懲りずにまたやってきた。
釣り納めである。メトロリバーでの釣り納めは,もはや修行。なにしろ釣れた記憶が1回しかない。
修行ポイントと名付けよう,ここは。そのぐらいに厳しい。とにかく可能性はあるのだ。いや,ありそうなのだが。
朝9時から14時10分まで。暴風になって止めましたけど。
今日はマジでノーバイトの猛攻 ただ,他の釣り人がデカイナマズを釣っていた。かなり満足らしい。いや,聞いていないけど雰囲気でわかるのだ。
実際満足されたようで,釣ったらあっというまに竿じまい。ああ,もう羨ましいなあ。なぜに僕にはアタリすらないのだろう。
いやいや,修行だった。釣れないことがこれで確定した。2022年度にこの修業ポイントに来ることは当分ないだろう。
シャローブッシュを撃ってみる。無駄だけど。
無駄を承知でやってみると,フナは居た。でも,やっぱりバスはいない。水も冷たーい。
メトロリバーの真冬は水温10℃以下にならないはずが,手を入れてわかる限り10℃以下。これは厳しい。実際,12月にバスが釣れている人を見ていない。
修行が終わった。2021年度もコロナ禍であり厳しい環境にあったが,ほぼ毎週釣りに行けただけでもよい。
釣りに行くたびに感じているのは,ああ,自分は自然の中にいるのが好きなんだということ。管理釣り場で釣果を求めるのはヘラ釣りのときから性にあわないと感じていたが,やっぱりその通りなのだと。
釣り堀自体は否定しない。むしろ肯定する。しかし,僕にはなじまない。それだけのことがよりはっきりした一年であった。
そして帰宅すると嬉しいものが届いていた。
それは,哲さんからの贈り物だった。リンゴ一箱。ありがとうございます。
お礼の電話をすると,哲さんは創作活動に燃えているようだ。
「寧ろ拙なるも功なるなかれ」という有名な書の言葉を贈ったが,そういうことなのだ。
釣りも同じく。けして結果のみを求めず,過程を楽しむ。それでこその釣り。趣味としての釣り。
そして今日大晦日。
2021年が無事終わろうとしている。激動の2021年。社会人になって30年が経過してしまった2021年。走馬灯のように思い出すのは釣りばかり。
それでは,みなさんにおかれましてはよいお年をお迎え下さい。
来年もよろしくお願い致します。