バス釣りのラインといえば,アプロード。
そんな図式が出来上がったのは1990年の秋だった。
それまで使っていた東レ・ソラローム・ウルトラ,ブッシュランナーなどを遥かに超える耐摩耗性。テトラやら石垣に巻かれても切れないのは絶大なる安心感となって,いまに至る。もう,30年前か...。
メトロリバーでは,スピニングの基本はフロロ4LBに落ち着いている。それも,磯釣りでいう「逆転釣法」を身につけてから,4LBでも時間をかければテトラとの戦いに屈することがなくなった。
だが。
他に良いラインがあればそれに越したことはない。しかし,ないのだ。老眼になって視認性が必要となり,なにより操作性の面で,このラインカラーは,八郎潟のようなマッディ水域のみならず,クリアであるメトロリバーでも僕には必須である。
このライン,とにかく店頭販売がないに等しい。数年前までベリーの一部店舗では見かけたが割安ではなかった。いまは,探して半額セールをしているところからネット通販で購入している。
150m巻なので75mで2回使える。僕はスピニングでも「裏表」で使うので,1個で4回使える。つまり,1個で1ヶ月の釣行ができるというレベル。だから,本当は買いだめしなくてよい。
しかし,こういうものは廃盤になることが多い。とにかく人気がないようで,半額セールのことろでもいまは在庫があるようだ。もっとも,8LBなどは半額ではない。スピニングメインとする僕の釣りに欠かせないから購入しておく,ということだ。
アプロードは,FX(蛍光ブルー),VX(茶色のカモフラージュカラー),初代GT-R,F1(蛍光緑;短命だった),GT-R-MUD-MAX(抹茶色),SUPER-GT-R,GT-R-ULTRAと,ナイロンについては新製品が出るたびに潮来釣具センターで購入していた。いま考えると,猛烈な勢いで釣行していたし,水郷なのにベイトで12LBナイロンなんていう細い号柄を使っていたので,なおさら変更が多かったのだろう。
メトロリバーにきても僕のアプロードへの信頼は変わらない。
さあ,腰痛に悩まされた一週間だったが,果たして次の休日に体調は回復しているだろうか。