乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

フェンスが守る植物群落

2012年09月16日 | 植物(草)

朝,とてもいい天気でした。でも,天気予報は夕方から雨。明日も雨。そして,今日は牧丘の巨峰の丘マラソン。きっと通行止めや交通渋滞で身動きがとれなくなります。
そこで,朝,起き抜けで乙女へ。


林道を走っていて,気づきました。

ところどころ,このようなフェンス(金網)が斜面を覆っています。落石防止のためだと思うのですが,こんなフェンスに覆われていると,シカが近寄れないからか,植物たちが元気に育っているのを見ました。
たとえば,こんな感じです。



斜面のフェンス,景観的にはお世辞にもよいとはいえませんが,たくさんの植物が元気に育っているのを見ると,・・・なんだか複雑な気分です。
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たくさんのマルハナバチがトネアザミに

2012年09月16日 | 昆虫
今日はたくさんのマルハナバチがトネアザミを訪れているのに出会いました。


まずはオオマルハナバチです。胸のクリーム色が強いので,たぶんオスだと思うのですが・・・




次に,ミヤママルハナバチです。やっぱり,夏よく見るみーちゃんより毛深くて,印象が違います。デザインは確かにみーちゃんなのですが・・・。みーちゃんのオスバチでしょうか?




最後は,この真っ黒さからして,コマルハナバチで,しかも,この大きさからすると,女王バチ。
コマルハナバチは季節的に一番早く「店じまい」してしまうマルハナバチなのですが,今頃までいるのかなあ。
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おいしい!

2012年09月16日 | 植物(草)
普通,花の蜜って,花の中央にありますが,
アケボノソウの場合,蜜腺は花びらの真ん中にあります。
花びらに緑色のつぶつぶが2つずつ見えるのがそうです。
アリが花を訪れて,盛んに蜜をなめていました。

この蜜腺の場所と形は,「なめる」口を持っている昆虫に有利です。
ですから,アケボノソウはハエやアブたちと契約を結んでいるようです。
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トリカブト

2012年09月16日 | 植物(草)
今日,草原の中を歩いていたら,そこを歩いていたご婦人から
「トリカブトは咲いていないんですか?」と尋ねられました。
確かに草原の中にトリカブトの姿はありませんでした。
これもシカの仕業なのでしょうか。

でも,湿地にいくつか咲いていましたよ。
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これでもモミジ

2012年09月16日 | 植物(木)
この実の形は・・・モミジ(カエデ)のものに間違いありませんよね?
ところが,葉の形を見ると・・・・どう見てもモミジには見えません。
でも,これでもれっきとしたモミジの仲間で,その名もヒトツバカエデといいます。
黄葉がとってもきれいなんですよ。
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