントそうだよねえ。ペナンについて知りたいと思わないもんね)
 日本は、ゾマホンに嫌われるないようにするのが進むべき正しい道です。ゾマホンの日本は、「良かったころの日本の姿」ですから。