イノシシもシカもカモシカも同じくらいの大きさの「ひづめ」を持っているので、足跡は見分けにくいのですが、イノシシの場合「ひづめ」の後ろに二つの副蹄の痕が付くことがあるので、見分けることが可能です。シカよりイノシシのほうが副蹄の位置がずっと低いからです。
折り尺50cmのところのササに、シカの食痕があるのがわかりますか? で、どこから50cmかというと、シカ柵からです。つまり、このシカは、シカ柵の外から、シカ柵の金網の間に鼻先をつっこんで、シカ柵の内側・シカ柵から50cmのところにあるササの葉を食べていたということです。中には70cmという食痕もありました。どのようにして、シカは食べたのでしょうか。
冬になると、湿地の水が凍ってダムのようになり、たまった水がダムを越えて、また凍り・・・でも、水だからできるだけ平面になりたくて・・・を繰り返し、まるで地面からスケートリンクが沸き上がってくるようです。その上に雪が降ったものだから、白い平原です。
白い平原の上をウサギが駆けていったようです。