揚げ売りをするようになって家で朝ご飯を食べないようになった。
急いでいて食べる時間がないのだ。
そのお陰で4キロぐらい痩せた、今のところやけど。
今朝のこと、さて行くかと準備をし階段を下りていると
なんとふたつのおにぎりが階段に置いてあった。
昨日のアサリの炊き込みご飯。
そして横には封をしたままの味付け海苔マンが。
あらうれし!
子供の頃、炊きたてを塩で握ったおにぎりを思いだした。
何個でも食べれるぐらい好きだった。
しかし、今朝のは昨日の残りだったからかなりベチャっていた。
よく見ると中までベチャ、まるで団子。
参った、僕はベチャは大嫌いだったから。
後、ひとんちのご飯やお茶やお味噌汁など、
家によって決まっている基本の味がするようなのは今でも苦手だ。
一瞬コンビニのゴミ箱が頭をよぎった。
あぁいかん、いかん!
親の行為をこの歳になってむげにするなんて!
こんな事はもうあんまりないかもしれないからと、気をとり直し飲むように食べた。
もう必死でかっこんだ。
窒息しそうになってお茶で流し込む込む。
1個目・・・オゥ・・2個目・・・オゥゥゥ
がんばれ俺!オーレ!オーレ!
はー
お腹は落ち着いて乱れた心も落ち着いた。
裏切らずにすんだ・・・と大袈裟にもホっとした。