アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

CO2削減は馬鹿げた話 ~ノーベル賞の根岸さん~

2010年12月21日 | Weblog
 「若者は海外へ出なさい」という根岸さん。私の言いたいことを言ってくださる。そして、また、言ってくださった…
 「地球温暖化を防ぐため、CO2の排出量を減らしましょうというのは、ばかげた方法だ。もっとCO2がほしくなるようにもっていかなければ」
 私は、赤祖父さんの説が正しいと思うものですから、「CO2を減らしても、温暖化を防ぐ効果は皆無」と再三主張してきた。赤祖父さんの話をしていたら、「ああ、あの自衛隊の!」とおっしゃる人がおられて…一瞬、赤祖父さんが自衛隊にいたことがあったのかと思いました。よくよく聞くと、なんと、「田母神さんと間違えた」のだと。似てるかなあ?赤祖父と田母神…。父と母…。

 閑話休題。根岸さんの主張は、温暖化を防ぐためCO2を出さないようにしようというのは人類にとって重要な化学反応を抑えるのと同じだから、非常に消極的な考え方だ。水とCO2から炭水化物や酸素をつくる光合成を人為的に起こす研究を進めると良い。と、いうもの。
 地球は温暖期なのであって、CO2が多いから温かくなったのではない。だから、CO2の削減は無意味という赤祖父さんの理論とは関係がなかった。

 根岸さんの「CO2をどんどん増やして豊かな地球」という説、キーワードを挙げると…人類には炭素源が必要、光合成、葉緑素、遷移金属、鉄…。
 「人工的に光合成を行わせる為にはCO2が必要。CO2がなくてはできない」…と、まあこのようなところで、大きく外れていないでしょう。

 ノーベル賞授賞式に係わる一週間。日本人では、誰がもっとも目立ったか?鈴木章さんでも、根岸英一さんでもなく、根岸さんの奥様のすみれさんだったと思います。

 結婚50年目というから、すみれさんは70歳を超えておられる。しかし、年寄り臭くない。頭がキレるし、言葉にもキレがある。
 根岸さんが、「ノーベル賞も、わたしは彼女と共有していると思います。そういう気持ちです。今まで、2人でずっと共同で生活してきたわけですから、それのたまものの1つと、そういうふうに考えています」。
 すみれさんは、「大変貴重なお言葉、本当に心からうれしくいただきます」と…。
 このやりとりに、根岸夫妻の全てが表れています。

 それで…根岸さんが、すみれさんに、「今まで支えてくれて、アリが10匹」と言ったらしい。すみれさんは、記者団がその意味が分からないだろうと思ったのか、「アリが10匹だから。アリガトウ」と説明。しかも、何度も何度も…「もう、解ったからやめてくれ!」と言い出す記者はいなかったけどね。
 すみれさんには失礼かも知れないが、「アリが10匹だから。アリガトウ!どう、このダジャレおもしろいでしょう!どうして、どうしてもっと笑わないの?」と、娯楽の少ない日本人向けに言いたかったのだろうと感じました。現代の日本人は、そのダジャレでは笑わないのです。せめて、「今日のおかずは、馬が三頭」ぐらい言わないとね。「馬が三頭だから、三馬。つまりサンマ」
 え?「馬が三頭で、サンマ」は、「アリが10匹、アリガトウ」と、全く同じレベルだって?…そ、そうかなあ…。

九九は、万葉の昔から暮らしの基礎基本

2010年12月20日 | Weblog
日本古来の九九のクイズです。
 「西(ニシ)から飛んでくるモノなーんだ?」
 答えは、「ハチ(蜂)」そのわけは「ニシガハチ(2×4=8)」
 「皺(シワ)は何本ある?」
 答えは、32本。「シワサンジュウニ(4×8=32)」
 九九を芸名にした役者さんもおられた。八波むと志さん…ハッパムトシ。ハッパは、8×8。ムトシは、6と4。8×8=64を芸名にした。(古ッ!アラカン世代でも、八波むと志を知る人がいなくなってしまった)
 近年は、九九のクイズも芸名も流行りませんが…奈良時代には、九九を使った言葉遊びが流行っていた記録がある。

 自作の例…「今夜のごちそうは、十六の鍋だ!」などと言っていたらしい。さて、なんの鍋か?16種類の具材が入った鍋ではなく…九九の「4×4=16」から、十六は、「しし」。「しし」はライオンではなく、「鹿と猪」。「鹿猪」で、「しし」と読んだ。

 平城京の九九事情を示す新たな木簡が発見された!木簡には、「二九十八」など、九九の練習(暗記)をした跡が。勉強をしていたんですねえ!
 OECDの国際学習到達度調査(PISA)の結果、日本は10年前の水準に戻った。やればできるのです。
 ただ、前回優勝(!)のフィンランドをはじめ、上海(上海市として参加。中国がOECDに加盟していないものですから)、韓国、香港、台湾、シンガポールに負けている。アジアでもトップになれない。(どうして?私なりに分析済みで、過去に縷々-るる-述べてきています。今日はふれないでおきます。長くなるから)
 「頭脳が資源の日本」なのだから、「勉強・勉強…!」で、世界一になってもらいたいと思うね!

 それにしても大切なのは基礎基本。平安京の木簡が示すように、九九の大切さは、万葉の昔から変わらないということです。日本の九九は覚え方が素晴らしいので、多くの日本人が暗記している。「多くの日本人じゃなくて、小1以下を除く、日本国民全員が暗記しているだろう!」って?それが…そうでもないのです。小学校で九九が解らないまま中学校へというケースが稀ではない。また、私のように、「ハックナナジュウニ(8×9=72)」は言えても、「クハ(9×8)」は、と問われると、答えを出すのに時間がかかってしまうケースも(一度、8×9になおしてから、72という答えを出しています…えへへ)。

 インドの九九は20×20(40×20の場合もある)。タイは25×12まで覚える。ドイツは20×10、アメリカ、カナダ、ニュージーランド…その他欧州の多くの国の九九は、「12×12」までを学習する。  「12×12とかは九九(9×9)ではないだろう」って?「暗記を強制されるかけ算」のことを九九とさせていただきたく、宜しくお願いいたします。九九を覚えさせることは、「強制」で正しいのです。「間違ったっていいんだよ。自由にのびのびやってごらん!」このような教育をしていると、学力は金属製の響きを残して奈落の底へ落ちていきます。本当に子供のため、日本のため、地球のためを考えるなら、基礎基本は強制されなければなりません。

 ヤレヤレ、結局そこへ行ってしまいました。九九の四方山話で終わらせようと思ったのに…。

水飢饉に備え、シャワーでのおしっこ奨励

2010年12月19日 | Weblog
 「シャワーの最中におしっこをしよう」
 6月にこのような呼びかけがあったとき、「どうして?奇をてらった呼びかけをして有名になろうとしているのかな?それにしても、シャワーを浴びながらどうしておしっこをしなければならないんだ?」と、思いました。

 奇をてらったわけでも、有名になりたかったわけでもなかった…!呼びかけた人は、総資産が約200億円、「最もリッチなモデル」といわれている(ギネス認定)、ジゼル・ブンチェンさん(ブラジル出身の30歳)。
 ブンチェンさんによると、「シャワーの最中に926人がおしっこをすれば、1年間に405万5880リットルの水が節約できる」のだと。
 私は、「水はタダ(無料)」という意識があるものですから、ブンチェンさんの呼びかけを俄には理解できなかった。シャワーの最中におしっこ?想像だにしなかった。シャワーでおしっこすれば、トイレでおしっこして流す水が節約できるということ…でした。
 
 呼びかけから半年。どのくらいの日本人がシャワーの最中におしっこをするようになったでしょうか?当てずっぽうですが、日本人はシャワーでおしっこをしないんじゃないか?おしっこは、トイレでしょう?
 日本は、干ばつの水不足はあるにはあるが、水には殆ど困らない。シャワーでおしっこをして、仮に500ミリリットルの節水をしたところで、何がどうなる?トイレ一回分の水で、日本を困らせることになるか?
 そんなわけで、ブンチェンさんの呼びかけは、日本では通用しないデスネ。(しかし、中国マネーが日本の山林を買い漁っています。その裏には、40年、50年先に訪れるであろう「水飢饉」対策がある。「山林=水」この発想と、子孫に水を残すという考え方は、日本が見習わなければならないところです)

 そこでダルビッシュ!薮から棒になんなんだって?水といえばダルビッシュ。これは、今や常識。2年前に、「ダルビッシュ有 水基金」を設立た。公式戦で1勝するごとに10万円を基金に寄託。賛同者からの浄財も集まり、10月までに基金は、約900万円になった。

 ダルビッシュがなんのために水基金を?
「発展途上国は、水がすごく汚い。寄付することで(きれいな水を得られ)人の命が救われるなら!」という動機。ダルビッシュのルーツであるイランでは、干ばつで井戸が涸れて、水を求めて流浪する「水難民」が増えているという。
 基金は、まだイランでは使われていないが、ネパール、カンボジア、ソロモン諸島で井戸や雨水貯留設備が整備されたという。ケニア(スラム街)では、1.5キロに及ぶ水道管敷設が始まった。完成すれば、約千人が安全な水道水を利用できるようになるという。
 ダルビッシュ、やるじゃないですか!偉いですよ!

 我々日本人は、国内ではシャワーの時におしっこをしなくても良いが、一歩外国へでたら、「シャワーでおしっこ」を習慣にしましょうかね。頻尿の老人の場合は、頻繁にシャワーを浴びるように…おっと、これでは水の浪費がはなはだしくなる。頻尿老人には海外では、おしっこを我慢していただきましょう。

牛の鈴音

2010年12月18日 | Weblog
 北朝鮮国内で、韓国の映画やドラマを観たとして、「教化所」に収監される北朝鮮住民が増加しているのだそう。どうやって観たのでしょうか?地下に集まって、密かに持ち込まれたDVDを観た…そのあたり謎めいております。情報の出所が「NK知識人連帯」(NHKとは無関係)。この団体は、韓国在住の脱北者団体。主に、知識層出身の脱北者らで構成されているもの。信頼できる筋でしょう。

 北朝鮮の、平安南道というところの「教化所」では、収監者3,000人のうち、韓国映画やドラマを観たとの理由で収監された人は3分の1を超える1,200人に上るという。服役期間は2~5年で、一般収監者に比べ、過酷な労働を強要されるという(読売新聞ソウル支局)。と、いうことは、生きて教化所を出るのは難しそう。韓国映画やドラマを見るのは決死の覚悟が必要ということです。

 韓流というものについては興味がない私ですが、「牛の鈴音」は、自発的に観ました。
 冒頭からしばしの間、いわゆる映画なのかドキュメンタリー映画なのか判然としなかった…ストーリーが進行し、出演者が役者ではないことが解った。つまりドキュメンタリーでした。まだ御覧になっておられない人のため、あらすじの紹介は割愛します。しかし、秘守義務はないので関連情報を少々…

  牛の鈴音は、韓国で観客動員数累計300万人という大ヒット。インディペンデント映画としては、歴代最高収益率なのだそう。
 舞台は、2005年の韓国の農村。農業の機械化が進む中、牛とともに働き、農薬も使用せず、頑固に昔ながらの方法で畑を耕す老夫婦の日常を静かに見つめる…。
 ただこれだけなのです。それなのになぜ韓国で300万人も集めたか?「韓国人の原風景が描かれている」からだと思います。日本人の反応はどうか?好意的な感想は少ないでしょう。日本人の原風景とも共通するのですが、今日本人は、「ただ黙々と働き、牛と心を通わせる老人の日常」に、心の琴線が震える人の割合が減ってしまっていると思います。

 北朝鮮の地下で、「牛の鈴音」は放映されたでしょうか?観たとして、見終わった今は、教化所で重労働でしょうか?
 日本で観た私は、牛は飼っていませんが、老人の実に平和な日常に戻っています…。

コリオリの力で左回り・右回りに

2010年12月17日 | Weblog
 左回り、右回りに何か根拠はあるのか?
<左回りをまとめると>
 陸上競技のトラック種目(国際規約で左回り)、スピードスケート、野球(ダイヤモンド)、競輪、競艇(法的根拠で左回り)、大相撲の懸賞、メリーゴーランド…。
<右回りをまとめると>
 時計の針、アナログの体重計(秤関係)、スピードメーター、回転寿司(左回りでは、右利きの人がは取りづらい)、CD(レコードも)。
<左右両方の回り方があるもの>
 髪の毛のつむじ、蚊取り線香(裏返しで使うと左右が変わる)、扇風機(左回りだが、裏から見れば右回り)、指で回す電話のダイヤル(右回りだが、元に戻るときは左回り)、ヘリコプターのローター(米国製は左回り、欧州製は右回り)、プロペラ飛行機のプロペラ(イギリス製は左回り、日本、アメリカ、ドイツなどは、右回り)、日時計の影(北半球では、右回り。南半球では左回り)、通常のネジ、ドリルの刃(進むときと戻るときでは回り方が逆)。

 さて、仮説です。「左回り、右回りに、コリオリの力(コリオリ効果)が関係あるのではないか?」
 両方の回り方があるものは、リベラルで大変良い。それらを除くと、国際ルールにしろ法的根拠にしろなぜそうしたのかの理由が不明。使い勝手(回転寿司)だけは、立派な理由ですがね。

 高校時代に習った記憶はあるが、コリオリの力って何だったかを忘れた人のために復習…コリオリ(人名。ココリコとは別人。ココリコは遠藤と田中)は、およそ直径10メートルの水槽に水を張り、十数時間かけて水を静沈させた。そして、水槽の中心の栓を抜いてどっち向きに渦ができるのかを確かめた。渦は、北半球では左回りになった。地球の自転による遠心力が赤道に近い方が強いので左に回るから。そんなわけで、メリーゴーランドにしろ、野球にしろ、左回りが楽なんです。仮説は検証された!

 え?異議ありだって?どうぞぉ。
 「南半球にだってメリーゴーランドがあるが右回りにはなっていないぞ」だって?申し訳ないが、地球儀でも世界地図でも見ていただきたい。「人」は、圧倒的に、北半球に多く住んでいる。つまり、「文化」は北半球中心なのです。ですから南半球の皆様は、我慢して北半球ルールでお願いします。

 え?まだ異議がある?
 「時計の右回りはコリオリの力とは無関係だろう」って?ハイ、無関係です。実は時計の右回りは、理由があるのです。近年左利きが増えてきてはいるが、まだまだ少数。そんなわけで、時計を作った人も右利きだった。右手でネジ類を回すとき、左に回しますか?右に回しますか?右に回した方が力が入るのです。なぜなら、5本の指で一番強い親指は、外向きでしょう(あとの4本は内向き)。親指に力が入るためには、右回りがよい。当然時計のネジも右回りになった。針も右回りにすることに誰も異論を唱えなかった。(このように、理由が説明できる右回りについては、コリオリの力とは関係ありませんので宜しくお願いいたします)

 また、大変な説を発表してしまったなあ…。ストックホルムから電話が来るかなあ?(ノーベル賞受賞のお知らせ…)イグのほうでもOKなんですけど…。
 赤道上では、水はどちら回りの渦を巻くかって?赤道では、渦は巻きません。(北半球と南半球の境目なので)バランスがとれるから渦を巻かない。
 「(北半球で)風呂の湯を抜いたとき、渦は右回りだった」だって?風呂の場合、回転の力としては小さすぎる(コリオリの力は関係ない)。渦を巻いたのは、その方が流れがスムーズだから…何かの障害物があったとか、人の手で水をかき回したのが右回りだったとか。

競馬の左右両方回りが理想的な周回

2010年12月16日 | Weblog
 田舎者を勝手に代表している私ですが、苦手なこととして、ロータリーがある。田舎には、ロータリーはない、「辻」ならあるが…。
 車で都市部を走っていると、いきなりロータリーに出くわすことがある。ひたすら左をキープしていても、内側の車が出たがって左へ入ってこようとする。危なくてしょうがない。
 日本でもロータリーは苦手なのに、アメリカでは泣きそうになった。慣れない左ハンドル右側通行で、ロ、ロ、ロータリーに突入!い、いつの間にか内側に入っている!さあ出られない。内側を走っている限り危険は少ないが、一生走り続けていなければならない。グルグル回ること5~6回。必死でなんとか脱出したが…薄毛に拍車がかかってしまいました。

 私など、「右」「左」を即座に理解することが難しくなってしまっている。一番恥をかくのが、胃のバリュウム検査。「はい、右回りでうつぶせに。違います、違います。右回りッ!」「左から静かーに回って…そ、そ、それは右回り!」…大騒動です。

 陸上競技のトラック種目は、「左回り」。アメリカは右回りかと思いきや、やはり左回り。
 1896年の第一回近代オリンピック(アテネ)では右回りでした。ところが、1913年の国際ルールブック改正で、「レフトハンド インサイド(左手を内側に)」つまり、左回りへと変更になった。つまり、地球上の全ての国で、「トラック種目は、左回り」となっている。

 なぜ左回り?これにはさすがの陸上関係者も、「それは…ごもごも」。無理矢理理由を述べる人もおられる。
 「人間の心臓は、左にある。左回りにすると遠心力による心臓への負担が少ない。だから左回りなんだよ」…こりゃあぶったまげた!遠心力で心臓に負担がかかるほどのスピードで走る人間がいるかぁーっ!
 「利き足が右足の人が多いのです。左回りだと、左足を軸にして右足で蹴ることができるです」…左足を軸に?コンパスのように回るのか?トラックって、半径50センチの円かぁーっ!
 結局、陸上競技の左回りは、ルールで決まっているからであり、ルールの根拠となった理由は不明のままです。

 その点、競艇の場合、「左回りの理由」が明確にされている。少し自慢が入りますが、私は小型船舶2級の免許所有者です。船舶免許の凄いところは、「事実上、免許証失効の期限(有効期限)がない」。有効期限があるにはあるが、講習を受ければ交付してくれる。極端な話、20年前に有効期限が切れていても、1時間講習を受ければ元通り。自動車の場合はこうはいかない。
 閑話休題。競艇は船舶の通行ルールが適用されているのです。「右側通行。表示物等を左に見て左旋回」このようになっているので、左回りになるわけです。法的な根拠に基づいている。それなら陸上競技のルールと同じだろう。随分競艇の肩を持つなあって?学生時代、アパートから徒歩10分の所に多摩川競艇場があったもので…。

 アパートから徒歩15分で府中の競馬場がありました。途中に質屋さんもありました。競馬は、右回りか?左回りか?競馬の場合、回り方は実にハイレベルな決まりになっております。人間様の陸上競技とは大分違います。
 府中は左回り、中山は右回りです。つまり、右回りと左回りをバランス良く競馬場に割り当てているのです。
 その理由は?「同じ回り方ばかりでは、馬体のバランスが崩れるから」これは素晴らしい。人間でも同じことがいえます。左回りばかりでは、左回りに適する体になっていきます。つまり、バランスの悪い体になる。練習では、「8の字走」がいいのです。
 だから何が言いたいのかって?実は、左回り・右回りに関する理論を持っているのです。それは、明日書きます。

新婚旅行を88日間!

2010年12月15日 | Weblog
 没後40年ということで、三島由紀夫が密かにブームに。情けないが、三島由紀夫は、難解です。私の能力のはるか彼方の人…ですから、アンティークマンの主張など、「見るもむざんな政治主義に堕している」とか…ばっさり切り捨てられるのでしょう。三島にどう言われたいのかって?「私が求めていた破壊主義と共通する点がある。それはヒーローが一番ひどい目に遭うという主題の扱いでも共通している」…そんな風に言われたいけどね。

 それでェ…新婚旅行なのですが…薮から棒になんなんだって?三島由紀夫といえば新婚旅行でしょう!
 三島夫妻は、どこへ行ったか?昭和33年に結婚したのですが、当時の「全国新婚旅行適地一覧」によると、伊東温泉、屈斜路湖、別府、強羅、鬼怒川、伊香保、雲仙、湯村、山中、熱海、蓮台寺、勝浦…
 三島は、なんと、「箱根、熱海、京都、大阪、別府、博多への新婚旅行!」この6カ所へ行ったのです。このような新婚旅行をする人は…そうそうない。全く目立ちたがり屋なんだから!

 新婚旅行といえば、坂本龍馬がその草分けなのだそうで、今の霧島市にある「塩浸温泉」、「霧島」と行った。「天の逆鉾」を見に高千穂峰(たかちほのみね)にも登った…これはよく知られているところ。総日数にして88日間。88日間といえば、ピースボートで世界一周する期間です!それほど長い新婚旅行って一体…?

 現代の新婚旅行…。昭和40年代に、「ワイキキ」が登場した。ハワイ人気は、半世紀経った今も続いている。
 第1位 ハワイ
 第2位 オーストラリア
 第3位 イタリア
 第4位 バリ島
 第5位 グアム
 以下、モルジブ、アメリカ(本土)、タヒチ、ニューカレドニア、カンクンと続く。
 日本国内では、
 第1位 沖縄
 第2位 北海道(富良野)
 第3位 北海道(函館)
 第4位 北海道(札幌)
 第5位:大分(湯布院)
 以下、京都、鹿児島(屋久島&種子島)、北海道(知床)、高知(四万十川)、青森(十和田湖)…。
 三島由紀夫の新婚旅行コースも、龍馬の鹿児島(霧島)も…過去のものになってしまいました…

 日本国憲法第9条は、敗戦国日本の戦勝国への詫証文である。同条第2項では自衛権・交戦権およびいかなるすべての戦力の所有をも否定している。それを遵守すれば日本は「国家として死ぬ」しかない。

 この演説から、40年。新婚旅行先も変わってしまうのが当たり前。ただ、「国家として死ぬしかない」という三島の予言めいたところ…朝鮮半島情勢から気になってきましたが…。他にもいろいろ言ってるっだろうって?だから、難解すぎて太刀打ちできない。なんとか解るのは、この第9条に係わる部分ぐらいのものです。

 ちなみに、私は新婚旅行に、ニューヘブリデス諸島へ行きました。ニューカレドニアからプロペラ機で2時間ほど北上したところにある。イギリスとフランスの共同統治国(現在は独立してバヌアツ共和国となっている)。共同統治国の場合、どこの国への入国になるか?な、な、なんと!入国審査のデスクが、イギリス入国用とフランス入国用の二つあり、どちらの国へ入国しても良いことになっておりました!

やっぱ、蛤さんはダメだった!

2010年12月14日 | Weblog
 どうなっちゃってるんでしょうか!何がって?「礼儀を知らない無法者国会議員の台頭」です。小沢さんが再び総裁の地位を狙う動きをしているということかって?その前の段階ですがね。
 「友愛で、普天間も尖閣諸島も北方領土もなんとかなる」というお考えの議員さんがおられる。
 「法務大臣は誰にでもできます。答弁は2つ覚えておけばいいから」と、うそぶく議員さんも。この人たちは、理想の世界に生きていたり、支持者へサービスしようとして、立場を忘れてしまったりで、礼儀を知らない無法者というわけではない。

 ではどんな議員さんが礼儀を知らない無法者か?
 「議会開設120年記念式典(11月29日)」が、天皇皇后両陛下御臨席のもと、参院本会議場で厳粛に進んでいた。秋篠宮御夫妻も来られていた。
 最高裁長官が祝辞を述べているさなか、携帯電話の着信音が鳴り響いた。誰の携帯電話かって?某野党の国会対策委員長の携帯電話でした。これはダメです。問責に値するんじゃないかって?あのね…野党の国会対策委員長ですよ。問責できるわけないでしょう!問責決議は、「国または地方自治体の議会において、政治任用職にある者(閣僚のこと)、または議会の役員(議長・委員長のこと)の責任を問うことを内容として行われる決議」ですから。

 つまり、その野党の国会対策委員長が、礼儀を知らない無法者なんだなだって?その人一人なら、「台頭」などという表現は使いません。もっと悪い国会議員がいたのです。
 議会開設120年を祝うために秋篠宮御夫妻が国会へ来られたのですが、天皇皇后両陛下の御入場を起立してお待ちになっておられた。(予定では、秋篠宮御夫妻はいったん着席され、天皇皇后両陛下の御入場の際に起立してお迎えすることになっていた)
 しかし、秋篠宮御夫妻は、そのようなキセルのようなことをする方々ではない。御入場まで、ずっと起立されていた。

 その時事件は起こった!与党の国会議員が…
 「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」と…!
 国会の予算委員会、本会議じゃないんだから…や、野次は御法度でしょう!しかも、宮家に対して!
 桜内文城参院議員(みんなの党)のブログに書いてあるんだから、ねつ造とかわい曲ではないでしょう。

 当該野次議員は、「秋篠宮たちが座らないと、国会議員が座れないとは言った。しかし、宮様に直接言うはずがないべさ」と…。つまり、言った事実は認めたわけだ。
 国会議員って、起立していることに耐えられないのですねえ!座りたくてしょうがない。そのため、非難がましい指図をするような野次を飛ばす…。「オレ様はこう思うんだから、言うよ!例え相手が誰であろうともね。日本は、言論の自由だから」ということなのでしょう。
 「非礼の極み」であることなど…教えても分からないでしょう。最近仕入れた名言…「教えなければ分からない奴は、教えても分からない」正しくこの非礼の極み国会議員がその代表例ですね。

 天皇皇后両陛下御臨席の式典に、携帯電話のスイッチを切らない、皇族に対して、非難・指図の野次を飛ばす…このような国会議員が跋扈しだした。…国民がしっかりしなければだめだぁ…。

 で…朝令暮改で申し訳ないが…中井洽さん(路チューさん。通称、蛤さん)は、「おもしろい、いい人だった」としましたが、元に戻します。ダメな人でした。秋篠宮様に、「早く座れ」と野次ったのが、実は蛤さんだった。すでに事件としては埃をかぶってしまいました。蛤さんとしては海老蔵サマサマ。マスコミの関心は、海老蔵に向かっていますから。
 蛤さんは否定しているが、いくら否定してもテレビカメラは見ていた。天皇陛下御夫妻が着席されると同時に、蛤さんが着席。残心というものがない。これは、失礼を通り越して非礼です。
 やれやれ、国会会期末…携帯電話と野次かよ。日本という国、政治がなくなってしまったのか…。

友愛をいうなら…同志を批判するなよ

2010年12月13日 | Weblog
 再選された仲井真知事…怒りは治まっておりません。普天間問題で、洗濯機に入れられて洗われるような思いをさせられたわけで…。誰に?もちろん、鳩サマ…つまり、鳩山由紀夫前首相に。

 鳩サマ…失礼ながら相変わらず浮世離れしておられる。鳩山ブラザーズ、小沢さん、舛添さん…集まってどうしようというのかねえ。鳩サマ、相変わらず…ではなくますますパワーアップしている!
 菅首相が「(内閣支持率が)1%になっても辞めない」と語ったという件について、「首相が言ったのではなく、(首相の)友達が1%になっても辞めないでくれと激励した」のだと…。そもそものニュースソースはどこですか?鳩サマ御自身でしょうがぁ!菅さんが言おうが、友達が言おうが、「1%でも辞めない」これって、国民の言うことなど絶対無視するぞ!ということでしょう。それを元総理が言う…。

 東大での講演も…中身のない理想論を言いたい放題でした。

 菅さんの最小不幸社会について…菅内閣が何をしたいのか分からない。もっと、鮮明に主張すべき。「最小不幸社会」と言っているが、最小という言葉と不幸という言葉が使われているから、暗ーい、イメージになる。「最大多数の最大幸福」といった方がよい。そのほうが「幸せを求めている政治」のように聞こえる。(この言葉の使い方は、悪くはない。しかし、首相ですから、きれいに聞こえる言葉だけではダメなのです。鳩サマ自身がそのことで辞めたことに気づいていないのか?)
 しかし、「最小不幸」というものを目指す社会が果たして本当に望ましい社会かどうか?理念に基づいた政治をしろよ、菅くん。(同じ党なんだから、菅さんに直接言えばよい。どうして、東大の講演で言うのか?)

東アジア共同体という構想も、なかなか今の政権においてどこまで重視をされていかれるのか、そこも見えづらくなってきている。(だから、見えづらいものを見えやすくするのが政府の一員としての鳩サマの役目でもあるんじゃないの!)
 TPP…私はアジアの一国としての日本の生きざまを考えた時に、より東アジアにおける友好協力発展というものを考えていくのが、日本の取るべき道と考えるが。(友好協力発展とは何を指しているの?言葉は美しいが、中身が何もない)

 尖閣の漁船衝突事件のビデオですが、なぜもっと早くに公開しなかったのか。船長を捕まえて、何日か勾留を延ばしながら釈放した。その判断が果たしてよかったのかねえ。菅総理は、最大最適な結論であったと申しておりますが、果たしてそうかな。(おいおい、どうしてそれほど菅さんを批判するの?あっ!そうか!小沢さんを引っ張り出すためには菅さんに黒星をつけなければならないからなのですね。了解しました)

 中国の漁船事件が起きた。メドべージェフ・ロシア大統領の国後訪問が起きた。このような問題が、起きないようにするための努力というものを行うことが大事で、そのために理念としての友愛というものをもっと政府としても堂々と掲げていかなければならない。(ロシアに友愛が通じると思っているところがおめでたい)

 …と、東大で講演した(ほんの一部ですが)。先輩総理大臣として、政府のあり方、総理のあり方を…ぜんぜん説いてない。菅さんの批判ばかり。どれもこれも実現不可能な理想論からの批判。無責任もはなはだしい。そういう批判なら、赤ちゃんを除く日本国民の全てができます。
 ・・・菅さんは心の中できっとこう思っていますよ…
 「ア、ア、アンタには言われたくないーッ!」

さあ、大人も勉強だ!世界一になろう!

2010年12月12日 | Weblog
 日頃から、「学力、学力、学力が大事…」お題目のように主張しているが、まさか自分の身に降りかかってこようとは!

 経済協力開発機構(OECD)が、国際学力テスト「学習到達度調査」(PISA)の「大人版」となる「国際成人力調査」(PIAAC)の準備を進めている。子供達のPISAの学力は、上海(都市としての調査への参加)、韓国、台湾、香港、シンガポール、フィンランドなどに遅れをとっている。これは大変困ったことなのですが…大人に学力テスト…これって?もっとも3年前から準備が進められてきていましたから、いまさら実施についてコメントするところではありませんね。個人的には、実施に大賛成です。

 各国の成人が、日常生活や職場で必要とされる能力をどれだけ持ち合わせているかを調べる。そして、雇用や生涯学習など各個人のライフスタイルを調べる。また、各国の経済成長への影響を検証する…
 このOECDのねらい…「豊かさ」「幸福度」との関連づけというほうが説得力があるとも思うがね。
 文科省は、「成人の能力と学校教育や生涯学習との関係を分析し、今後の施策に役立てる」のだと…。

 家人は、すでに高校時代の参考書を引っ張り出している。かく言う私は、漢検1級の問題集を復習しはじめた。気が早いとも思うが来年の夏の実施なので、あと半年しかない…。

 それで、どのような形で実施されるのか…
 1 日本を含む27カ国が参加する。
 2 実施は、2011年8月(結果公表は2013年)。
 3 対象は16〜65歳の男女。
 4 それぞれの国で、およそ5,000人を無作為抽出。
 5 「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」の3分野、および「属性調査(学歴、職歴等)」。

 OECDが例題を挙げている。
 1 読解力に係る例題:商品の取扱説明書を読み、その商品に問題が発生した時の解決方法を答える。
 2 数的思考力に係る例題:商品の生産量の表をグラフにする。
 3 ITに係る例題:複数人のスケジュールを調整して、ネット上でイベントチケットを予約する

 このような問題では、高校時代の参考書は役に立たないですね。漢検1級も。日々の暮らしの中で学び獲得した力、つまり「生きる学力」を調査する。
 どうやって抽出されどこで試験を受けるのか…
 住民基本台帳から無作為に抽出した個人宅を調査員が訪問。(調査員が持参した)パソコンを使って回答してもらう。属性調査は調査員が面接して聴取する。

 ワクワクしてきます。ガンバレニッポン!難敵は、韓国とドイツ。フィンランドも侮れない。フランス、イギリス、アメリカ…さらに、非OECD加盟国からロシアが参戦する。自信があるのか?チリもOECD加盟国ではないが参加する。欧米の大人は、PISA型のテストには強そうだなあ。アチーブメントテストなら、日本の勝利間違いなしと思うが。
 中国は参加しないのかって?OECDに加盟していないからなのか不参加です。中国の場合、海岸部と内陸の大人の学力差は大変大きいと思われます。つまり、平均化されてしまうと世界の上位には食い込めない。上海も参戦しない。北朝鮮ですかぁ?将軍様の言う通りにしなければ生きていけないので、「学力」など必要ないのです。餓死しそうな大人を捕まえて、「国際成人力調査」でもないわけで。

 ガンバレニッポン!
 ガンバレルカナニッポン!
 ガンバッテモダメカナニッポン!
 …「ガンバレ、ガンバレって言ったらダメ」といわれたこともありましたっけ。
 日本の子供の学力は世界の頂点から転げ落ちたまま。日本の大人!見せてくれ、大和魂!格闘するわけじゃないから、大和魂は見せられないって?そうか…。世界の政治家に、「国際政治力調査」をしてもおもしろい。日本の政治家…点数は伸びないでしょうねえ。