あまり釣れたことがないとわかっているのに出かけてしまう「朝マズメ」。今回の釣行でも,マズメだからといって活性が高いわけではなかった。いや,プリスポーンで神経質になりかけているパターンであったのだろう。
また,「釣りキチ」とはどこまでをいうのかといえば,僕はまさにその範囲だろう。もはや「趣味」ではない。釣りにいかないと悶々としてオカシクなってしまうのだ。そうだ,この記事を書いているときにはあの牧伸二(「あーあ,やんなんちやった」のウクレレ漫談)さんが多摩川に飛び込み死んだという。78歳で飛び込んでしまうとは....悲しいものだ。
そんな自分は今日も懲りずに水郷出撃。前日が休みなので就寝は21時30分。それでも眠れるから不思議だ。だが,マズメに行きたくて,真夏でもありえない2時に東京を出た。
途中便意をもよおしたのでキレイな公衆便所で用をたす。これでスッキリ勝負できる。今日は翌日仕事なので当然午前中限定だ。できるだけ早く帰って体力を温存しないとネ。
だが,結論から言えば,6時45分までなーんも起きなかった。よく,「マズメの高活性」というが僕はあまり経験していない。それよりもやはりバスは日が昇ってからの勝負ではないかと思えた1日だったのだ。
そんなわけでいろいろ回るが,真冬に下見しておいた浚渫ポイントに移動。足元から深くなっているのは確認済みだが,ここで手にしたのはクランクベイト。それもクラシカルリーダーSRである。スピナベではないのだ。
さっそく動かしてみると,意外や意外,なぜか釣れる気がしてきた。すると不思議なもので,クランクをストップさせてライジングさせた瞬間に...足元から...
「ガボオ」
GOODサイズがバイトしてきた。同時に,ブルーマイスターという剛竿は引き抜いていた。
ちょっと奇形かな。それでも嬉しい釣れ方だった。
朝から3時間近く釣れなかったので記念にもう一枚。
シーバスみたいだね。
その後,この「ライジング」パターンはあたった。実に5バイト以上を得たのである。しかし,最後の突き上げの部分でバスが反転してしまい,フッキングできない。かといって潜らせたママのクランキングには反応しない。ミノーでもまったく同様で,アタマをひねりにひねってみた。
そうか。浮かして反応するのなら,逆はどうかと。ただし,ワーム単体ではアピールが弱いしだれもがやっているはず。なによりやる気がしない。単調な釣りになりがちだが,ブルーマイスターならばキビキビしたアクションをジグスピナーに入れられるはずだ。
そしてリフト&フォールで探る。答はすぐに出た。
「グン」「バシュ」「ドババン」
これでも35UPの連続なんです。計70cmです。
この1匹も写真の通りプリの個体。先行者がライトリグでやっていて反応がないのに後ろから釣ってしまう感動。思わずガッツポーズしてしまった。先行者の方ゴメンナサイ。
しかしこの方法もまた,浚渫エリアでのみ反応があるが,やはり最後のひと押しが足りない。こちらの体力も朝4時から歩き続けてクタクタである。時間も10時になってしまった。あと1時間で帰ろうか。
最後に試したかったのがネコリグ。一応季節が進んでいるし,もしかしたらシェードに居るかもしれない,ということで,カットテール・ブラック5インチをスキッピング。SVSベイトフィネスはキャスコンガッツリ締めてぶっとびだ。
しかしいきなり根がかりのようである。妙に重い。しかも動く。なんだよこれ...って,バスだったよ
「バシャバシャン」
ネコリグはマスバリのせいなのかバスの暴れが激しい。でも,ライトラインなので引きが楽しい。それも結構重量があるんですよね。
33cm。やはりプリスポーン。2013ベイトフィネス初フィッシュ。
これで計100cm超え。レフトハンドでも大丈夫だ。
時計を見ると10時40分。片付け時間(僕はクルマに投げ入れたママにしないので),さらには昼寝の時間も考えるともう帰宅した方がいいだろう。3匹なら十分満足だ。
ブルーマイスターとエアレギウス。
対極的な2本が功を奏したのか。
これでGW前半戦は終了である。
まったく渋滞もなく,朝より速く東京に帰還できた。利根川高速も暗くないぶん安全というか...。また,浚渫ポイントで粘ったのでガソリンもほとんど減らず,だいたい正解だっただろうか
さて,次回はGW後半。プレッシャーに押しつぶされて出家するか,それとも今日の結果を生かして炸裂するか。
これで,オズマの2013シーズンはいよいよ本格化してきた...と思いたい。ともかく,リミット達成にはあとひと押しの技が必要だ。一応仕込みはしたゾ。