ワグネル・プリコジンの気持ちをそのまま代弁しているようなシーンを『ゴルゴ13』で見つけた。
そうなのだ。「俺たちは捨て駒か」という怒りがあったはず。
以下は,オズマなりの予想と解釈である。けして事実でない。あくまで想像である,として参考までに。
【ベラルーシはロシアに借りをつくり,ワグネルを利用するのでは?】
- ベラルーシ・ルカシェンコ大統領は,ロシアに対する恨みを持っている。旧ソ連時代のウクライナ・チェルノブイリ原発事故のせいで,国土が使えなくなった。
- 独裁政権と言われているが,公式人口はわずか926万人。東京都よりも人口は少ない。
- 隣国がウクライナということは,ウクライナとロシアとの戦争はけしてベラルーシにとっても他人事でない。
- そこへ,運良くワグネルが反乱を起こしてくれた(たきつけた可能性も否定できない)。
- そして,想定されていたように「戦力で圧倒的に劣る」ワグネルを「落ち着かせた」と世界にアピールする。
- この時点で,一つロシアに「借り」をつくった。「流血事件にならなかったのは,ルカシェンコのおかげだぞ」と言える。
- ワグネルには「いまは我慢のとき。戦争は奇襲こそが効果的 戦力を客観視し,冷静になって再度挑戦を」と言っている。
『ゴルゴ13』の読み過ぎで,政情不安に対しても素直に解説を聞けなくなっている。NHKの畔蒜(あびる)解説委員が出てきたときには「こんなことは俺でも語れる」と感じた。
ちなみに,NHKの解説委員たる畔蒜(あびる)氏の漢字はすぐに読めなかった。できればルビを入れてほしいものである。