アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

環境保全と人の命 スタッドレスタイヤから 

2008年11月09日 | Weblog
   環境保全と人の命 スタッドレスタイヤから 

 冬道に備え、タイヤをスタッドレスに交換しました。タイヤは命を載せている…確かに。
 スパイクタイヤが許されていた頃は、圧雪でも、アイスバーンでも運転が苦になりませんでした。スパイクタイヤが禁止され、スタッドレスタイヤになってからは、冬道は怖いです。自分だけ注意していてもダメ。前後左右どこから車が突っ込んでくるか分からない。しかも回避不能。
 スパイクタイヤ禁止以降、スリップが原因の交通事故が20%増加。タイヤメーカーは、「滑りにくいタイヤ」を宣伝文句にしていますが、滑らないはずがない。ブレーキを踏んでしまったら、どこへ行くか分からない。ハンドルが効かず車が勝手に滑っていく…2度ほど体験しています。数少ない頭髪が全て逆立ちました。そのとき対向車がいたら終わっていましたね。

 そもそも、日本が、肝心の法令を変えずに、スパイクタイヤ禁止の法令だけを決めてしまった。これが、大きな間違いなのです。
 「環境保護の観点から、スパイクタイヤによる粉塵公害を解消するためにスタッドレスにした。どうだ!いいことをしたでしょう!日本は環境保護やってるんですよ。鼻高々!これで、日本も欧米並み!」
 環境保護という水戸黄門の印籠を突きつけられると、「NO」と、言うのは非国民の時代ですからねえ。

 スパイクタイヤ禁止のおかげで、何人犠牲になっている!スパイクタイヤに戻せと言っているのではないのです。スタッドレスタイヤで、安全に走行出来る道路にしますから、「どうぞ、スタッドレスタイヤで走行してください」とするべきでしょうということを言っているのです。

 欧米では、冬道の走行について…
1 冬道は、24時間乾燥した状態に保たなければならない
2 スパイクタイヤを禁止とする
 法令でこのようになっているのです。ですから、道路を乾燥した状態に保たなければ法令違反です。罰せられないよう、除雪は24時間やっています。融雪剤もガバガバ撒きます。車が錆びる?車が錆びるのと人の命、どっちが大事?除雪が間に合わなければ通行止めとします。罰せられないためには、通行止め…当然です。こうして、「人の安全」を確保できるようにしているのです。
 アメリカの場合、スタッドレスタイヤはありません。「オールシーズンタイヤ」で、夏も冬もOK。

 日本の場合、スパイクタイヤ禁止だけを欧米並みにして、除雪体制については、従来通り。
 従来通りとは…道路には、国道、県道、市道、町道…などそれぞれ管轄がある。高速道路はまた別の管轄。除雪もその管轄で行うので、「差」が出てくる。県道は除雪してあっても、市道に入ったら30cmの積雪などということが頻繁に起こる。
 お役人様方および下請け業者が除雪するわけで、ひどい状況があります。「朝9時より除雪」という地方公共団体もあるのです。9時なら、どこの事業所も出勤してしまっています。除雪していない道を!
 なぜ朝9時?「職員の勤務時間は、8時45分からですので、除雪に出るのは9時となります…」これだもの!地域住民の交通手段の確保、安全の確保などなにも考えていない。「自分たちの勤務時間に働く。文句あるか!何で、早出してサービスしなければならんのだコラ」ってわけ。6時から、除雪出動という地方公共団体もあるので、「なんとかしよう」という気持ちがあれば何とでも出来るのです。

 首都圏なら、住民サービスについては、成熟しているかと思っていた。そうじゃなかったですね。21世紀の今、救急患者たらい回し。断った側にもそれなりの言い分。自分たちは悪くない…「医者が1人しかいなくて手が回らない状態だった」「ベッドがなかった」「急を要するような連絡ではなかった」…患者はどうすればいいの…

 先進的と思っていた首都圏がその有様。地方公共団体、推して知るべし…除雪もさることながら、旧態依然だわ!言葉に窮すると、「決まりですから」「それは、係が違います」「担当のものが不在です」それらのセリフ、死語だと思っていたのに。シーラカンスだな。暴力団へ生活保護費として2億円を渡したときも、「手続き上問題なかった。市側に落ち度はない」と、記者団をにらみつけていましたから。「手続き・・・」つまり、形式だけしか見ない。「2億円」という金額は、なーんも関係ない。心が入ってないのです。 
 こんな塩梅ですから、「除雪体制を・・・」などと言ったら、「除雪?やってるだろう!バカモノ!」と一喝されるのでしょうね。
 
 スパイクタイヤの禁止で、金属のスパイクの代わりに、竹のスパイクを埋め込んだ、「竹スパイクタイヤ」が出ました。粉塵公害を起こさないので、いいというわけです。笑えるでしょう。本当の話ですよ。さらに、笑えるのが、竹ではなくクルミの殻を使った、「クルミ スパイクタイヤ」。埋め込むのではなく、粉砕したクルミの殻をタイヤのゴムの中に練り込んでありました。クランチチョコレート状態。何でクルミの殻だったのでしょうねえ?「栗のイガタイヤ」「ウニの殻タイヤ」「ハリネズミタイヤ」「ヤマアラシタイヤ」…これらも環境に優しい…。

2年後は北半球に寒冷期

2008年11月08日 | Weblog
  2年後は北半球に寒冷期

 「上農は草を見ずして草を取る」優秀な農民は、草が生える前に草を取る。つまり、田畑に草が生えている状況など作らない。
 上農になりたいがための実践で間が抜けたこともあった。どんなドジ踏んだんだ!言ってみろって?…それが…とにかく、草を生やさないぞ!一生懸命草を取った。カボチャの蔓はすくすく3方向に延び、ソフトボール大の実も付いていた。台風が来た。翌朝、畑へ行って唖然!台風でカボチャの実が転がされた。カボチャの蔓は、転がされまいと頑張ろうとしたが、雑草が一本もないので掴まるところがない。蔓も一緒に捻れながら転がされた。3本の蔓は、時計の短針、長針、秒針よろしく時計回りで転がって転がって…一本になった。お下げの三つ編み完成!草を取らずに、生え放題にしておけば、カボチャの命を救うことが出来たのに。上農を目指したために、カボチャを全滅させてしまった。

 今年は、凄いですよ!何がすごいかって?11月になったのに、北国の我が家の畑からは、水菜、サラダ菜、トマト、エンドウ豆、ズッキーニが収穫できる!温室ではないですよ、露地ですよ。地球温暖化の恩恵を受けているわけです。びっくりしたり、喜んだり!その分、雑草も生意気に生えてくる。連山が冠雪している11月に、畑の草取り!

 小学生の頃(およそ50年前)、文化の日に学芸会をやっていた。会場の体育館が暖められるので屋根に積もっていた雪が、ザアザアとトタン屋根を滑り落ちたことを良く覚えている。11月3日に、1mからの積雪があったのです。ところが、12月になっても積雪がない年もあった。そういう年を「暖冬」と呼んでいた。「暖冬」の頻度が増え始めた。間氷期の中にも、温暖、寒冷があるわけで…。

 <今続いている間氷期の寒暖>
 1800年 寒冷期
 1920年 徐々に温暖期へ
 1945年 ほぼ温暖期
 1975年 温暖期
 2008年 温暖期
 2010年 次第に寒冷期に(平均気温が下がり始める)
 2017年 寒冷期 平均気温が7~8℃下がる
 「温暖化」問題も、2年後には解決です。還暦パパ説なら、「還暦(かんれき)と寒冷期(かんれいき)をかけたでっち上げ?」と思う不埒な人もいるでしょう。しかし、アメリカ国防総省の発表と聞くと、信じる人もいるでしょう。実は、この寒冷期情報は正しく、アメリカ国防総省の発表です。

 温暖化で困っている人もいるんだ!温暖化の恩恵とは不謹慎であろう、手放しで喜ぶんじゃない!そういう意見もあるでしょう。
 しかしですね、運動会が雨のため困っている人がいる。一方その雨、干ばつで困っていた農民にとっては恵みの雨。雨を喜んでいる農民を、「不謹慎」呼ばわりしますか?しませんよね。例えが良くないので話の本質から逸れているって?逸れていません。「自然現象を相手にして、困ってもしょうがないのです。どうしようもないでしょう。それなら、恩恵と受け止める方が潔いのではないでしょうか」

 日本社会の枠組みは、人口減で歪みが起こっています。自然の枠組みは、温暖化で狂っているか?狂っていません。自然界は、温暖化に適応しています。我が家の畑の11月の収穫もその一例。オホーツク海で南海の魚が獲れるのも一例。自然界の動植物は、「温暖化だ。困ったもんだ。絶滅しよう」とはならない。状況に適応したり、適応出来る場所へ移動したりなどして、「普通に」生きている。大騒ぎしません。

 ところが人間界は…騒ぎますねえ
 「牛のゲップには大量のメタンガスが含まれている。牛糞からもメタンガスが発生する。牛が増えると大量のメタンガスが発生し、温室効果を高める」このような論も出ました。そのときは、牛肉使用のハンバーガーまで温室効果ガス発生の元凶とされました。

 おもしろいという点では評価できますが、豚のゲップ、鶏のゲップ、鯨のゲップは許すのか?どうやらハンバーガー陥れ作戦と見た!ハンバーガーの敵は…ミスタードナッツかコーネルさんのチキンかピザハット…彼らの仕業だな!

 きちんと整理しなければならない2つの事実…
1 メタン、二酸化炭素等は、温室効果ガスである。
2 温室効果ガスは、地球温暖化とは無関係である。
 特に2が大切です。これをふまえて温暖化の議論をしなければ、牛のゲップが原因で、南海の魚が北の海へやってくるという話になってしまいます。

 温室効果ガスを減らすのは、大賛成。残り少ない人生、きれいな空気を吸って生きたいですから。2年後には寒くなる…旧ソ連に習って、還暦パパも南下政策をとらなければ…寒さは、老人にはつらいです。

 なるべく、ゲップをしないように生きていきます。呼吸も少なめにして。


コーヒーの凄い薬効 

2008年11月07日 | Weblog
  コーヒーは、かなり体に良い 

 「朝食は、和食じゃなければならない」という人がおります。その人たちがむしろメジャーかな。私は、コーヒーが飲みたいので、朝食はパン。御飯にコーヒーは、合わないかと…ステレオタイプ?和食の人が、味噌汁を飲むように、私はコーヒーを飲む。
 コーヒーの飲み過ぎによる中枢神経興奮で、動悸、不眠等で病院へかかったことも。そんなわけで、現在は、1日4杯程度にしているが、最盛期は10杯以上飲んでいました。自慢ではありません。

 コーヒーは、体に悪いといわれていた時代を経て、現在は、「コーヒーは体によい」となってきております。良かった良かった。時代が変われば、黒が白になることもあるのです。長生きはするものです。

 <コーヒーがいかに体によいか>
◎ 肝臓癌・アルツハイマー病・胆石のリスク低下…これは、厚生労働省研究班のお墨付きですから!
◎ 糖尿病の予防効果あり…いいぞ!もう、コーヒーがあれば糖尿病は怖くない。
◎ パーキンソン病・大腸がん・2型糖尿病の発症リスク低下(ほぼ確証がとれている)…凄いぞ!コーヒー!やるじゃないか!
○ 高脂血症・膵臓がん・心不全・十二指腸潰瘍のリスクが高くなると言われていたが、無実だった…良かったね~コーヒー!汚名を雪ぐことができたね。
○ 利尿作用…高血圧の薬は利尿剤ですから!尿は、老廃物と余分な塩分ですからドンドン出すのがいいのです。注意点は、トイレを我慢して膀胱炎にならないようにというぐらいですね。
○ コーヒーに含まれるカフェインとナイアシン(ビタミンの一種)との相乗効果によって、 ダイエット効果が生まれる。ナイアシンには、カロリー消費を増加させる働きがある。運動前のコーヒ ーは、効果的…だからといって、コーヒーを飲みながら、ドーナッツ4個食べたらダメ。
○ 自律神経を刺激し、余分な体脂肪の燃焼を助る(新陳代謝が活発に)。
○ 末梢血管を広げて、血液の循環を良くする…このことが、コーヒーが健康によい点の基本になっていますね。
○ 善玉コレステロール(HDL)が増加する。すなわち、動脈硬化を起こしにくくする。
○ 老化に伴って、過酸化脂質が体内に蓄積されるとシミの原因となる物質が増加する。コーヒーには、過酸化脂質が出来るのを抑制する作用がある…老斑の予防にもなるってことね。
○ 活性酸素除去酵素が確認されている(SOD酵素)。
○ (まだ動物実験段階だが)口腔ガン、大腸ガンを抑制する。

 <コーヒーを漢字で「可否」と書いた理由…かな?>
△ 中枢神経興奮作用…精神の高揚・眠気防止になるが、不安・不眠にもなる。
△ 骨格筋運動亢進作用…筋肉の疲労を取るが、ふるえがきたりする。
△ 血圧上昇…高血圧の人には良くない。しかし、低血圧の人には、全身に新鮮な血液が行き渡り、頭脳も 内臓も活発に働く。
△ 胃液分泌促進…消化促進はいいのだが、胃炎のある人には、悪化させる。
△ 血中コレステロール(HDLではないほう)の増加…血中コレステロールもなければ困るが、増えすぎは良くない。徳光アナが倒れましたね。
△ 大腸ぜん動運動の亢進…便秘の人にはいいが、下痢することも。
 両刃の刃的要素があるということですね。

 <コーヒーに頑張ってもらいたいこと>
× 関節リウマチ・高血圧・死産リスク・骨粗鬆症・膀胱がんについては、コーヒーによりリスクが上昇する・・・。死産リスクを除いて、私に関係あるものばかり。早く潔白を証明していただきたい。お願いしますよホント!

 還暦世代の幼少時、コーヒーは漢字で、「可否」と書かれていました。今は、「珈琲」が普通になっています。

 コーヒーの可否。かなり可であることが判明したので、今後もガブガブのむぞー!あ!モルモン教の皆さんゴメンナサイ。モルモン教はコーヒー禁止。教義の一部変更で、コーヒー認可の可否を問うてみたら。


「ももひき」が、レギンス、カルソンに

2008年11月06日 | Weblog
「ももひき」が、レギンス、カルソンに

 時代の移り変わりを感じることの一つに、「ズボン」が風前の灯火になってしまっていることがあります。ズボンがパンツと呼ばれるようになり、ズボンが衰退、パンツが急速に広まっています。還暦世代にとって、「パンツ」は、「下着のパンツ」を意味するもの、口にするのも気恥かしいものですから、大変違和感を感じました。なかなか慣れなくて…今もまだ慣れてませんけど…。

 どうして、ズボンは、急速に衰退していったか?還暦パパ論は…
 「ズボン」は、カタカナで書くので、日本人の多くは「英語だろう」と思い込んでいた。しかしbut!そうではなかった。ズボンでは、欧米人に通用しない。パンツなら通用する。そのような体験をする日本人の増加で、パンツの時代になってきている。国際化社会に対応したということですね。
 現在の疑問は、「下着のパンツは、なんと言えばいいんだ?」です。パンツは、ズボンになりましたので、下着のパンツは市民権剥奪の憂き目に遭い、可哀想なんです。「ブリーフ・トランクス・サルマタ・フンドシ…」固有名詞はありますが、かっての「パンツ」のように総称がほしいです。

 ズボンは、日本語なのか?よくいわれるのが二説。
 その1は、はくときに、「ズボン!」と音がする、その擬音から名付けられた。婆ちゃんが池に落ちたんだってねえ「バッチャン!」に、似てるな。
 その2は、フランス語の「ジュポン」から…なんだそれって?英語では、ペティコート。女性が、スカートの下に装着(?)する下着。フランス語で「ジュポン」。どうして、スカートの下の下着が、日本のズボンになったのか?形状は、似てないぞ。また還暦パパ論…
 (ズボンは)西洋から来たももひきなんですが、「西洋ももひき」では、あんまりだ。フランス語からなにかカッコイイ単語をあてることとした。「何かないかな?ジュポン?いいじゃない、それいただきましょう!」ってことだったのでしょう。
 「ズボン」を英語で言うと、スラックス、トラウザーズ、パンツですね。

 ステテコはどうなんだ?ステテコもズボンの一種。外来語風味ですが、これは、日本語らしい。明治初期、落語家の珍芸「ステテコ(踊り)」が大人気となった。その芸では、着物の中に白のハーフパンツをはいていた。そのため、そのハーフパンツがステテコと呼ばれるようになった。これは、還暦パパ説ではなく、一般的に言われていることです。だけど、その前の「ステテコ踊り」のステテコって何?
 「ステテコ踊り」の歌が、「スッテテコ、スッテテコ…」という歌詞だった…。コレホント!

 とび職の人がはいているズボン…ニッカーボッカーズ…普通のズボンは、膝を曲げると抵抗感というか圧迫感があります。とび職の人、高所で身体の動きが制約されると危険。ゆったりして、体の自由が効くニッカーボッカーズが適しているわけです。最近のニッカーボッカーズは、豊富な色揃え。おしゃれ着としても人気。逃げやすい、追いかけやすい点が評価され、海外旅行はニッカーボッカーズという若者も…そんな若者おらんやろって?一人だけ知っています。彼は、ふくらはぎの当たりが極端にダボダボなのもをはいていたので、入国の時ボデイチェックを受けた(ニッカーボッカーズの裾に何か隠し持っているのではないかと疑われた)。インドネシア、フィリピンでは、「好意的好奇の目」で見られたという。次回はたぶんベトナムへ行くでしょうから、ホーチミン市内を、黄色いカブで走っているニッカーボッカーズの男性を見たら、間違いなく彼です。

 「レギンス」がなんだか解らなかった。スポーツ用品メーカーが、「吸湿性が高く、保温性が高いレギンスを開発…」と、いうからには、運動着?衣類?調査の結果、ももひき(股引)と判明。「ももひき」なら「ももひき」といえばいいのに。
 ももひきの仲間と思われるもの、いろいろあります。
 レギンス、タイツ、カルソン、ボトム、スパッツ、パンスト、パッチ、ステテコ、モンペ・・・

 タイツは、伸縮性がある生地で縫製されたフィット性のあるズボン。バレーリーナが着用しているのは、レギンスでも、カルソンでもなくタイツでしょう!
どこが違うんだって?所詮、皆同じ。

 カルソンは、フランス語。元々は、男の下着パンツだったそうだ。最近、女性用の細いパンツを指すようになっている。「前世は、男の下着パンツだった?!」ここでひらめいた!下着のパンツの総体を指す新呼称は、「カルソン」これに決めましょう!「今日は、チェックのカルソンで~す」いい感じ!…「このカルソン、三日間はいたので、そろそろ洗濯しようかな?それとも裏返しにしてあと三日…」…カルソンは毎日替えなきゃね。

 ボトムとは下半身の衣服の総称である。ウーン、そこ(底)が問題だ。

 スパッツは、フィット性が高いズボンで、長ズボンのほか半ズボンもある。これって間違いです。50年前にもスパッツはありました。しかし、パンツスタイルではなかった。山で仕事をする人が、靴に土や木の枝等のゴミが入らないように、靴の上からズックや革で作られたカバーのようなものをかぶせていた。そのカバーのことを、「スパッツ」と呼んでいた。早い話が、ゲートル。ん?よけい解らなくなったかな。脚絆(きゃはん)のことです。もっと難しいか。とにかく、足を守るものがスパッツ。
 
 呼び名は流行があるので、それはそれで文句ないです。我々が注意しなければならないのは、レギンス、タイツ、カルソン、ボトム、スパッツ…カタカナだけど欧米では通用しないことが多い?つまり、日本語だと思ってかかった方がいいってことです。

ユッケがハンバーグの祖先

2008年11月05日 | Weblog
  ユッケがハンバーグの祖先

 昼食のメニューを家内に問う
「お昼、何?」
「半分、バカな・・・・・」と、こちらが続けるのを待っている…
「ハンバーガー(半バカ)!」と、答えると…
「正解!」…となる。まあ、ランチが、ハンバーガーの日のイニシエーションですね。家族ギャング、ではなくギャグ。30年も続いているところが凄い。

 ハンバーガーのバンズ。下の方を、「ヒール」と呼ぶ。これは知っている人が多いが、上のほうは、何と呼ばれているか?これは、結構知られていない。上は「クラウン」。

 ドイツのハンブルグへ行ったとき、ハンバーガー屋を探した。本場のハンバーガーを食べて、自慢したかったから。ところが…ない!何人かに聞いてみたが、「ハンバーガー」が通じない。結局あきらめた。冷静に考えると、ハンブルグではなく、ドイツ語の語尾の「g」だから、濁らずハンブルクだった。第二外国語は、ドイツ語を選択し星野教授から「優」をいただいたのに…忘れてた。ハンブルクのみなさん、元同盟国だったんだから、ハンバーガーぐらい通じてくれても良かったと思うのだが。そういうことって多いです。私の発音は素晴らしいのに、その地のネイティブスピーカーには別物に聞こえるらしい…。それにしても、ハンブルクは、美しい都市です。大きな河があり、運河が縦横に張り巡らされ、たくさんの橋がかかっていた。ベニスには申し訳ないが、比較になりません。

 ハンブルクでハンバーガーを食することは出来なかったのが、大変残念でした。どうしてそれほど残念だったか?
 ハンバーガーは…我らが同胞、尻に青痣(あおあざ)があるモンゴロイドが、ハンブルクで食べていたものがその発祥だから。
 まさか、義経が、モンゴルでチンギス・ハンになり、さらにハンブルクまで行って、ハンバーグを作ったという説をでっち上げるんじゃないだろうねって?半分当たり。(義経がどのようなルートで、大陸へ渡りチンギス・ハンになったかは、本ブログの6月20・21日を御参照あれ)

 チンギス・ハンは、強力なモンゴル軍を作った。義経の臭い、プンプンです。
1 兵士が、フィジカル面で優れていた…強靱な肉体
2 兵士は、馬を巧みに乗りこなし武術にすぐれていた
3 最新鋭の武器をもっていた…大砲、鉄砲、火炎放射器、投石機
4 矢を防ぐチョッキを着用
5 法令を定めた

 モンゴル軍は、13世紀初頭からヨーロッパへ攻め入った。軍の主体は、タルタル人(タタール人、ダッタン人と同じ。モンゴル軍=タルタル人としても、専門家のクレームが付かないと思います)。いかに優秀な、ドイツ人であっても、強力なタルタル人の前になすすべもなく征服されていった。
 騎馬民族タルタル人は、自分たちの馬を食料にしていた。現在日本のスーパーで売られている馬肉・馬刺しは柔らかいが、草原を駆け回り、戦場をくぐり抜け死んでいった馬の肉は、固いのです。私は、子どもの頃よく馬肉を食べました。飼っている馬が死んだら、肉を食べるしかないでしょう。タンパク源がない時代でしたから。御近所の馬が死んでも、肉が分配されて来ます。口がだるくなるほど噛んでも、飲み込める代物ではなかったです。固い肉をより容易に食べる方法?どうやって食べる?
 固い肉を食べるためには、細かく切るしかない。つまり、挽肉状にする。これを香辛料で味付けして食べていた。それならユッケじゃないかって?ユッケです。生肉食文化が、アジアではユッケとして、ヨーロッパではタルタルステーキとして広がったのです。馬肉は生で大丈夫だったか?細菌が少なく、腐れにくいので大丈夫。「馬刺し」があるぐらいですから。牛もそうですが、大型の動物(奇蹄目、偶蹄目を問わず)は、日持ちします。当時、羊、豚は、生肉食は難しかった。最近の豚は、(飼育状況が良くなり)新鮮なら生でも大丈夫になっている。ニワトリは、ササミ以外は、今でも生肉食は無理。宗教上、羊しか食べられない外国要人が来日したとき、生きた羊を持参(飛行機に乗せてきた)してきたことがある。

 初めてハンバーグを食べたとき、「肉を食べればいいことなのに、どうしてわざわざ、挽肉にして、円盤の形状にして食べなければならないのだろうか」と、大変不思議に思いました。固い馬肉を食べやすくしたかったからだったのです。挽肉のルーツも、タルタル人に間違いないですね。

 と、いうわけで…ハンブルからアメリカに移住した人たちのタルタルステーキが「ハンブルク風ステーキ」(ハンバーグステーキ)」と呼ぶばれ、バンズにはさまれ、ハンバーガーとなった。

 <ハンバーガーの発祥を主張しているところ>
1 ニューヨーク州ハンバーグ。ドイツの都市ハンブルクではなく、オラが村がハンバーガーの名称の由来であると主張。バッファローの近くの、すごい田舎町です。店も一件だけじゃなかったかなあ。ナイヤガラの滝からすぐです。
2 コネチカット州ニューヘイブンのレストラン。1900年ごろに歩きながら食べられるものとして考案された…このレストラン、現在も営業中。
3 ウィスコンシン州シーモア。1885年に作ったと主張。
4 テキサス州アセンズ。上記三州にさきがけ、最初に、発祥地宣言。
 それぞれ、州議会で、「うちが、ハンバーガーの本家」と決議したり…こういうの、アメリカらしくて好きですねえ。どこが本家でもいいです。どこかが、マネをしたわけでもないと思います。と、いうか同時発生が十分考えられます。どうであっても、タルタルステーキが基本になっていることには変わりない。タルタル人、タタール人、ダッタン人。ん?ダッタン漂流記!ということは、日本人も行ってるんだわ!つまり、日本人が生み出した・・・ありゃ~!どさくさ紛れに、ハンバーガーの本家を、日本にしてしまった…。

刺されたくない

2008年11月04日 | Weblog
  刺されたくない

 「言葉をジャックナイフのようにひらめかせて、人の胸の中をぐさりと一突きすくくらいは朝飯前でなければならない」…ぞっとする言葉です。寺山修司の短文の一節。
 数年前の朝日新聞の「言葉の力」のコピー的意味(朝日の場合、言葉の力の意味を間違えているが)。これが、言葉のナイフではなく、本物のナイフなら…ぞっとするなどというものではない。ところが、ぐさりと刺す事件が続発。

秋葉原の通り魔 車ではねナイフで刺す、6人死亡
 交際相手の女性刺す、30歳の男逮捕
 自称漫画家の女、男性刺す
 「食べ方汚ねえ」に一晩悶々…刃物で同僚刺す
 パチンコ店で従業員を刺す
 愛知の中学校で元教え子が教師を刺す

 「刺す」は、怖いですよ。「撃つ」より怖い。痛いから。撃たれたことは、幸いにもないが、痛くないと思う。痛みを感じる前に終わってるから。
 「刺す」言葉としてあるんだから、恐ろしいからといって抹消しようもない。どうしてこういう「刺しまくる」国になった?行き着くところは、いつもそこしかないが、「愛と服従が薄い国になった」からです。愛は、「自己愛~家族愛~郷土愛~人類愛」と、発展的に育てる。それが、家族愛の段階で滞ってしまい上手く育たない。「愛国心」などと言おうものなら、「教え子を戦場へ送るのか!」と聞くと目くじらを立てる人がいる。「服従を教えなければならない」これは、絶対必要というか、これだけ教えるとほかは教えなくてもいいものです。ところが、遅々として進まない。教え育てなければならないことが、そうなっていない。だから、「刺す」が横行するのです。「刺す」事件は、まだまだ起こります。

 動物も刺しますが、大きな動物は刺しません。刺すのは、小さな昆虫、その幼虫、または、昆虫に似た生き物。つまり「弱い虫」が刺す。弱さの内容が、刺す人間と昆虫たちとでは違いますが、「弱い」という点の一致は、興味深いところです。

 早々に家族愛を剥ぎ取られた子は、得体の知れない相手に向かって、「刺すしかない」その実例があります。

 一枚の絵・・・二人の人が立っている。指も5本描かれている。2人とも、凶悪な表情。そして、二人とも腹には出刃庖丁が突き刺さっている!この絵を描いたのは、4歳の男の子。テーマは、「リンゴ狩り」…。
 この男の子は、お昼寝の時間、かなり多くのモノを刺し、ぶっ殺してから安心したかのように寝る。フトンから手を出し、「死ね、死ね!ぶっ殺す!」と、刺しまくり、一通りやっつけて眠りにつくわけ。将来の職業は、警察官だったのが、「ヤクザ」に変わった。4歳の子が、「オレは、ヤクザになる。ぶっ殺すぞ!」と、四六時中叫んでいる。
 絵が上手い。保育士さんたちも、「私は、こんなに上手く描けない」。見せてもらったが、脇腹に見事に(!)庖丁が突き刺さっている。ただ…、血は出ていなかった。お昼寝の時ぶっ殺す相手は、人間ではなく、怪獣らしい。そのあたり、子どもらしいかも。敷かし、本人も知らない深層には、「愛を与えられないフラストレーションを、架空の敵を刺しまくって解消しようとしている」と、思います。

 父親の職業は不明。両親は離婚。母親との暮らしだが、母親もお決まりのコースを邁進している。そろそろ、この子が疎ましくなるでしょう。
 両親離婚のあたりから、将来の希望職業が変わったのだそう。途中入園で、初日から大喧嘩。新入りを可愛がってやろうとちょっかいを出した園児が、ヤクザ志望のこの子の反撃をくらい、双方、顔から流血していたという。新入りを可愛がろうとするあたり、大人の世界と何ら変わりない。4歳…侮れません。

 4歳で、「刺す」ことを知っている。手の届くところに刃物があれば、相手が園児でも保育士でも刺す可能性…これは否定できません。街を歩いているオヤジもウカウカできない。「幼児だから大丈夫、刺されるはずがない」と、するのは早計。この子、どうなっていきますか?

 「刺す」といえば、フランスの大統領は、かなり刺されている様子。フランスの出版社が、サルコジ大統領のぬいぐるみを発売した。「呪いの教材セット」と名付けられたぬいぐるみ。ぬいぐるみには、論議を呼んだサルコジさんの発言や政策がかかれている。セットというぐらいで、ぬいぐるみに、「針」がセットされている。何のためにって?当然、「サルコジ死ね!」と、ぬいぐるみを針で刺す。そうやって、遊ぶというかストレスを解消する。ありゃ?前述の4歳児と同じ…。

 サルコジさんは、自分の顔がくっついている人形であり、針で刺されてはいい気持ちがしない。肖像権の侵害だとして販売停止を求めて裁判に。裁判所(パリ地裁)は、「表現やユーモアの自由の範囲内」との判断を示し、サルコジさんの申し立てを退けた。それで、納得しないのが、サルコジさん。もちろん上訴。この先どうなるか。どうなっても、いいんですけど、笑いは提供していただきたいですねえ。

 どうして、「呪いの教材セット」なのか。教材セットはカリブ海地域にみられる呪術的色彩の強い民間信仰であるブードゥー教をサルコジさんのぬいぐるみを使いながら学ぶ。フランスでは、ブードゥー教を国民に学ばせる?日本も「呪いの教材セット」使いますか!…誰のぬいぐるみにする?
 私は、漫画の「ゴルゴ13」で、ブードゥー教を自学自習しましたけど。

 「注射針を刺されるのが嫌だから献血をしない」という人が31.2%(全国の16~29歳の献血未経験者)。刺されるのは誰だって嫌。注射はともかく、刺されずに生涯を終えたいものです。愛と服従を…。


世界最大のトイレ 使用は命がけ、崖?

2008年11月03日 | Weblog
  世界最大のトイレ 使用は命がけ、崖?

 大府市の男女とも緑色で便座に人が座っている形のマークが採用されているトイレ・・・(本ブログ前日は、トイレ論のはずが、ジェンダー・フリーになってしまいました)。
 様々なトイレの表示を見てきたが…日本では、性別の色があり…トイレ表示も性差の色分けのようです。性差の色とは無関係に、男女のトイレ表示の色分けのある国はあります。つまり、日本特有のものではないのです。大府市も、跳ね上がることはなかった。
 男子トイレの表示は赤、女子トイレの表示は青という国(その国の一部なのかもしれませんが)もありました。赤と青…色で判断して入ると、日本人の場合、間違えるかもしれません。書かれている字を読むことが大切。なぜ、男が赤?スペインだけに、男のイメージを色にすると、赤なのでしょうか。「男→闘牛→吹き出す血→赤」ということ…(もちろん、還暦パパの解釈ですが)。
 トイレ表示で、「便座に人が座っているデザイン」は、見たことがない。これは世界中探してもないんじゃないか。どうやら大府市のトイレは、男性用小便器は、設置していないらしい。

 便座に座る…女性の場合は、大小に関わらず座るでしょう。男性の場合どうだ?大の時は座るのが一般的。では、小の場合どうでしょう。サンプル数が少ないので、参考にもなりませんが…
「洋式便器での小便は、ふたと便座を上げて、立ったままする」
「それなら、しぶきが飛ぶ。オレは小便も座ってする」
…意見というか実践が真っ二つに分かれました。双方、自分の方式は常識と思っている。個室の話ですから、日常的に他人の方法を見ることがない。他人が自分とは別の方法で用便をしているのが新鮮な驚き。だけど、お互いそれは許せない。大府市のトイレのデザインの問題点の一つは、そこにありますね。便座に人が座っているデザインなら、「あ、ここは小便できないんだ」と思ってしまう男性もいるでしょう。

 外国の便器の場合、「あなた自身を守るため、便座に紙を敷きなさい」という意味のことが書いてあり、紙の便座シートがある場合がある(日本にもあるね)。どういうことなのであろうか?シートを敷かずに座ると、皮膚を通り越して細菌でも侵入するのだろうか?不思議です。
 便座シートがビニールで、スイッチを押すと、「ビーン、カッチャン」と、自動的にビニールシートが敷かれる便座に遭遇しました。おもしろいので、仕掛けに興味があり何度か動かしているうちにビニールが詰まって、モーターが「ウーウー」と、うなって…動かなくなってしまいました。超早足で逃げました。便座で遊んでゴメンナサイ。

 女性の場合、排尿の音を聞かれたくない。そこで登場したのが、音を消す装置。日本の二大便器メーカー(TOTOとINAX)のTの方で出している消音装置は、名付けて、「音姫」。上手い!「音を秘める」ので「音秘→音姫」。トイレ産業って、日進月歩。トイレの話をすると、TOTO派とINAX派がおられることが判明。どっちだっていいだろうと思うが、彼らにはそれぞれ強い拘りが。確かに、毎日必ず使うモノだから・・・。だけど、目隠しして便座に座り、「お、TOTOだな!」とか、「これは、INAXだな」と解る人っているのだろうか?

 空港で、男性小便器にターゲットが付いているモノがありました。そこを狙えば、周囲に撒き散らかさない。アイディア商品ですね。
 この小便器のターゲットマークも、日々進歩しています。「アタルーニョ」と名付けられた小便器のターゲットマークは、立体です。「タテ9cm×ヨコ5cm×高さ1cm」。デザインは、「燃料タンクタイプ(目盛りが付いてFとEの文字も)」「ダイナマイトタイプ」「空き缶タイプ」…。ジョークだろうって?アタルーニョは市販されていますよ。

 世界最大のトイレはどこにあるか?万里の長城にあります。どのくらいの大きさ?地球が便槽。コンクリートの基礎に銅板をはめ込んだ、大きく立派なトイレ表示。男女の別は…なし。便器は…?これもなし。便器兼、歩行者落下防止の石壁がある。高さ50cm、幅40cm、長さは万里の長城まで続くので、計測不能。その上に上がって用を足す。片側は、観光客が往来。もう一方は、万里の長城の大パノラマが広がる。真下は、崖。落ちると数十メートル落下して汚物まみれになります。ドアも金隠しも手すりもない。な~んもない。地球全体が、トイレ!
 万里の長城へ行かれる方は、朝から水分を控え、しっかり用便をすませてから行かれた方がいいです。衆人環視でも、用便出来る人は別ですが。「現在もその地球が便器のトイレ使えるのか?」何もないので壊しようがない。表示も千年は壊れない。よって、存在は保証。使用されているかどうかは…分からないので答えられません。

 ここで、「男女共同参画」の視点から、重大な提言。男子トイレには、小便器と大便用の個室がある。女子トイレは個室のみ。これは共同参画に反する。女子トイレにも、立ったまま用が足せる小便器を設置すべきではないか!大府市なら検討するかな。意識の高い人たちがおられるようだから。

週末には女装を、桃太郎は桃子に!? 

2008年11月02日 | Weblog
週末には女装を、桃太郎は桃子に!? 

 日本には、「男女共同参画社会基本法」という法律がある。男女共同参画なのに、トイレの男子用、女子用のマークのデザインや色が違うのは良くない。そんなわけで、トイレのマークを、男女とも緑色で便座に人が座っている形にしたのが大府市。それが大不評、男女の区別がつかず、迷う人が多いた。「分かりやすさ」の面から(このように言い訳するのも潔くない)これから建てる施設には、新しいマークを取り入れる方向で検討中という。

 男女共同参画は、英語では、「ジェンダー・イクォリティ」で、「ジェンダー・フリー」とか「ジェンダー・レス」とは違う…のだそうだ。
 ジェンダー論の根底にあるのは、「性差別」。フェミニズム思想から来ているので、性差排除を訴える過激派すら出てきている。私はこの一連の、「ジェンダーなんたら」を耳にするたび、「どうぞ御随意に!」と思ってしまいます。性差別って言われても、性差は当たり前で、どうしようもないことなのです。平等なのだから、男も子を産めと言われても…100年経っても産めない。それを不平等だとか差別だといわれても…言ってない?ほぼ言ってる!
 おもしろいのは、男女共同参画局が地方公共団体に通達を出しているのです。「ジェンダー・フリーという用語を使用しないことが適切」と。どうしてでしょうねえ?

 ジェンダー・フリーとは、「従来の固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること(新語辞典)」平等とか自由とか、実際にはありもしないことが並べられているあたりかなり怪しい。では、ジェンダー・フリー賛成派というか推進派は、どんなことを言い、どんな活動をしているのだろうか?

 某女性学習財団発行の冊子・・・子どもたちに「女らしさ」や「男らしさ」を押しつけるような子育てはなりません。
○ 「ひな祭り」や「鯉のぼり」といった日本の伝統行事は、ジェンダー・フリーに反します。
○ 女の子に「さくら」「美咲」「優花」という愛らしい名前をつけたり、男の子に「翔太」「翼」「大輝」というスケールの大きい名前をつけることもダメです。
○ 出産祝いで、女児にピンクの産着、男児に水色の産着を贈ることもダメです。
 ジェンダー・フリーって、全然「フリー(free)」ではないのですねえ。日本の、伝統文化は否定される、子どもの名前も、男なんだか女なんだか分からない名前を付けなければならない。出産祝いの産着は、何色なら許していただけるんでしょうか?
 このような状況ですから、日本国(男女共同参画局)としてもジェンダー・フリーと、男女共同参画を一緒にしてほしくないと言うはずです。

 笑えるのは、保育所の運動会のダンスで、「慎吾ママのおはロック」で踊ることになった。この歌、母親が朝ごはんをつくるフレーズが出てくるのですが、「男女平等なのに母親が朝御飯を作るのはおかしい。ジェンダー・フリーに反する」という反対意見が出て、歌詞なし(カラオケのみ)の音楽で踊った。異常だね。
 「昔話の桃太郎はけしからん。桃子だ」というわけで、「桃子」が鬼退治に行く、退治せず話し合いによって解決。このように、ストーリーを変えた劇を上演した女性フォーラムも。このフォーラム女たち、「一寸法師」「金太郎」は、「一寸子」とか「金子」にしてしまうのでしょうねえ。こうなると、ジェンダーなんたらではなく、グロテスクなフェミニズムでしょう。

 学校のジェンダー・フリー教育は
○ クラス名簿を男女混合…そうすると、平等なの?小学校の養護の先生が言ってました。「身体検査とか男女混合では出来ないのに、名簿が混合だから、めんどくさくてしょうがない。私は、個人用に男女別の名簿を作っています。混合名簿にして子どもたちに何か恩恵があるのでしょうか?」だって。
○ 女子の体操着のブルマー廃止と同時に、男子の短パンも廃止し、男女兼用のハーフパンツとする…これには、異議ないです。変態が、ブルマーを盗む事件があったので、傾向と対策ですね。
○ トレーニングウェアの色は、男女共用の青、緑、紫などとする…と、いうことはジェンダー・フリーの推進者の意識として、男子の色、女子の色ってモノがあるということなんですねえ。それって妙ですよ!
○ 運動会の競技を男女混合にする…男女混合騎馬戦。女子が怪我しても平等だから良かったということにしてくださるのでしょうね。
○ ランドセルの色、男は黒、女は赤というのはおかしい。男女同色を検討…ランドセルの色にまで干渉してくる!
○ 更衣室を男女一緒に…そのようにした小学校が問題になりました。小学校高学年になったら分けてあげなきゃ。平等だから風呂も、女湯、男湯を区別するのは良くない。混浴こそジェンダー・フリーって言い出すのだろうか?
○ 某教職員組合の、「総合学習の時間に生かす『これが平和学習だ』」には…「女男混合名簿の実践、各教科の女男平等教育」…と書いてある…よく見てください。「男女」ではなく「女男」なのです。どっちを先にしても、結局平等にならないんじゃないの!フェミニズムだから、いいの?いつから、某教職員組合はフェミニズムへ移行したのかなあ。

 假屋崎某という華道家がおります。本体は男だと思いますが、なんか変。18億円の邸宅が話題になっています。あの女性風男、少なくても18億円以上稼いだということだけは確か。あの人に金を出す人がいる…日本って金持ちが多いんですねえ。時代は女性風男なのでしょうか。ジェンダー・フリー 賛成派の主張に次のような一文を見つけました…
 「男性達は、『自分は男らしく生きたいとは思ってなどいない』と公言するようにする。定期的に、また、意識的に男の理想像からドロップアウトする。たとえば週末に女装をするのも良いだろう」
 なんなんだこれ?読んですぐに假屋崎某やら、漫画家のあれやら、カバチャンやらを思い出しました。彼らって、ジェンダー・フリーの実践家(?)だったんだぁ。

 世界経済フォーラムは、世界各国の性による格差の度合いを指標化した「男女格差報告(2006年)」を発表しました。日本は世界115カ国中79位。女性が責任や影響力のある仕事に就いている割合や、国政への参加率が低いといった実態が浮き彫りになっています。
 この指数の上位を占めるのは、スウェーデン・ノルウェー・フィンランドなどの北欧諸国。これらの国では、男女平等など言っていません。徴兵制は、もちろん男のみに課している。早い話が、日本のジェンダー・フリー運動は、ヨーロッパ、アメリカ、共産主義国のフェミニズム運動とは随分異なるものということです。
 バーバラ・ヒューストンが、ジェンダー・フリーには賛成しかねると書いた。それを、バーバラ・ヒューストンが提唱したと誤解した英語力に欠ける日本人が推進している活動ですから・・・。

 男と女は同等です。しかし、同質ではありません。女と男は、きちんと区別しなくては、家庭も社会も成り立ちません。

ダンスバトル セブ囚人VS北朝鮮

2008年11月01日 | Weblog
  ダンスバトル セブ囚人VS北朝鮮国民

 岐阜県の笠松刑務所(女子刑務所)、人気があり、再犯で入ってくる受刑者が後を絶たないのだそう(再犯率は34%)。21歳から83歳の668人が入所、収容率126%の「定員オーバー」状態。収容理由は、覚せい剤が、約35%。窃盗、25%。殺人、11%・・・。刑務所内の娯楽が充実しており、各部屋にはテレビが設置。クラブ活動は絵画、書道、短歌など10種類。図書館では雑誌も読める。刑務所が快適ってのも困ったモノです。

 フィリピンのセブ島といえば、島々に囲まれた穏やかな海が魅力のリゾート地。リゾートを一歩外に出れば、時間が止まったかのような田舎の風景が続き、庶民の暮らしがある素朴な島。新旧、東西の入り混じった独特の文化。まあ、このような感じです。
 ところがここ数年、セブ島がリゾートではなく、「刑務所の活動」で有名になっています。動画投稿サイト、ユーチューブに、刑務所の様子が投稿され、200万回を越える再生回数を記録した・・・!
 動画は、刑務所内の暮らしの紹介ではなく、「ダンス!」囚人がダンス?しかも、1,600人の服役者が踊る!これだけ聞いても、見ものです。

 どんな曲で踊るか?たくさんのレパートリー…
スリラー(マイケル・ジャクソン)、Radio Ga Ga(クイーン)、Y.M.C.A、イン・ザ・ネイビー(ビレッジ・ピープル)、ザ・ウォール(ピンク・フロイド)、その他国内外のポップソング・・・

 どうして、囚人がダンスを?もともと、どこの刑務所でもやっている体操や腕立て伏せをさせていたが、真面目に体操する囚人など皆無に近かった。当たり前、殺人や麻薬で服役しているんだから、体操はしないよね。そこで、体操に代えてダンスを持ち込んだ。
 で、素直に囚人がダンスしたか?最初のうちは、大変だった様子。殺人犯は、急には踊りませんから。曲に合わせての行進の練習をした・・・そうなんです。犯罪を起こす人間の特徴として行進が出来ない。前頭葉が発達していない証拠なのです。前頭葉を発達させるためには、小学校・中学校のうちに徹底的に行進を教えなければならないのです。刑務所へ入ってからの行進では遅いのですが、何もしないよりはいいです。セブ島の刑務所では、「行進をさせ、音楽を通してコミュニケーションを図った」という。これは、素晴らしいです。

 囚人には、老人もいれば病人もいる。その人たち用の振り付けも考えた。結果として元気になり、囚人たちが感謝しているという。

 刑務所ダンス提案者の話・・・「ダンスを習った一番の効果は、有名になったことではなく、受刑者の精神面への影響。彼らの間に規律正しさ・協調性・チームワークが育ちました。皆やる気と自信に満ちています」

 ビデオを見て、北朝鮮のマスゲームを脅かすダンスが出たと思いました。というのは、かなりオーバー。北朝鮮のマスゲームは、10万人を動員して、国をあげてのもの。口が開いているのも気づかず見とれてしまいました。見てきたのかって?写真で見たんですけど。セブ刑務所は、1,600人で、刑務所単独、勝負にはなりません。しかし、ダンスの質で北朝鮮に勝ってほしいと願っています。

 久しぶりに、ユーチューブでセブ島刑務所を見ていたら、日本語が聞こえるような…間違いなく日本の歌、ダンスもしょぼい!これでは北朝鮮に勝てない。どんな歌でどんなダンスだったかって?そ、そ、それが…アルゴリズム体操だったのです。NHK教育テレビの、「ピタゴラスイッチ」でやっているあれ。是非止めてほしい。
 さらに、ハルヒダンスだ。その下手なこと下手なこと。ただただ、あきれてしまいました。ああ~、北朝鮮の影が小さくなっていく~。1,600人の「ハレ晴レユカイ」は、無理です。ハルヒダンスは、人間には難しい高度なダンスですから。その証拠に、本当の人間は踊ってません。

 「おいおい、本当にセブ島の刑務所で、日本のアルゴリズム体操やらハルヒダンスをやってるのか、殺人犯がやってるのか?」って?俄には信じがたいでしょうが、本当。
 土曜日に、2時間ほどダンスが一般公開されます。観衆に日本人が多いので、取り入れたと思われます。嗚呼!「スリラー」は良かったのに、アルゴリズム体操だもんね…。