アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

水飢饉に備え、シャワーでのおしっこ奨励

2010年12月19日 | Weblog
 「シャワーの最中におしっこをしよう」
 6月にこのような呼びかけがあったとき、「どうして?奇をてらった呼びかけをして有名になろうとしているのかな?それにしても、シャワーを浴びながらどうしておしっこをしなければならないんだ?」と、思いました。

 奇をてらったわけでも、有名になりたかったわけでもなかった…!呼びかけた人は、総資産が約200億円、「最もリッチなモデル」といわれている(ギネス認定)、ジゼル・ブンチェンさん(ブラジル出身の30歳)。
 ブンチェンさんによると、「シャワーの最中に926人がおしっこをすれば、1年間に405万5880リットルの水が節約できる」のだと。
 私は、「水はタダ(無料)」という意識があるものですから、ブンチェンさんの呼びかけを俄には理解できなかった。シャワーの最中におしっこ?想像だにしなかった。シャワーでおしっこすれば、トイレでおしっこして流す水が節約できるということ…でした。
 
 呼びかけから半年。どのくらいの日本人がシャワーの最中におしっこをするようになったでしょうか?当てずっぽうですが、日本人はシャワーでおしっこをしないんじゃないか?おしっこは、トイレでしょう?
 日本は、干ばつの水不足はあるにはあるが、水には殆ど困らない。シャワーでおしっこをして、仮に500ミリリットルの節水をしたところで、何がどうなる?トイレ一回分の水で、日本を困らせることになるか?
 そんなわけで、ブンチェンさんの呼びかけは、日本では通用しないデスネ。(しかし、中国マネーが日本の山林を買い漁っています。その裏には、40年、50年先に訪れるであろう「水飢饉」対策がある。「山林=水」この発想と、子孫に水を残すという考え方は、日本が見習わなければならないところです)

 そこでダルビッシュ!薮から棒になんなんだって?水といえばダルビッシュ。これは、今や常識。2年前に、「ダルビッシュ有 水基金」を設立た。公式戦で1勝するごとに10万円を基金に寄託。賛同者からの浄財も集まり、10月までに基金は、約900万円になった。

 ダルビッシュがなんのために水基金を?
「発展途上国は、水がすごく汚い。寄付することで(きれいな水を得られ)人の命が救われるなら!」という動機。ダルビッシュのルーツであるイランでは、干ばつで井戸が涸れて、水を求めて流浪する「水難民」が増えているという。
 基金は、まだイランでは使われていないが、ネパール、カンボジア、ソロモン諸島で井戸や雨水貯留設備が整備されたという。ケニア(スラム街)では、1.5キロに及ぶ水道管敷設が始まった。完成すれば、約千人が安全な水道水を利用できるようになるという。
 ダルビッシュ、やるじゃないですか!偉いですよ!

 我々日本人は、国内ではシャワーの時におしっこをしなくても良いが、一歩外国へでたら、「シャワーでおしっこ」を習慣にしましょうかね。頻尿の老人の場合は、頻繁にシャワーを浴びるように…おっと、これでは水の浪費がはなはだしくなる。頻尿老人には海外では、おしっこを我慢していただきましょう。