LEDは発光効率が良く、照明の低電力化に大きく寄与した。技術革新の象徴とも言える。発光効率とは1Wあたり何ルーメン(光束の単位)の光を出せるかというlm/Wで表される数値である。エジソン以来長く使われてきた白熱電球はたったの約15 lm/W、電力の約98%は熱になる。蛍光灯は40~100 lm/Wである。これらに対し現在LEDは150 lm/Wを超えるものが商品化されている。白熱電灯の約10倍になる。因みに発光効率の理論的限界値は 683 lm/W、LEDでは260 ~300 lm/Wとされる。
一方、電気毛布はほとんど変わっていないように見える。電熱線を毛布にめぐらしたローテクの基本構造は昔と全く同じである。昔、使って気に入らなかったのでずっと使っていなかったが、最近、冬の掛布団のかさ高さが気になりだし、日立製の電子コントロール毛布というものを購入した。それが思いのほか、快適であったのでご紹介したい(知らなぬは私だけで、多くの方はご存じかも知れない)。購入した毛布は室温によって電力を制御する機能がついている(安価のものを除きこの機能は一般的なようであるが、制御機能には違いがあるかもしれない)。
電気毛布は敷用と掛け用がある。購入したものは両用だが、私は掛け用で使っている。それは掛布団を薄くするのが目的であるからだ。冬、掛布団を厚くするのは上からの放熱を防ぐためなので、厚さを少なくする代わりに電気毛布で放熱を防ごうと考えたわけだ。また毎日の気温の変化に応じて掛布団や毛布の調整が面倒であったが、それを止めたかった。
しかし室温による制御のおかげであると思うが、コントローラーの設定は一定(私は最低)のままで毎日の気温の変化にほぼ対応できる。それで対応できないような大きな変化の時だけコントローラーを調整すれば足りる。また就寝時20℃くらいの室温は朝10℃前後になるが、これにも室温制御は有効のようあり、朝、寒くなることはほとんどない。制御が的確である。私は肌布団の上に電気毛布、その上に毛布か肌布団くらいの薄い布団を使っているが、軽く、実に快適である。また、かさ高い布団や毛布の多くが不要になりそうで、そのスペースも空く。
電気毛布に対しては体によくないという意見が多くある。体温を不自然に高めてしまう、あるいは電磁波が有害などという。この程度の電磁波はほぼ根拠のないことなので無視してよいと思うが体温の方は使い方次第だと思う。敷用に使う場合は体は下から直接加熱を受けるので睡眠時に必要な体温低下が難しくなる、というのは理解できる。しかし掛け用の場合は体を加熱するというより、体の上部への放熱を緩和するという意味が強く、断熱効果の大きい寝具で覆うのとあまり差がないように思う。ただ若い人は温度変化に対応する能力が高いので、恐らくこんなものは必要ないかもしれない。いやあまりに快適な環境は対応能力を損なう可能性もある。だが幸いなことに高齢者にその心配は無用だ。
電気毛布はなぜか敷用が多いようだ。これだと下から加熱するので熱の効率としてはよい。しかし熱が体に移動しやすい分、温度設定などの使用方法が難しいように思う。まあどちらの使用でも電気の消費量はごく僅かである。私はかつて下からの加熱が不快であった記憶があり、また現在の掛け使用が快適なので敷用としては試していないが、現在の製品は制御が上手くなっているのかも知れない。
一方、電気毛布はほとんど変わっていないように見える。電熱線を毛布にめぐらしたローテクの基本構造は昔と全く同じである。昔、使って気に入らなかったのでずっと使っていなかったが、最近、冬の掛布団のかさ高さが気になりだし、日立製の電子コントロール毛布というものを購入した。それが思いのほか、快適であったのでご紹介したい(知らなぬは私だけで、多くの方はご存じかも知れない)。購入した毛布は室温によって電力を制御する機能がついている(安価のものを除きこの機能は一般的なようであるが、制御機能には違いがあるかもしれない)。
電気毛布は敷用と掛け用がある。購入したものは両用だが、私は掛け用で使っている。それは掛布団を薄くするのが目的であるからだ。冬、掛布団を厚くするのは上からの放熱を防ぐためなので、厚さを少なくする代わりに電気毛布で放熱を防ごうと考えたわけだ。また毎日の気温の変化に応じて掛布団や毛布の調整が面倒であったが、それを止めたかった。
しかし室温による制御のおかげであると思うが、コントローラーの設定は一定(私は最低)のままで毎日の気温の変化にほぼ対応できる。それで対応できないような大きな変化の時だけコントローラーを調整すれば足りる。また就寝時20℃くらいの室温は朝10℃前後になるが、これにも室温制御は有効のようあり、朝、寒くなることはほとんどない。制御が的確である。私は肌布団の上に電気毛布、その上に毛布か肌布団くらいの薄い布団を使っているが、軽く、実に快適である。また、かさ高い布団や毛布の多くが不要になりそうで、そのスペースも空く。
電気毛布に対しては体によくないという意見が多くある。体温を不自然に高めてしまう、あるいは電磁波が有害などという。この程度の電磁波はほぼ根拠のないことなので無視してよいと思うが体温の方は使い方次第だと思う。敷用に使う場合は体は下から直接加熱を受けるので睡眠時に必要な体温低下が難しくなる、というのは理解できる。しかし掛け用の場合は体を加熱するというより、体の上部への放熱を緩和するという意味が強く、断熱効果の大きい寝具で覆うのとあまり差がないように思う。ただ若い人は温度変化に対応する能力が高いので、恐らくこんなものは必要ないかもしれない。いやあまりに快適な環境は対応能力を損なう可能性もある。だが幸いなことに高齢者にその心配は無用だ。
電気毛布はなぜか敷用が多いようだ。これだと下から加熱するので熱の効率としてはよい。しかし熱が体に移動しやすい分、温度設定などの使用方法が難しいように思う。まあどちらの使用でも電気の消費量はごく僅かである。私はかつて下からの加熱が不快であった記憶があり、また現在の掛け使用が快適なので敷用としては試していないが、現在の製品は制御が上手くなっているのかも知れない。