アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

相撲ファンとプロレスラーを封じ込める作戦とは

2010年12月27日 | Weblog
 大相撲の醍醐味の一つに、「座布団投げ」があります。「枕投げだろう」だって?それは、修学旅行の醍醐味。大相撲では、枕を投げない。
 朝青龍が負けると、随分座布団が舞っていた。あれは、「いい気味だー!」という意味の座布団投げ。この度白鵬の連勝がストップしたとき…当然座布団が舞わなければならないのに(「いい気味だ」だけではなく、感動した場合に投げる)、1枚の座布団も跳ばなかった。なぜって?座布団が投げられないように仕掛けされていたから。
 内舘牧子さんは、そのことが気に入らない。「座布団飛ばしも文化だ!」と巨大な眼球をひんむいておられる。アンティークマンは内舘ファンなのかって?そうです。理由は、内舘さんとは、同期の桜だから仲間です。「同期の枯れ尾花だろう」って?コラコラ!

 大相撲の座布団投げは歴史的な経緯があるのです。
 江戸~明治時代には、ひいき力士に御祝儀をわたすために「羽織など(個人を特定できるもの)」を投げたのです。
 具体例をあげると…私が高見盛に御祝儀をあげたいとき、「アンティークマン」と刺しゅうが入った羽織を投げる。結びの一番が終わり、「打ち出しの木」が入ってから、高見盛が羽織を持って私の桟敷に挨拶に来る。そこで私は、100万円入りの封筒を渡す。…このようなシステムができていた。通称、「投げ花」と呼ばれていた。これが明治42年に禁止されてしまった。そこで、羽織の代わりに座布団が投げられるようになり、御祝儀の代わりに「懸賞金」がつけられるようになった。

 ですから、内舘さんの、「座布団投げは文化」との言い分は正しいのです。では、なぜ場内アナウンサーが、「危険ですので座布団を投げないでください」というのか?名目上禁止されているから。しかし相撲ファンがそんな座布団投げ禁止を守るはずがない。名目上禁止についても、それらしい理由があるだろうって?それが、実にくだらない理由なのですが、「1キログラムもある座布団が当たっタラ大怪我をしかねないから」。タラとかレバの話で、座布団投げを禁止するなよなーっ!

 飛ばせない座布団。どんな仕掛けがされていたか?4枚の座布団を連結していた!そりゃあ、投げられない。
 座布団連結!どこからその発想が出てきたか?プロレスですよ!プロレスの場外乱闘のときパイプ椅子で殴打したりなどする。これで大怪我をすることがある。頭を痛めたプロレス協会が考えついたのが、「パイプ椅子をヒモで縛って連結する」という方策。さすがのプロレスラーも、四連、五連の椅子を振り上げることができなかった。
 座布団連結にも歴史的な経緯があるということか!

 「座布団の舞」これは、禁止してはいけません。危険だろうって?綿が入った座布団のどこが危険なのか!綿で危険なら、クッション材でも入れとけ!内舘さんも、「スポンジでも入れとけ!」と、目玉をひんむいておりました。女子フィギュアスケートの鈴木明子選手、てっきり内舘さんの娘さんだと思っていました。血のつながりはないようですが…鬼太郎の目玉オヤジもびっくり…!