バッタモンのポタリング日乗

松本在住の自転車散歩・鉄道・旅など雑多な日記
  

高橋食堂のカツ丼ソース味

2025-03-08 19:31:16 | 昭和食堂

 そんなにしょっちゅうではないけれどたま~に食べたくなるものがある。その一つがここ高橋食堂のソース味カツ丼だ。いわゆる普通のソースカツ丼と違うのは卵とじカツ丼のソース味バージョンで、ここでしか食べることができない独特の旨さがある。店内に入るとカレーの匂いに一瞬誘惑されそうになるがここはカツ丼一択、カレーライスもキッチン南海に負けず劣らず旨いのである。カツ丼には大、中、小とあるが小でも一般的な量より若干少ないくらいなので自分には十分だ。

 食後はお約束の想雲堂でコーヒー時間。ベイクドチーズケーキ追加(^^)。店主からユーチューバーの「みのミュージック」というのが面白いという情報を得たので観てみよう。  

 

 

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まとい食堂と楽茶

2025-03-07 16:17:26 | 昭和食堂

 バスと電車を乗り継いできたのは温泉に入った後に旨いビールを飲もうという魂胆からだ。大和温泉から歩いて7,8分の所にあった「まとい食堂」は昭和の食堂そのもの。ここら辺では人気店らしくて12時40分頃でも外には2人のお客さんが順番待ちをしていた。前の青年がメニュー表を渡してくれたので見ると結構な品数があって悩む。常連客らしいいその東南アジア系の好青年にお薦めを聞いたところ「アベック丼」というのを教えてくれた。とんかつ+エビフライの乗った丼だそうで今となっては死語に近いネーミングが店の歴史を物語る。

 15分ほどで感じの良いお姉さんにカウンターへ案内されてとりあえずビール。アベック丼も魅力だが先日とんかつ食べたばかりなので、家では絶対食卓に上がらないしビールのつまみにもなるニラレバ定食を注文。先の好青年が右隣のカウンターだったので大盛りのアベック丼の写真を撮らせてもらったがボリュームがあってなかなか旨そうだ。左隣のおじさんをチラ見すると野菜炒めにビールとカレーライスという組み合わせでこれも旨そうだった。やはり人気店らしくレバーたっぷりのニラレバは今まで食べた中でも(そんなに回数は多くないが)1,2を争う旨さで、店が家の近くだったら全メニューを制覇したいと思ってしまう。「アベック丼うまい!」と書かれたオリラジ藤森慎吾さんのサイン色紙が壁に飾られていた。

 食後は八剱神社近くの元鉄工所をリノベーションしたという、壁が本で埋め尽くされた喫茶店「楽茶」へ。興味深い本もたくさんあり店主の多方面への好奇心が伺える。他にお客さんはいなく、座敷机エリアに陣取りつげ義春の漫画を見ながらコーヒー時間を過ごす。会計時に店主が「お客さん前にもきたことありますよね」「よく覚えていますねぇ」「ええ、そのデイパックに見覚えがあります」ケルティの枇杷色のティアドロップ型のだ。話の内容や顔より印象深かったのかな。まったりできる喫茶店です。

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大和温泉に入る

2025-03-06 20:29:23 | 温泉・銭湯

 街中の秘湯とでもいえそうなその場所はなかなか見つけにくく通り過ぎてウロウロしてしまった。入り口を見つけた時にはオイオイいいじゃないかこの雰囲気。諏訪地方には何か所か温泉銭湯があるが、その中でも気になっていたのがこの「大和温泉」だ。狭い通路を抜けると右の母屋が受付になっていて料金500円を払うと、お兄さんが当温泉の入浴心得を説明してくれた。まぁ常識的なことではあるけれど中には常識という言葉とは無縁な方もおられるのでしょう。一応写真撮影の許可を頂いていざ入浴。

 ちょうど昼近くだったせいか誰もおらず貸し切り状態。きれいに掃除されている脱衣所は浴槽のキャパに対してロッカーの数が多いけれど、二か所使わないと冬の衣服は収納できない。浴槽は1メートル×3.6メートルくらいだろうか?5人がやっと入れるくらいで、カランは無く洗うのは別の小さな湯槽から湯を汲んで洗うということだ。もちろんボディーシャンプーなどはない。少し硫化水素臭のする湯の温度は41度くらいだろうか、ちょうど良い湯加減で蛇口からはちょろちょろ湯が流れているので源泉かけ流しだろう。思わず極楽極楽という言葉が口をつく。

 この辺りは湯小路と名付けられているだけあって温泉が集中していてなかなか雰囲気のある一角だ。すぐ近くのレトロな建物は組合員限定の平温泉で一般は入れない。その裏にも一軒あるがそこも組合員限定だ。

 帰り際受付のお兄さんに礼を言うと母屋の中には竹内まりやの「駅」が流れていた。

 

 

 

平温泉

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岡谷の「はま善」

2025-03-02 20:00:45 | 昭和食堂

 グーグルマップに「食堂」と入れれば瞬時に周辺の情報が表示される。そんな機能に頼らなければ絶対に行くことのなかった食堂は岡谷の「はま善」。昭和風店構えからして期待が持てる。店名由来は先代が浜崎善一とでもいう名前だったのだろうか?とにかくそろりと引き戸を開けてみる。

 小上がり3席にテーブル2席とこじんまりしているがメニューは結構いろいろある。中でも特にとんかつ系が人気あるようなのでその定食を注文。出てきたのは厚さ2センチはあろうかと思われるロースかつ。旨くて食べ応え十分でこれが1050円とコスパが良いのはワンオペで人件費と家賃が価格に反映されていからなのだろう。次に来た時には何を食べようか?

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小さな旅:田沢温泉と五島慶太

2025-02-27 22:50:20 | 温泉・銭湯

 田沢温泉がある信州青木村には家から1時間そこそこで到着。今まで特に気にしていなかったこの村だが2020年、東急グループの礎を築いた五島慶太の記念館ができたということで温泉と抱き合わせで訪れてみた。

 「五島慶太未来創造館」と名付けられた館内は木の床の落ち着いた雰囲気で、五島慶太の軌跡や関連資料、渋谷や東急沿線の街をイメージしたNゲージのジオラマなどが展示してあり、彼の興味深い人生に触れることができる。しかもありがたいことに入館料無料だ。同じ建物内には歴史文化資料館もあり、郷里の俳人栗林一石路の句が展示してありこれも面白い。何となく山頭火を思い出す句だ。また、「夕立と一揆は青木から」と言われたほど百姓一揆が多かったのでその過去5回の一揆の歴史を記録した義民資料、昔の土器や江戸時代、昭和に使われた生活道具などが展示されていてとても興味深く、中でも昭和の道具は懐かしさいっぱいだ。

 見学後、少し上田方面に戻って「仁古田食堂」で昼飯にカレーうどんを食べた。ここは多分何を食べても旨いだろうと思いながら田沢温泉に向かって車を走らせ、来る途中で見かけた国宝大法寺三重塔に寄った。鎌倉時代に建立されたという塔は国宝にふさわしい立派なもので近くには栗林一石路の句碑があった「シャツ 雑草に ぶっかけておく」。

 田沢温泉は島崎藤村も逗留していたという木造3階建ての「ますや旅館」など3,4件のレトロな建物が並ぶ小さな温泉地だ。目的の「有乳湯」という公衆浴場の建物は新しいがこれもレトロな雰囲気の造りで入浴料は300円。4,5人の先客がいたが湯船は思ったより広く、そこから溢れ出ている源泉かけ流しの湯は少し硫化水素臭のする40度くらいでとても気持ち良く、日ごろ烏の行水人間でも長風呂ができる。洗い場は少ないがパーティションになっていてありがたい。

 帰りの車の中ではいつまでも体がホカホカしていた。

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