結局はスプールBBを「ミネベア」汎用品,ドラグワッシャは「UTD純正品」へ戻した。
魔改造。
それはまさしく「魔が差した」ともいえる改造であり,諸刃の剣である。
中古で14000円あまりで購入したのはよいが,ドラグ純正戻しに3000円弱,ベアリング交換に500円はかかった。手間賃は,ともに「気が大きくなりすぎない程度のアルコール」が必要だったが。
だが,実体験で得られるものは代えがたい体験である。
素人として一番苦労したのが「ベアリングサイズ」を見定めること。
幸いググると,ヘッジホッグスタジオに対応表が掲載されていた。
SS-SVで必要となるのは「通称 1030」と呼ばれる汎用サイズ,つまりはJIS規格である。
そこで,ここからは「ベアリング 1030 通販」などで検索する。
なんのことはなく,アマゾンで普通に売っている。それも,1個300円するかどうかという価格。
とにかく今回のSS-SVのベアリングは摩耗が酷いのか「回らない,うるさい」と最悪。実際,キャストして飛ばないという事態でもあった。
そこで意を決してベアリングをまずは4個購入。アマゾンポイントがじんわりたまっていたのだ。
交換は,例の「HEDGEHOG STUDIO スプールベアリングリムーバー Type:R」にて行う。相変わらずスプール軸のBBはがっつり嵌っているので,いろいろな方向から入力して抜き出した。
そしてBB交換,UTD純正ワッシャー(写真はないが,黒いもので400円)に戻す。
ドラグがしっかり効き,スプールから異音が消えた。回転も文句なし。
ミネベアについての評価は,ミニチュアベアリングで世界一のシェアを誇る事実が安心感。
もちろん「リール用」を購入してもよいが,安価な方法を探していたのだ。
それにしても,このリールを魔改造した人は,やはり「UTDドラグの締め方」を知らない方だったのだろう。しっかり締めれば締まるし,何も問題ない。
これでついに「防水性」「回転性能」すべてにおいて満足いくものが出来た。
よし,年賀状作成も終わったし,明日12/23は久々にニシネ師匠と釣りに行ってくるか
スプール軸BB交換後。微調整して大回転。異音なし。
サイドカバーBB交換後。極めて簡単で異音なし・よい回転に。