アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

コンビニで買い物をするように、美容整形をする時代…

2010年04月10日 | Weblog
 たまに鏡を見て驚くのが、「地球に引力がある」ということを認識すること…。ほ、ほ、ほっぺの肉が引力に引っ張られてブルドック状態に…。ほっぺの肉だけを痩せさせることって出来ないものでしょうかねえ。ほっぺの肉が下がるので、顔全体が重さに耐えかねて下がる。こうして人は土に還っていくのですねえ…。

 「美容整形」は、全く異次元の話と思い込んでいたのですが、なんとごく普通の主婦が、「ほっぺのたるみを持ち上げる整形手術」をされた!…これには、声が出ませんでした…。ほっぺたのたるみを整形する方法は数種類あるのだそうですが、彼女の場合は、切って引っ張り上げて縫う、「リフト」という方法。ほほ肉を持ち上げる手術では一番金がかかる。髪の毛の生え際に傷跡は残っていますが、自然に目立たなくなるのだそう。

 整形手術は、文字通り身体髪膚の毀損中の毀損。とんでもないこと…それを、スーパーの安売りのチラシを片手に買い物へ行くのが似合う50歳半ばの主婦が行う。まるで、美容院へ行くかのような気軽さ…。世の中が変わったのか、私が古いのか…。
 気になるのが費用。主婦のサイフから出せるような金額で済むのか?格安という評判の病院の料金表を見ると…

○二重まぶた… 9,800円~ 39,800円(高い方は、安心保証付)→安い方法だと危険ということか?NHKでは、「二重まぶた60万円」と…この幅はなんなんだ?
 美容医療は、医師が値段を自由に設定できる(NHK)のだそうで…。
○目頭切開法… 110,000円→目頭ぐらい自分で切開出来ないものかねえ。彫刻刀で…。
○目の下のふくらみ取り… 89,250円→吸引するのかなあ?
○下腹部…180,000円~380,000円→大きな手術だと思う。38万円コースでは、メタボを修整したほか3年間の保証が付く。それにしても全身麻酔は怖いですよ。腹の肉を切り取るにも命がけです。
○ホホ…87,800円~156,500円→魚の場合、ホホ肉は美味しい。
○お尻… 99,800円~354,000円→固い椅子に座ると骨に応えるんじゃないのか?お尻の肉は切り取らない方がいいのに。
○バスト脂肪吸引…190,000円→脂肪?
○豊胸術…195,000円~245,000円(10年間の安心保証&安心セット付)
○ヒアルロン酸による豊胸術…1ccあたり1,900円→2,000ccは必要でしょうから、3,800,000円ということ?
○乳頭縮小…197,700円→「授乳できなくなります」の断り書きあり。
○ダンゴ鼻修整…125,200円→「ダンゴ鼻」…ほかの言い方ないのかねえ?そのまんまだもの!患者は、「ダンゴ鼻なのですが、修整をお願いします」と、言うのかねえ?「ダンゴ鼻」は、あるが、「まんじゅう鼻」は、ないのはなぜなんだろう?
○若返り注射… 1回 2,900円→これ絶対あり得ない!そんな注射があったら世の中から老人がいなくなってしまいます。この価格なら、試しに一回注射してもらうのもいいかな。身体髪膚の毀損に該当しないし…。
○でべそ修整…140,000円→でべそは、修整しなくてもいいと思う。パンツのゴムが緩くなったときなど、引っかけることが出来るのでとても便利。
 あまりにもおもしろいので料金表を長く書きすぎました。閑話休題。

 韓国人の女性で、顔のシワをとるためにヒアルロン酸を注入…注入に次ぐ注入…一度入れてシワ無しの快感を味わうとブレーキが効かなくなるらしい。その結果…およそ150cmの身長に、ナマハゲのお面が付いているような人になってしまった。元にもどすことは出来ない。悲劇。
 ホホ(ほっぺた)のたるみ修整法に、「カエシの付いた糸をホホ肉の中を通して、持ち上げる方法」がある。この糸にばい菌がついていたため、ホホが腐ってきた女性がおられた。顔が腐る!悲劇-er。
 小顔にする手術を受けた結果、歯と歯茎を失い流動食しか食べられなくなった人も…。悲劇-est。

 身近に迫ってきた、美容医療業。若い女性も、年寄りの女性も、「気軽に施術を受ける」ようになってきてしまった。医者のほうも、料金をその日の気分で設定できるし、医師免許さえあれば、専門の資格は必要ない。手っ取り早くお金になるので、未熟な腕でも「やってしまう」。自治体病院までもが、赤字補填に、「美容外科を開設」。そして、トラブルの増加。

 私は一貫して言い続けているが、「身体髪膚の毀損はしないで」。武士道に反するから。だけど、「口の粘膜の移植でシワがなくなる。赤ちゃんのような肌がよみがえる」これって、一寸だけ気になります。自分の粘膜なので拒絶反応もない…いいかも。
 シワとりに、「ボツリヌストキシン注入」というのもあるが、間違えて食品に入ないでよー!

日和見で食文化を変えないで…こちとらクジラとマグロは譲れない…

2010年04月09日 | Weblog
 「人間と暮らす犬や猫の数」が、「子どもの数」を超えたのだそう。「そうだろうなあ」と、うなづける。少なくても、我が家の周囲10世帯に、小中高校生はおろか40歳未満も皆無。しかし、BUT!犬は多い。猫も…冬なのに、生ゴミを出す日には律儀にパトロールしてくださる。飼い猫だと思うが…。「猫はこたつで丸くなる」という時代は終わっているらしい。人間並みの糞まで残してくださる…。

 ペット用犬猫を飼うのは、高齢者が多い…毎日新聞さんが調べた。(そんなこと調べなくても分かる)身内とだんだん疎遠になり、近所付き合いも希薄化し、老夫婦だったのが単身となり…犬か猫でも飼わなければ、寂しくてやってられない…分かります。

 問題は、犬猫の寿命。せいぜい20年。犬猫が飼い主より先に死ぬのならいいが、飼い主が先に死んでしまうケースがどんどん増えているという。孤独死の部屋の犬猫達…次の飼い主が見つかればいいが期待は出来ない。処分するしかないでしょう。

 今の日本では、「犬猫食」の習慣は、レストラン以外では、ほとんど無くなっている。しかし、終戦から10年ぐらいは、辺境地の一般家庭では食べていました。私の子供時分は、犬しか食べていませんが…近所の猫が急にいなくなりまして…どうやら、その家族が食べてしまったようでした。

 桂林の近くの市場で、大量の犬を見ました。「大量」はおかしいだろうって?血抜きして、毛を剃ってある食用の犬なので「大量」と…。買った人は、自転車の荷台にくくりつけて持ち帰っていました。猫は、市場で見たことがない(見たのかも知れないが…)。「ジャコウ猫」の料理は中国でも最高クラスとのこと。猫の首もテーブルに載せられる。しかも、わざと、歯をむきださせて(週刊朝日のグラビアを飾ったこともある)。これが文化なのだから、「気味が悪い」とかいう問題ではない。

 私は、中国の「犬肉料理」「猫料理」を支持します。中国4000年の歴史に育まれた文化だから。冬になると、蛇屋さんの前には、蛇が入った、鉄製のカゴが積まれる。三種類の毒蛇のスープが、「三蛇湯」、五種類が、「五蛇湯」…当たり前ですね。毒蛇は、興奮すると臭いを出すのが多く(全てが臭いを出すのかも知れませんが、自信がないので多くと書きました)、蛇屋さんの前は、臭いのです。その臭いで嘔吐している人も見ました。結構強烈。蛇スープももちろん支持します。
 「ハクビシン料理」…いいんじゃないでしょうか。SARS問題でミソが付きましたが、「ネコ目ジャコウ猫科」ですから美味しいでしょう。私の口に入ることはないでしょう…。

 飼い主が見つからない犬猫を食用にという話ではなく・・・中国が日和見政策を打ち出したが納得できないのです。
 日本では食べられなくても、中国へ行けば、「犬でも猫でも、ハクビシンでも、ヘビでも、サソリでも食べることが出来る」と、安心していたのに…。
 な、な、なんと中国政府が、「反動物虐待法案」を全人代(全国人民代表大会、日本でいうところの国会)へ提出するという。
 法案には、「犬や猫の肉を食べたり、販売した個人には、約7万円の罰金と、15日以下の禁固…。こりゃ大変だ!この法案が通ったら中国へ行っても犬も猫も食べられなくなってしまう。ヤミのルートでこっそり食べても、通報されて捕まったら15日間刑務所に入らなければならない。手違いで死刑にされたらたまらない。

 どうしてそのような法案が!
 中国国内に、「犬や猫を食べるなんて、野蛮な風習だ」という世論が起こっているからだという。そういえば、北京五輪の時に、「世界中の人々が中国を訪問することから、市場での犬、猫の取引を中止するように」との通達を出していました。
 「犬や猫は人間の友であり、食用を禁止することで、中国が新たな文化レベルに達したことを内外に知らせることに通じる」

 あのね!人間の権利と福祉も保障されていないのに、犬猫(の権利?)を擁護する…。「上半身はタキシードで、下半身はフンドシ一丁」という感じがするんだよなあ。

 中国には恒久的に、犬も猫も食べてほしい。なぜそんなにこだわるのかって?日本の、クジラ、イルカ、ホンマグロの食文化が、「残酷、野蛮」のレッテルの誹りを少しでも免れるかなと思ってさ。
「犬や猫は人間の友」…(ペットにも食用にも…)

競争至上主義はいいが…競争にそぐわないものも…あるわなあ…    

2010年04月08日 | Weblog
 日本スケート連盟が、「4年後のソチ五輪時に30歳となる選手は、来季から強化指定を外す」という。若手重視の方針なのだそう…。
 若手が伸びてこないから、岡崎朋美さんやら田畑真紀さんやら…四捨五入すると40歳になる選手に頼らなければならなかった。30歳という年齢制限を設けると若手が伸びるの?なんか変だなあ?バンクーバー男子500で銀メダルの長島圭一郎さんも、現在27歳だから…強化指定外…。大丈夫かなあ?

 「アンダー30VSオーバー30」という、リンクとは別の競争が勃発してくるわけです。

 ギネスにも年齢がらみの競争もどきがあります。
 ホー・ピンピンさんが急死した。中国人のピンピンさんは身長73cmで、ギネス・ワールド・レコーズが認める「世界一身長が低い人」でした。ピンピンしていたピンピンさん亡きあと、誰が「世界最小」に認定されるか?最有力なのは、ネパール人のカジェンドラ・タパマガールさん(以下、タパさん)。タパさんは、身長56cm。「そ、それなら、ピンピンさんより小さかっただろう!ギネスはどうして認めなかったんだ?」という疑問がでてきます。実際、タパさんはギネスに、「世界で最も背の低い男として認めてよ!」と申請していました(4年前の14歳の時)。では、なぜギネスが拒否してきたか?

 「まだ、14歳だろう。身長は、これからも伸びるだろうから今は認定できないよ」
 そうなんです。ギネスがエントリーに関わる年齢制限を示していなかったからこのようなことが起こったわけです。日本スケート連盟なら、スパッと年齢を決めたのでしょうけどね。

 年齢制限が曖昧名のだから、生まれたばかりの赤ちゃんを、「世界最小」としてエントリーするのもおもしろい。当然、「これから伸びるだろう!フザケナイデヨ」といわれるでしょうけど。
 ピンピンさんが亡くなられたので、さすがのギネスもタパさんを「世界最小」と認定するでしょう。

 世界最高身長のほうは、年齢は関係ないので問題はないだろう…と、思いきや…ギネスが新ルールを設定した。
 <ギネスの世界最高身長エントリーへの新ルール>
 「立位(りつい:早い話が、立った姿勢)と仰臥位(ぎょうがい:早い話が、あおむけに寝ている姿勢)での身長測定を1日に6回受けなければならない」

 スピードスケートなどは、100分の1秒を争う。…世界一の身長は誰かなのだから、100分の1ミリメートルを争うわけで…。
 そのうちに、「立位の部のチャンピオン」と、「仰臥位の部のチャンピオン」が出現しそうです。
ギネス認定、「世界一背の高い人間(2010年)」は…「スルタンさん(トルコ)・247センチメートル」
 今回のギネスでは認定されなかったが、スタドニクさん(ウクライナ)は、257センチメートル。えーっ!10センチメートルも背が高いのに世界一じゃないの?
 スタさん、ドジを踏んだのです。ギネスの新ルールに従わなかった(立位と仰臥位での身長測定を1日に6回やらなかったぁ)。ルールは守らなければね。

自分流を貫くスノーボーダーのお手本の人…

2010年04月07日 | Weblog
「芸能界」のニュース(ゴシップ?)で糊口をしのぐ人たちもおられるので、強く言うつもりもないが、大声で言わせていただくと、「芸能人を甘やかすなよ!」

 私の世代で、「エリカ」と、いえば、…西田佐知子の、「エリカの花散るとき」です。え?知らない?西田敏行の関係者かって?多分母親…ではなさそう。
 「エリカは…ライオンの小説!?」…あれは、「エルザ」ですね。「野生のエルザ」…「エ」だけが共通。作為的なボケでした。(早く本題に入れってがぁ?)
 現代において「エリカ」と言えば、西田の佐知子ではなく、ライオンでもなく、「沢尻さん」のようで…。
 で、昼下がりのTVで…、「沢尻エリカ、沢尻エリカ・・・」連呼。一体、どんな人なんだろう。

 沢尻エリカさんは、「小生意気な芸人」。いわば、国母くんの師匠。(なぜいちいち、「さん、くん」をつけるんだって?悪口を書いているのではないということを示したいからです。孔子様は、「人の悪口を言う人、上司の悪口を言う人は、勇気と礼儀知らずの乱暴者を履き違えている人である。または独断を英断と勘違いしている人だ」と、宣われていますから。孔子は、欧米では「滑稽な人」になっているって?しかし,BUT、見直されてもいるんですよ!)

2年半前の「クローズド・ノート(エリカさん主演の映画)」の舞台挨拶で…進行のアナの質問に、「別っつに…」。気を遣ったアナがなんとかコメントをとりつけようとしても、「別っつに…」。周囲が凍りついた。さらに、何とかフォローしようとするアナを、睨みつけた。(YouTubeで学習させていただきました。便所のスリッパで、後頭部を一撃してあげたい気持ちになりました)
 国母選手は、この時のエリカさんの様子を見て、「カッコイイ!機会があればマネしよう」と、学習したのではないか!?
 国母選手については、何度か取り上げさせていただいたが、「オリンピックの日本代表でさえなければ、どってことなかった」。「個人の責任の時間」であれば、コシパンだろうが、シャツ出しだろうが、毛糸みたいな髪の毛(ドレット)だろうが…批判はお門違い。

 エリカさんが2年半ぶりにマスコミの前に姿を現した。改心した様子は…表面的にはあった。し、しかし、事前にマスコミに、「6つの要求」をしていたという。要求内容を見て笑わせていただきました。
 要約すると・・・「真実を報道しろッコラ!」「名誉を棄損するなッコラ!」「肖像権ってものあるからなッコラ!」ですね。

 エリカさん側の要求通りにしてあげたいのは、「先祖・子孫・配偶者にはかまわないで」というところ。そりゃそうだわ!
 しかし,BUT、エリカさんは自分自身については、何を書かれても受け入れなければなりません。女優は、ゴシップの量が人気のバロメーターです。虚偽報道、名誉毀損、単なる風評…ウエルカムでなけでばね。人気があるからそういう報道をしていただける(不人気も人気です)。マスコミに腹を立てるのは小者というか雑魚(ザコ)の証拠です。

 「別っつに…」しか言わなかったときは、「女優である」ことがスポッと抜けていた。女優は、映画を観る人がいるから成り立つ職業。つまり、お客様は神様。神様に不快感を与えてはいけないのです。それが嫌なら、とっとと芸能界から去ればよい。女優に限らず、政治家、スポーツ選手など、有名人には、「有名税」というものがかかる。有名税がかからない芸能人は。「子供店長」ぐらいなもの(トヨタの救世主でしょう!「子供に店長が務まるのか!」と、おっしゃる人がおられる。これって、ジョークだとしても本気だとしてもおもしろい)

 6つの要求通りにエリカ情報を報じるには・・・エリカは偉い。エリカは凄い。エリカは神様だ。エリカは仏様だ…。とにかくエリカさんを褒め称えなければならない(違反すると、法的手段に出るのだそう)
 マスコミ各社は、「今後一切、エリカの報道をしない」ということにすればいいと思う。でも、きっと今後も、「エリカがどうしたこうした・・・」と書くんだろうなあ。

国旗・国歌に反対している場合か!?学力はどうする?

2010年04月06日 | Weblog
 今日が、始業式、入学式という小・中学校が大部分かと。一生懸命勉強していただきたい。
 「ウソだろう!ウソに決まってる!」と思いました。何がって?今や日本で一番有名な教職員組合となった、某教職員組合(以下、某教組)についてです。私は、学校は聖域であると常々思っております。その聖域で「児童生徒に指導する」という崇高な営みをされておられるのが、「教員」。教職は、いわば「聖職」です。そ、その聖職に就いている人が、とんでもないことをしていた。もっとも、「聖職者じゃない!教育労働者だ!」と自称しておられるらしいが。
 ヤンキー先生が参議院予算委員会で質問に立って、「某教組の暗部の一端」を話しておりました。週末毎に某都道府県へ足を運び、某教組の実態を調査しているらしい。どんな状況になっているのか…

1 勤務時間中に国旗・国歌の取り扱いをめぐる組合文書を学校間でやりとり。
 ・・・組合員って、教職員ですよ…ね?勤務時間中に組合活動してはダメなんじゃないの?某都道府県では許されている?そりゃない。学校間のやりとりって…もしかして、学校の電話とかFAX?その代金は・・・組合員の教員が払うはずないですよね。だって、勤務時間中の組合活動がバレてしまうから。バレたら、「便宜供与」ですよ!罰金または懲役!
 組合員の学校の先生方が、このような恥ずかしいことはしないと思う。きっと、馳浩(衆院議員)さんや、ヤンキー先生こと義家弘介(参院議員)さんの勘違いだと思う。文科省が調査中なので、まもなく間違いであることがはっきりするでしょう。
 ところが某教組が、馳さん、義家さんを呼び捨てで批判した。これは、事実。勤務時間中に悪事をはたらいていないのなら、自分たちを批判する国会議員さんを呼び捨てにすることはないとも思うが…。

2 「(某教組批判をする国会議員がいることに関わり)組織破壊・分断を許さないことを第一義的に考え、原則的に組織的に対応します」
 ・・・つまり、「組合の指示に従うように」ということ?それなら、「小沢さんのいうとおりにしない人は冷や飯を食わされるのと同じ。学校の先生がそんなお達しを同士に発布(?)することなどあるはずがない…。

3 一般組合員は、報道機関の取材には「ノーコメント」を通すようにという指示が出ている。
 ・・・組合員の方って、「言論の自由」という言葉を多用されます。「一切コメントするな」などという指示が上部組織から出るはずなど…ないと思うよ。

4 入学式での国歌斉唱や国旗掲揚を阻止する闘争…。
 ・・・こんなこと、組合員の先生がするのか?学習指導要領に、「国旗を掲揚し、国歌を斉唱する…」はっきり謳っている。「阻止する闘争」…そんな怖ろしい言葉、誰が考えるのだろうか?「改悪学習指導要領」とも言っている?
「旗上げろ、歌うたえ」が、悪いこと?歌手は廃業だなこりゃ。

5 掲揚・国歌斉唱の阻止に向けた「闘争マニュアル」がある。
 ・・・噴飯もの。マニュアルをつくって国旗・国歌を阻止…あり得ない。某教組が、55億円持っているというのは、新聞で知ったけど、「闘争マニュアル」は…ないだろう?

6 (国旗・国歌阻止では)「校長への抗議」「立て看板の設置」「式典当日の進行表から国旗国歌の文言の排除」などの戦術が示されている。
 ・・・そんな戦術…おもしろがり屋で無責任なだれかのでっちあげですね。(私じゃない、私じゃ…ない…)

7 竹島は韓国領
 ・・・こんな話がどこからでてくるんだ?侵略国だってがぁ?それとこれとは…違う話ですよね。

8 北方領土は先住民族の視点で教える
 ・・・そんなぁー!教職員組合とあろうものが、勝手な解釈を学校へ持ち込まないと思うけどねー。

9 組合員の国旗・国歌への反対の事前学習「マニュアル」には…
(1)国旗や国歌が、憲法の主権在民や良心の自由を侵害
(2)侵略戦争のシンボル
(3)日本経済の海外進出や政治大国、軍事大国のシンボル
(4)国旗・国歌を通じて改悪学習指導要領の徹底につながる
 ・・・ありゃー!?こ、こ、これは・・・!
 ひょっとして、馳さん、義家さんの言い分が正しいかも?おっと、町村信孝衆院議員の名前も出しておかなければ叱られてしまう。

 某教組の組織率がどのくらいなのかは見当もつかないが、児童生徒を指導する先生の中に、「国旗・国歌は悪者だ」「侵略のシンボルだ」と、おっしゃる人(本心は分からないが)がおられる可能性が高い…。「そりゃない。ウソだろう!ウソに決まってる!」とも思うが、ひょっとして…とも思う。

 手短に、はっきり言えることは、「国旗・国歌を学校から排除すると、学力が上がり、運動能力が高まり、豊かな心が育まれる」…そんなことはありません。
 「問題の軸をぶらすな!すり替えるな」と、いわれる可能性があります。そんな場合どう反論するか…
 「へぇー!学校の先生の学校での活動が、学校教育目標の具現化(学力、体力、心の教育)と関係ないの?語るに落ちたな!本務ではないことをしているということですね。それだもの、全国的に見ると某都道府県は、学力・体力とも低いわなあ!納得!」
 え、ええーっ!某教組幹部4人が逮捕された?!信じていたのに・・・。

75歳の親切老人を責めないでよ…

2010年04月05日 | Weblog
 参院本会議の採決…投票ボタンを押す方式…
 隣の席の青木の幹雄ちゃんが、トイレへ行ったのかな?じゃあ、代わりに投票ボタンを押してあげよう。あれあれ、青木の幹雄ちゃんトイレが長いんだもの、10回も投票ボタンを押しちゃったよー。

 たった、これだけのこと…しかも親切に根付いた行為。人のために、自分のエネルギーを使う、ボランティア精神の発露です。そ、それなのに、親切な若林正俊さんがみんなに責められて議員辞職しなければならなかった。

 参議院規則第135条「表決の際に、現に議場にいない議員は、表決に加わることができない」・・・そんな固いこと言わないでよー。(規則では、「票決」ではなく「表決」が使われている)
 若林さんといえば、自民党の首相指名選挙のときに一旦(つまり代理のかたちで)みんなで投票したあの人。あと、臨時で農相に就くことなんと3回!
 つまり、代理とか代行とか…「リリーフ」ですね。これを得意とする人なのです(んなはずないか?)。
 そんなわけで、常にリリーフの機会をうかがっていた。そこへ、青木の幹雄ちゃんがトイレ(実際はどうして議場に居なかったかは明らかにされていない)へ行ってしまうものだから、出番到来!リリーフで、幹雄の机の投票ボタンを押してしまった…。

 与党にとっては、劣勢を建て直すタナボタのビッグチャンス!
○ (菅副総理)国会の決議が本人の意思と関係なく決まることがあれば、議院内閣制が根本から覆る。考えられないことだ。(→偉そうに!菅さんには考えられないことかもしれないが、実際にあったんだからしょうがない)
○ (鳩山首相)大変驚いている。国会でこのようなことが起きるとは、全く想像もしていなかった。(→驚いたとか想像できないとか…わたしゃあ、6億円をポンと支払う方が驚くけどね)
○ (社民党党首の福島のばっちゃん)両氏(若林、青木)が経過も含めて説明すべきだ。(→「…べきだ」が多いよ。大臣になったら急に穏和になってしまって。困った人だ)
○ (与党の誰か)国会の規律を低下させている。議会史上の汚点。(→そんなたいそうなもんじゃなかっぺ!議会史上だなんて…)
○ (与党の誰か)「氷山の一角」で、他の議員もやってるんじゃないのか。(→邪推はイケンゾナモシ。75歳の御老人だからやったこと。他の人がそんなことをするはずがない)

 野党の自民党までもが…
○ (みんなの党の渡辺代表)国会議員は国民の代表だ。他人の投票ボタンを押すというのは、そうしたルールを無視するもの。(→それがどうしたぁ!国民の代表が、隣席のボタンを押して何が悪い!)
○ (尾辻参院議員会長)断じて許されざる行為。(→オイオイ、鬼の首をとったのかい!許してあげてよ)
○ (大島幹事長)誠に残念だが、政治の信頼、道義感が問われている時、議員辞職は当然だ。(→元秘書が起訴されても親分が辞職しない時代だぞ。いくら、長男の参院選出馬への影響を最小限に抑えたいからといって、辞職させたのは冷たい仕打ち。これまで、さんざん若林さんを利用してきたでしょうがぁ!)

 いやはや、若様四面楚歌。ボタンを押しただけで議員辞職…
 ニューハーフショーパブでの飲食費を政治活動費に計上しても(民主5議員の団体)お咎めなし。平成の脱税王さん(6億円の贈与税を納入)も、なーんも関係ない。元秘書が起訴されても親分は関係ねえ。北教組から違法献金をうけても、オバチャンは辞めない…それなのに、ボタンを押しただけの、75歳の老人を辞職させるとは!

 あと…参議院だけの「押しボタン式投票システム」にも問題がある。「代理投票」以外にも…反対票を投ずべき議員(自民党の岸さんと伊達さん)が、賛成票を投じてしまったということも…。こちらのほうがおかしいんじゃないの?幼児じゃないんだから、賛成と反対のボタンぐらい識別しろよなあ。私が、胃バリュウム検査の時、右と左を間違えるのとちがうんだぞ!

 どうしてそれほど若林さんをかばうのかって?味方をする人がいなくて可哀想なのでさ!

「好意」は、強要されて示すものではない…

2010年04月04日 | Weblog
 ホームレスに食事を提供するのはいいことなのか?
 ホームレスではないが、お金を使わずに日本一周をしている女子大生がおられるそうな。お金を使わずに?と、いうことは、「0円」「無料」「タダ」「1円も遣わない」…そんなことが出来るはずがないだろうがぁ!?
 
 人にカンパをしてもらいながらの日本一周。「カンパ」というと聞こえはいい。「恵んでもらう」ということ。カンパはロシア語の「カンパニア」が語源。元々は、政治的な活動のことだった。
 お金を使わずに日本一周する…女子大生のローカルルールは、「移動、宿泊、食事などすべてを他人の金銭に頼る」ことだそうで…。日本中のホームレスのみなさんが、この「0円日本一周」をすればいいんじゃないか!ひきこもり360万人は、ひきこもっているわけだから日本一周は無理。しかし、失業中の340万人で雇用のアテが無い人は、「0円日本一周」に挑戦するという選択肢がある。いいよコレ!

 女子大生には…食事をごちそうしてくれる人、泊めてくれる人、車に乗せてくれる人…たくさんおられるのだという。(これが女子大生でなく、62歳のオヤジならどうだろう?鼻水もひっかけていただけないでしょう。くやしいなあ)
 支援者のすべてを、インターネットで見つけて依頼している。「依頼→受諾」こうなると、女子大生が「恵んでもらう」という構図ではない。対等の関係です。そんなわけで、女子大生は、大切な客として迎えられる。食事も豪勢…。女子大生は、1月31日に出発しました。順調だと、今頃は北海道からの復路かと思います。
 しかし、インターネットでの情報発信が隘路になっている現象もある。
 「0円旅行上のルール違反(細かなルールをネットで公開しているので、ネットユーザーがチェックしている)」から、ネットユーザーの攻撃を受けているらしい。ともあれ、構想を練って、実践しているところが凄いかも…。

 0円旅行を支援する側と似ているなあと思うのが、「ハイチ大地震の被災者に千羽鶴を贈る活動」。21歳の女性が、インターネットでよびかけた。このよびかけ、ヘビ玉をつついたような事態になった。非難の嵐。(ヘビ玉は、マムシなどが冬眠の際、数十匹がだんごになること)
○ ハイチで鶴は「悪魔の化身(ホントカ?)」。贈るのは嫌がらせ
○ 折り紙を買う金を募金した方がいい(そりゃそーだ)
○ 食料がない現地に、折り鶴を贈ってどーすんの(紙は食えんぞなもし)
 アグネス・チャンがソマリアへ行くというニュースの後みたいな状態に。

 0円旅行の女子大生に、「折り鶴を贈ることで、一人じゃないよという気持ちを伝えたい」と、折り鶴をあげたらどんな反応が返ってきますか…。
 支援というのは、「食事をごちそうしてくれる、泊めてくれる、車に乗せてくれる」…?折り鶴ってのは…。
 ホームレスも、引きこもりも、失業者も…折り鶴は…ほしくないだろうなあ。
 しかし、ほしくはないが、もらってしまったら捨てたりはしないでしょう。人が、時間をかけて折った鶴、時間をかけたと言うことは、「寿命を使った」ということです。

日本国、「ひきこもり360万人」「失業者340万人」「上野だけでもホームレス600人」…どうしよう?ホームレスのみなさんに「炊き出し」をすることが、ハチドリの一滴になるかなあ?
 結局、ホームレスのみなさんに食事を与えることには…賛成したくないです。食事より折り鶴のほうがいいような気がしてきました。
 0円旅行の人にも、折り鶴がいい。
 「ハイチへ折り鶴」の呼び掛け人の女性へは、世の闇に一石を投じたということで、「心が優しいで賞」をあげたい…腹はふくれないけど。

ホームレスへの温かい食事の提供…(その1)

2010年04月03日 | Weblog
上野駅からほど近いところに、ホームレスの皆様用に朝食を提供するところがある。ホームレスの皆様がそこに並んで、朝食をもらっている。味噌汁らしきものがビニール袋に入っている。透明のビニール袋に入った味噌汁は、何か別のもののような感じ…。メニューに興味があったので、「ここに並ぶと私にもいただけるのかなあ」と、思いました。しかし、それでは野次馬にもほどがある…あきらめました。

 北国在住なので、上京の玄関は「ああ上野駅」。45年前の上野駅は…「ルンペン」と呼ばれる人たちが…つまり…「ホームレス」がおりました。せいぜい10人ぐらいだったと思いますが、45年間で600人にふくれあがっていたとは!
 (「ルンペン」は、マルクスが使った、「ルンペンプロレタリアート」からきたもの。労働意欲を失った、「浮浪者」「極貧層」を指すこの言葉が日本に来て「ルンペン」となった。この「ルンペン」「乞食」「浮浪者」「宿無し」が、差別用語とされるようになった。そんなこんなで、「ホームレス」と呼ぶのがが定着。ホームレスは、そのまんま「宿無し」のこと。カタカナにすると差別用語ではなくなるってことでしょうかねえ?同じだと思うのですが)

 東京23区のホームレスは、平成11年度には、5,800人おられたという。平成20年の調査では、約2,650人。減っています。理由は、東京都の、自立支援システム、生活保護の適用、地域生活移行支援事業の効果ですね。つまり、福祉・就労・住宅・保健・医療などの分野にわたって総合的に取り組むことによりホームレスは減るということ。
 
 私が、唯一所属している団体があります。この団体、思想穏健。宗教色もなし。むしろ浮世離れしています。活動内容は…お花見、歌舞伎見物、音楽会(これが多い)、ゴルフコンペ、紅葉狩り…まあ、仲良し団体でしょうか。
「ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー作家のジェームズ・ブラッドリー氏が、新著について講演します。用語は英語ですが同時通訳がつきます」…このような、御案内も来る。
 「オークションをします。会場は○菱商事(日本を代表する商社)会議室」こういう連絡も。
 …このようなラベルもレベルも違う団体に、なぜ私のような者(地位も、名誉も、お金も、美貌もない)が、所属しているか?入会は無審査。会費は不要。永久会員。そのため退会の理由がないので、この23年間所属しっぱなし。

 この団体が、「浅草橋のセカンドハーベスト・ジャパンの倉庫で御飯を炊いて、浅漬けを漬けるからオマエも来い」と…。
 「セカンドハーベストジャパンってなんだ?」って?知っている人には釈迦に説法。大変失礼な話ですが、知らない人は、「へーッ!?」なのですが・・・
 食品会社などから提供を受けた食品を、生活困窮者(早い話がホームレスの皆様)に供給する活動などを目的とした特定非営利活動法人(NPO)です。
 食品メーカーや外食産業などでは、品質には問題がないものの、包装不備などで市場での流通が困難になり、商品価値を失った食品が発生します。農家が、味も鮮度も問題ない曲がったキュウリを市場に出せない…アレと同じ。

セカンドハーベスト・ジャパンは、従来は廃棄されていたこうした食品の提供を(原則として無償で)受け、フードバンク活動を中心に行っている。
 提供する企業にとっては、廃棄に掛かる金銭的な費用を抑制できるだけでなく、食品廃棄物の発生を抑え、福祉活動に貢献しているという面で企業価値の向上につながっている。
 企業にとってはありがたい。セカンドハーベスト・ジャパンもありがたい。ホームレスもありがたい。…絵に描いたように、みんながありがたい。
ありがたいのはいいのだが、「ホームレスに食事を提供するのが、良いことなのか?」 (続きは明日にします。長くなりそうなので)

名字ホリック

2010年04月02日 | Weblog
 昨日は、エイプリル・フール…誰かを騙したかって?家族以外と話をしなかったので、他人を騙せずに終わってしまいました…。
 「週刊ヤングマガジン」…いい歳してそんなマンガ読んでるのかって?ヤングは、ヤングマガジンでしょう!週刊ヤングマガジンの「xxxHOLiC(ホリック)」が夏には、「別冊少年マガジン」へ移籍します。まだまだ続くということですね。薮から棒になんなんだって?ホリックの主人公の名前が、「四月一日君尋」なのです。
 「四月一日」が、姓つまり名字。富山県にあるという。で、何と読むかですが、「わたぬき」だそう。「四月一日君尋」は、「わたぬききみひろ」。
 「わたぬき」と聞くと、「君尋」も思い出すが、私の年代は、「綿貫民輔(わたぬきたみすけ)さん」です。富山県の「わたぬき」といえば、民輔さんですから。え?君尋は知っているが、民輔さんを御存知ない?衆議院議員、国民新党最高顧問、自民党の幹事長もやられておられた、衆議院議長も…。そうです、あの特徴的なお顔…眉が薄い…剃っておられるわけではなさそう。

 閑話休題。なぜ、「四月一日」が「わたぬき」か?冬の間、綿入れの衣服を着込んでいたが、温かくなってきた四月一日には、「綿入れの衣服の綿を抜く」だから「わたぬき」。オジンギャクだろうって?ホントホント!
 「四月朔日」で「わたぬき」と読ませる姓もあるので、「一日が正しい」、「いや、朔日が正しい」と、口論しないでいただきたい。(亀井さんと菅さんじゃないんだから。あの二人、一昨日握手していましたが…仲直りしたのかなあ?)
 付け加えておかなければならないのは、四月一日で、「つぼみ」と読ませる姓もあるということ。どうして「つぼみ」かって?そのまんまでしょう。

 「五月七日さん」もおられる。読み方は、「つゆり」。何というマンガの登場人物かって?う~ん…マンガには登場していないと思います。
 なぜ、「五月七日」が「つゆり」か?これは、久々に、アンティークマンの多分正解であろう推論ですが・・・「梅雨入り」が口伝のうちに、「つゆり」となった…です。五月七日はまだ、梅雨入りじゃないだろうって?もちろん、旧暦の五月七日です。旧暦の梅雨入りは4月末から5月初旬です。「五月雨を集めて早し最上川」の句、五月雨は梅雨です。

 「六月一日」という姓もあるという話を聞いたことがありますが、読み方がたくさんある。なぜそう読むのかがどれもこれも不明…都市伝説(実際にはない)だと思います。
 「八月一日」という姓は実在する。「はっさく」と読む。「八月朔日」を縮めて「八朔」で、「はっさく」。果物の「はっさく」とは関係ないでしょう。「はっさく」の収穫は、一月ですから。これも、アンティークマン説なんですけど…。(自信あります)

マナー違反携帯電話を注意した男の不人気理由

2010年04月01日 | Weblog
 電車に乗りました。席は殆ど埋まっておりましたが、「ごま塩頭、縁なしメガネ、会社員風の50歳代の男性(以下、ごま塩氏)」の隣が空いていたのでそこに座りました。
 後方の席の30歳代と思われる男が携帯電話で、「普通の声」で話をしておりました。「普通の声」でも十分に響き渡り話の内容がよく分かりました。電車は走り出しました。男の携帯電話は続きました。

 「…今度お会いするときには、お礼をさせていただきます。えっ?ええ取りましたよ、11レース。20万ほどです。馬券を買うコツですか?それは…ウンチク…。○○がクビになりましてね…。××が…。グダグダ…ダラダラ…」(言葉の丁寧さから、電話の相手は年長者らしい。どってことない話ですが、ストーリー性のある話が続いた)

 と、突如私の席の隣のごま塩氏が立ち上がった!そして、ドスの効いた大声で叫んだ…
 「おい!そこの携帯で話している奴、いい加減にしろよ!」
車両の乗客全員が凍りつきました。私はしっかり振り向き、携帯男を確認。
 携帯男は、これまでの人生で他人に叱られた経験がないらしく、もの凄い速さで携帯をたたみました。そして、荷物をひっつかむと後ろの車両へ逃げていきました。
 乗客のフリーズはすぐに融け…。小声ながらごま塩氏批判論が…。正義の味方の行為が、むしろ不評…?

 私は、ごま塩氏がマナー違反携帯電話を注意した自分自身に興奮して、(私に対して)「おい、隣のオヤジ!いい加減しろよ!」と、叱るんじゃないかと心配でした。ごま塩氏にお叱りを受けることは、何もしていないのですがね。 パトカーを見ると隠れようとしたり、隠れる場所がないときには、「善人ですよー」という顔を作って歩くのと似た心境。え?そんなことをしたことがないって?私は、パトカーが来ると、必ず隠れますけどねえ…。防御反応です。

 ごま塩氏は、勇気ある人だと思います。誰でも出来ることではない。私も、義憤に駆られることはあっても、「実際に注意したこと」は、ありません。(バス停で喫煙していた高校生グループに注意しようと向かっていったことがありました。その時は、注意する前にバスが来てしまい「注意未遂」に終わりました。「バスに助けられたね」だって?言えてるかも。4~5人いましたから乱闘になったらやられていたかも)
 携帯男がキレやすい奴だったら、ごま塩氏とケンカになってましたね。間に挟まれる私が、トバッチリで蹴られたり殴られたりしてしまったかも。
 他人を注意するのは難しいです。第三者の巻き添えまで考えなければ、「完璧」な(注意する)行為にはなりませんから。

 この、立派な勇気あるごま塩氏が、なぜ乗客に不人気だったか?
 観ているテレビのスイッチをいきなり切られたら、フラストレーションが残ります。この状態と同じ。
 車内の客は、携帯男の会話内容に聞き耳を立て楽しんでいたのでした。内容が、非日常でしたから。そこへ、ごま塩氏が携帯電話を切らせてしまった。本来なら拍手喝さいのところだが、乗客は楽しみを突如奪われおもしろくない。このように分析いたしました。勇気ある行為も、野次馬根性には通じない…。

 なお、電話の話の続きを聴こうと、携帯電話男の後に続いて車両を移動した人はいませんでした。みんな根性がないんだからぁ。
 ところで、車内携帯電話を…注意…。