驚異的な台風が去った後から約一週間。
もう,メトロのことだから濁りも増水もないだろうと思っていた。だが,とにかく天気予報では午後から雨である。
最初は「釣りに行かない...でも,辛い」と家族に漏らしていたが,やっぱり行ってみることにした。
まずは,好調が伝えられているはずのポイントに。
たしかに,常連のAさん,お久しぶりのTさんが居らした。
しかし,その惨状たるや尋常ではない。
ゴミの下で金属製の柵が折れています。
これでは安全柵の意味がありません。
さらには濁流が轟轟と流れています。
日の出から頑張っているというお二人は,僕が着いた8時30頃には「戦略的撤収」をされていた。うーん,これは僕も厳しいので移動しよう。
そこで思い出したのが,9月の台風のときのことだ。そうだ,あそこへ行ってみよう。
途中,河川敷の公園が消えていたり(ベンチやネット,モロモロ破壊されていました),崖がえぐり取られていたり,「オールリセット」されるリバーならではの恐怖と脅威に驚くばかり。
神宿る,168L/BFS-2。そしてSS-SVでフロロ8LBのみで勝負。
ポイント移動すると,運良く9/18のときと同じような状況。気温は低いが水温はやっぱり低くない。これがメトロたる所以だ。
いくらなんでもノーシンカーではない様子。
さすがに流され過ぎるので,今度はスモラバにすると一発で根掛かり。
そして左隣の人が50UPのナマズをソウルシャッドで釣っていた。
「いいですねえ,ナマズ」と話しかけたが,ナマズが嫌いのようであまり話が盛り上がらない。
僕は,なんとなく「アピール強めかも」と考えて,ジグヘッドワッキーに変えてみた。
フリック4.8インチ。一番重いシンカーの対カバー用のヘッド。
とりあえず,反転流に投げてみる。おお,引っかからない。そしていきなり「グン」とキタア
ドバーン ズバーン タイガーフィッシュ特有の縦ジャンプ炸裂。しかし,僕の手にかかればあっというまにゴボウ抜きです。
この尾びれが半端ない。まさに渓流魚のようだ。このパワーがとにかく桁外れ。
サイズは33cmというところだが,実に10/1以来の魚(その後連続出家を食らって,連続釣りに行けなかった)なので,嬉しい。
いや待てよ。これは「ジグヘッドワッキー」初フィッシュである。ラージも釣ったことがなかったんだよ,実は。
よし,自慢写真だ。
元気がよすぎて尾っぽが反り返るんだよね。
ご覧の通り,カッパを着て・ブーツを履き・ライジャケ着用。フル安全装備である。
いやいや,雨の降る日はこれでしょう。
リュックをフルカバー。これで中身が濡れない。
10時に1匹目が釣れたのは幸運だったが,その後バイトがない。
とっかえ引っ変えやっていると12時になった。昼マズメタイムだ。
よし,今度はファット・ヤマセンコー3インチ(ウオーターメロン)・スプリット5BB仕様でどうだろう。
流れに任せてドリフトする。手元にルアーが来ても水が濁っているので魚に警戒されないぞ。
そして,警戒しない魚は「ムウ」という違和感を竿に伝えて,フルパワーフッキングが決まった。
ジャスト35です。この尾びれが本当に素晴らしい。
これまた嬉しいので自慢写真を撮ろう。
2匹釣れたらマグレではなかとデスタイ(by 左門豊作)。
それにしても,ヤマセンコーに2017年はお世話になっている。真夏の入れ食いもすごかったが,秋が深まっても効果絶大だ。
2017年の冬は,センコーシリーズも貴重な戦力になっていくのは確かである。
その後,1回アタリがあるものの,14時には雨が強くなってきたので退散した。
さすがに濡れた護岸では危ないし,何より寒いです。手がかじかみましたヨ。
それでも,やっぱりバス釣り大好きであることを自覚した自分。
そういえば,2匹目のゴボウ抜きでは「ヨッシャアー」と,今江プロのような雄叫びを発してしまった。
だが,こういう体験ができるのもバス釣り。
さあ,次回からは11月のメトロリバーを攻略するゾナモシ。