乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

ついに見つけた!

2017年08月06日 | 昆虫

「イモムシハンドブック」という本があります。3巻まで出版されているのですが、2巻の表紙に、黒地に黄色いストライプが入り,節々から1本ずつ細長いヘラのようなものが出ているイモムシの写真が載っています。「なんてヘンチクリンなイモムシなんだ、見てみたい!」と思っていたのですが、ついに、願いがかないました。

もっとも、見つけたときは、「ヘラはついているけど、色とデザインがだいぶ違うから、似た種類かな」と思っていました。

ところが、家に帰って「イモムシハンドブック」で調べたところ、黒-黄になるのは終齢幼虫で、中齢幼虫は「鳥糞様」とあります。なるほど、白いところと黒っぽいところがあって、鳥の糞に見えないことはありません。図鑑に書いてある「ミズナラやオニグルミの葉を食べる」というのとも一致します。ミズナラの木の下で見つけましたから。

ハンノケンモンという名前です。名前も変わってます。

 

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ちっちゃすぎ

2017年08月06日 | 植物(草)

近くにおいたものさしと比べてみてください。

こんなに小さな花・・・コケオトギリというそうです。

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音を楽しむ自然観察

2017年08月06日 | 昆虫

マルハナバチたちは、種類によって微妙に羽音が違います。

一番低いのは、このオオマルハナバチです。ブーンという感じです。

ところが、オオマルハナバチがタケニグサを訪れると、ピーン(キーンとも聞こえる)という、とても高い音を出して(つまり、それだけ高速回転で)羽根を震わせます。

すると、タケニグサの雄しべの柄がこの振動に共振して、たくさんの花粉が雄しべから振り落とされるのだそうです。

そうやって、マルハナバチたちはタケニグサの花で花粉を集めます。

バズ・ポリネーションというそうです。

耳を近づけると「ブーン・・・ピーン・・・ブーン・・・ピーン」という、マルハナバチが働く音が聞こえてきます。

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