徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

R中のみんなに

2012-11-14 00:24:55 | テニス
前からみんなに言っている事なのだが、
先日、三度ワールドカップへの道を断たれたサッカーのU-19日本代表が、
負けた試合を見て感じたことと同じことを書いたコラムを見つけた。
そして、それがそのままR中に通じる事なので、
ここに引用したい。読むだけで何を感じてくれるか?
楽しみか?少し怖い感じがするが・・・・
下線を引いたのは私です。原文にはありません。


コラム:静かに敗れたU-19日本代表…なぜ3大会連続世界を逃したのか?
Goal.com 11月13日(火)19時0分配信

「なぜ、日本は3大会連続でU-20ワールドカップの出場権を逃したのか?」と聞かれても正直、要因が多すぎてうまく応えられない。
逆に言えば、「これが原因で負けた」と言えないからこそ、問題の根っこは深いと考えてもいい。
球際の強さ、ロングボール対策、ピッチコンディション、戦う気持ち…。どれも聞き慣れた言葉が続く。この中で戦う気持ちという面を挙げてみると、今回のU-19日本代表は驚くほど、練習中や試合中の声が少なかった。大人しい選手の集まりと言ってしまえばそれまでだが、強烈な個性をチーム全体に良い意味で波及させるキャラクターがいない。
チームワーク―。それは協調性がすべてではない。戦う集団として、勝利を目指している以上、お互いの主張をぶつけ合うことで、コミュニケーションを図り、よりチームを良くしていこうとする気概は必要だ。声が出ないということは、その気概が低いと受け取られてもおかしくはない。

例えば日本代表で本田圭佑がはっきりとした物言いで話すことは、単なるわがままではなく、もっとチームを良くしたいと思っているからこそ。そして、それ以上に勝ちたいと願っているからこそだ。元ACミランのガットゥーゾが見せる『気合いの儀式』も、その表れだ。だが、このチームは立ち上げ当初から声が出ず、練習中もずっと吉田靖監督の声だけが響く状態だった。最初はまだ、コミュニケーション不足からくるものだと思われたが、それは本番のAFC U-19選手権を迎えても変わらなかった。練習中は吉田監督の声が響き、試合中も劣勢に立たされると下を向く選手が多く、活発な声は挙がらない。
「もっと一人一人が世界に行くんだという気持ちを持たないといけなかった。初戦から選手間の声がなかった。自分は声を出すタイプなので、とにかく声を出しました。でも、勝っている状況や、良い試合をしている状況の中では良い声が結構出ているのですが、でも厳しい劣勢の状態になると、誰が声を出すのかという状態になる。誰かが出すというのがはっきりしていません。声が無いのも影響して、リスク管理という面で甘くなってしまう面はある」(DF・岩波拓也)
この言葉がすべてを的確に表していた。たかが声、されど声。静かなピッチには闘志は宿らない。球際の激しさも、ロングボールへの対応も、ピッチコンディションの難しさも、声を掛け合い、ピッチ上でのコミュニケーションが出来ていれば、十分にカバーできた。
なぜならば、日本はアジアの他のどの国よりも、技術の高い選手をそろえているからだ。能力はあるのに生かし切れない。これは今大会に限らず、ここ数年で敗れたAFC U-19選手権の3世代すべてに言えることだった。
最後のアジア突破となった2006年は槙野智章を中心に、うるさいくらいに声が出ていた。当時は何とも思わなかったが、今はそれがとてつもなく大きなチームの地であったことを痛感している。
敗因は一つじゃない。だが、その中で一番抽象的で、原始的な『声』の部分をあえて取り上げたのは、選手たちのコメントにいまだ進歩が見られないどころか、その声の部分が致命傷になっているからである。今回のAFC U-19選手権はそれを強烈に思い知らされた。

文/安藤隆人(あんどう・たかひと)
1978年生まれ。元銀行員の異色の経歴を持つサッカージャーナリスト。ユース年代を日本全国、世界各国取材し、『ユース教授』の異名を取る。今年1月に自身の取材活動をノンフィクションでまとめた『走り続ける才能たち 彼らと僕のサッカー人生』(実業之日本社)を出版。若き日の本田圭佑、岡崎慎司、香川真司などの素顔に迫った内容は、好評を博している。

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